Arata

LIAR GAME シーズン1のArataのレビュー・感想・評価

LIAR GAME シーズン1(2007年製作のドラマ)
5.0
久しぶりの鑑賞。すごく面白かった!
初めて見た時は、ソウシリーズの便乗くらいにしか思ってなかったけど、改めて見てみると結構深いとこ突いてる。ライアーゲームは社会の縮図であり、ナオといううぶで真っ直ぐな少女はそんな社会のなかで最も美しく尊い存在なんだ。

普通の人は嘘をつくし人を簡単に信用しない。生きていくうえで仕方ないことだと誰もが気づき大人になってしまう。しかしナオはそれに気づいてもなお、人を信じ、平和を求め続ける。損するばかりでいいことないのになぜ?彼女の執念をとても理解できないと感じた時、観客は己の醜さと彼女の尊さを知る。そして現るラスボス北大路欣也。観客は主催者と同じ目線でドラマを見ていたことに気付かされる。そして主催者と同じように彼女に希望を感じずにいられないのだ。

一話と最終話でナオが同じ台詞を言う。
「バカ正直で何がいけないんでしょう?」
一話では「は?」という感じの松田翔太。
だが、最終話では「いいんじゃねーの」と答える。つまり、そういうドラマです。
人間不信の人にこそおすすめ。ぜひ!
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