ガルベス

ウイニング・タイム -レイカーズ帝国の誕生- シーズン1のガルベスのレビュー・感想・評価

4.2
NBAのロサンゼルス・レイカーズを買収した型破りなオーナーが、スーパールーキーのマジック・ジョンソンを獲得するなど1980年以降の黄金時代の礎を築き上げていく原初を描いたドラマ。

チームを強くするためならなりふり構わないオーナーの綱渡りのハラハラ感や脅威の新人ながら屈託のないマジック・ジョンソンとチームの大黒柱かつ黒人差別の歴史を熟知するカリーム・アブドゥル=ジャバーとの対比と分かり合っていく様が見所。

ヘッドコーチとして地位を築いたはずのマッキニーが怪我で不在の間に、頼りなかったはずの代役コーチが健闘して寝首を掻くカタチとなってしまう皮肉な展開も見もの。

1980年前後の時代の雰囲気を濃厚に漂わせた映像の質感の高さ、第四の壁の多用などアダム・マッケイの才能が冴えに冴え渡っていて大傑作。
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