自殺を考えて躊躇している人間は
実行するのか辞める理由が出来るか
どちらかが確定する決定的な瞬間があるが
そのどちらにしても
自らの意識外の方向からの要因が必要だ、
生きるにしても死ぬにしても
最後の後押しをいつも欲しながら生きてる。
1話冒頭の自殺をすんでのところで躊躇するシーン
そこで度肝を抜かれた。
(この人､どこでこれを見て真似たんだろう)
実際に試したことがあるか
目の前で見たことがあるかの
どちらかとしか思えないほど
所作や流れが完璧な演技だった、
分かり過ぎて懐かし過ぎて
なんか笑ってしまいそうになった。
ラストだけ不満だ。
残酷ながら不意に気楽なストーリーを積み立ててきたのに
最後の最後で綺麗事のハッピーエンドなのは
少しだけ残念だった。
フィクションがフィクションのまま
遠くの方へ消えていってしまった感覚だった。
