ラベンダー

光る君へのラベンダーのレビュー・感想・評価

光る君へ(2024年製作のドラマ)
3.9
源氏物語も紫式部も大好きなので、今回の大河はとても楽しみにしていました。吉高由里子さんはまだ登場しませんが、子役の愛らしい中にも意志の強さを感じさせる演技がとても良くて、まだ当分彼女の物語を見ていたい気持ちになりました。現代以上に生き辛い平安時代の貴族達の生活。意外にも学問に熱心な人は少なくて、能力よりも生まれついての身分や家内の家柄次第でその後の役職も取り決められてしまうのですね…。紫式部や父親の為時のように、漢文や書物が純粋に好きで学ぶ意欲がある人間はあの時代でも稀有な存在だったのだろうかと驚きでした。一話の最後に想像もしていなかった出来事が起こるので、この脚本は心穏やかに見れそうもないかなと、、、さすが大石静。

紫式部に吉高由里子、道長に柄本佑とそれだけで既に十分なので、あまり波乱を起こしすぎないでほしいです。