「家庭教師ですから」の一言で他人の家庭の深部にまで入り込むのエグいなと思いながら、最後まで観てみた。
トラコの言う「正しいお金の使い方」に、どうも納得出来なかったんだけど···。問題解決に行き着かないただの提供を、“正しい”と言っていいものか。拗らせまくったトラコの言い分がまた同情を誘っているようで、うーん···ちょっと入ってこなかったな。
そのトラコの秘書をしていた福多。あらゆる事でトラコの力になり尽くす福多が過去にしたことが、ゴメンで済まされるレベルの事じゃなくて、結構引いた。あれは、越えてはいけない一線を越えてたと思う。好意も罪悪感もあって協力していたっていうのは、トラコを傷つけるのに十分だったと思うな。
自身の過去を乗り越え、本来の自分を取り戻したトラコ···の最終回がまあびっくりする程、面白くなくて。こんな一気に魅力の欠ける主人公も珍しいなと思った。
