このレビューはネタバレを含みます
あのドキュメンタリーを作った以上このドラマもネトフリで流すべきじゃないかな。
事件までのキャサリンの負担がこんなにきつかったとは知らなかった。
ドキュメンタリーはとにかくマイケル寄り過ぎて、逆にマイケルへの疑念を強くした視聴者もいたけれどシンパシーを感じてしまった人も多かったと思う。長く取材したからと言って肩入れしたりしないドキュメンタリー製作者たちもいるわけで、この人たちはプロじゃないと思う。検察側についたキャサリンの妹たちや血縁の娘に拒否されたのかもしれないがとにかく被害者目線が欠如していて彼女たちを悪者に見えるように編集されていてすごく嫌な気持ちになったので、そこを公平に描いてくれていることを期待して見ることにした。
ただ、ドキュメンタリーの最後のマイケルのセリフを知っているのと知らないのとではまったく見え方が違うと思う。
ドキュメンタリーは有罪判決の後の空白期間については詳しくはなくてそこの穴埋めがあったのはよかった。またドキュメンタリーで出てこなかった家族の背景があったのと取材班を外から描いていること、ソフィの関与についても詳しい。無実の可能性があると思いながら見てもソフィは偏り過ぎてた。ビノシュが出てくるたびに嫌な気持ちになってしまった。でも6話からは知らなかったことでいっぱい。
一枚岩に見えてた子供たちも内心はそうでもなかったようだ。
期待したキャサリンの妹たちや娘の掘り下げはなかった。
事件の真相は不明と言えるだろうがマイケル・ピーターソンは病的嘘つき。
コリン・ファースはあの男のイヤーな感じをよく演じてた。
見てない方にはドキュメンタリーをぜひ見てほしい。