⚠そのシーズン分けで「スコア5.0〜1.0」の得点を付けていきます。
スコア5.0→全話鑑賞=絶賛オススメ!
スコア4.0→全話鑑賞=普通オススメ!
スコア3.0→全話鑑賞=少しオススメ!
スコア2.0→途中リタイア!
スコア1.0→1話リタイア!
映画のスコア付けとは少し違います。
ご了承下さい。
【2022年9月期ドラマ】
原作 :
燃え殻
脚本 :
岨手由貴子
沖田修一
大江崇允
日月舎(協力)
監督 :
岨手由貴子
沖田修一
大江崇允
出演者 :
阿部寛
尾野真千子
宮藤官九郎
酒井美紀
見栄晴
渡辺大知
鳴海唯
青木柚
岩谷健司
嶺豪一
ぼくもとさきこ
ニクまろ
大島優子
草笛光子
Chara
2024年1月から
広島県でやっと放送
ハロウィンの夜に突如失踪した F(尾野真千子)を探しにBar「灯台」を訪ねてくるFの姉(酒井美紀)…そこそこの売れっ子のミステリー作家・M(阿部寛)は彼女のFの行方を探すように姉から頼まれるが…
全編16ミリフィルムで撮影されている
私の見解だが、リアルな世界とエッセイの世界との間(境界線)を表現するために使ったのだと🤔
デジタルはリアルな現在
フィルムは少しくすんだ物書きの世界
物書きの世界は少しファンタジー
ファンタジーは過去の記憶とも
バートン・フィンク(1991年)
監督 : ジョエル・コーエン
裸のランチ(1991年)
監督 : デヴィッド・クローネンバーグ
と言ったら分かりやすいかも🤔
他の作品では、カラーとモノクロで表現しカラーは現在、モノクロは過去であったりする。本作は過去の出来事は異世界との表現していると思われる🤔
現に、
怪しげなBar「灯台」
妖艶なマスター・カオル(Chara)
謎めいた青年・泉真一(青木柚)
意味不明に右目に眼帯をしているFの姉(酒井美紀)
謎の美女(大島優子)
レストランの窓に鳥が激突
スマホが爆発
幼稚園のおゆうぎ会で赤鬼のまま失踪するF(尾野真千子)
無表情で立ち尽くすトークイベントの客(松本亮)
結婚歴5回のバツヨンの喫茶「マーメイド」のオーナー・マンバ(見栄晴)
新宿のバーでトイレに立ち戻ってこなかった友人・五十嵐(竹井亮介)
マルチ商法のセミナー勧誘・Mの同級生(大河内奈々子)
怪談バーで怪談を語る中山功太
などなど
ドラマの冒頭にナレーションが入る🤔
これはMのエッセイであり、Mの心の内を表現している。と言うことは最終話の10話が現在で1〜9話が過去の記憶となる🤔
そしてタイトルの意味合いが10話で分かる事になる🤔
↓
テレビ制作会社時代のMと苦楽を共にした友人
大崎一紀(政岡泰志)が長い闘病の末亡くなったと訃報がMのもとに入る…
そこから周りの人々がMの周りから離れていく…
母の看病…
会社の退職…
結婚…
担当編集者の交代…
Bar「灯台」の老朽化…
苦楽を共にした友人大崎一紀(政岡泰志)の幻覚をMは見る…
この表現は過去の記憶からの思い出
そうであって欲しいと思うMの希望
ナレーション抜粋 :
2年も経たないうちに僕の周りから多くの人が去っていった
彼らとの思い出を読み返したら忘れてしまいそうな出来事ばかりだった
書いておいて良かった
現実に起きた事も思い込んでいたことも
そのうち僕らは
“すべて忘れてしまうから”
モブキャラ達のその後が生き生きと描写されるエンディング
そう何処かで彼らも生きている
彼らはそれぞれ主人公だから
不思議な国に連れて行ってくれた
不思議な時間の流れに連れて行ってくれた
不思議な世界観に連れて行ってくれた
そんな良い作品だった☺️
余談ですが、
最終話を見て号泣してしまった…
タイタニック(1997年)
監督 : ジェームズ・キャメロン
のレビューで上げた、「ぽかーん」ってなった前の職場の友人、いや戦友が、大の友達が今年の3月初頭に闘病生活のすえ亡くなった…
偶然にも最終話の出来事とリンクして号泣した…
最終話のタイトル
“ずっと友達でいてね”
まるで私の代弁になってくれているようで更に号泣してしまった…
いい奴は先を急ぐ…
クソみたいな奴はなかなか死なねぇ…
クソみたいな奴はまだ生きて働いている
それがリアルだ