かじドゥンドゥン

ブリーズ 〜息を止めないで〜のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

ブリーズ 〜息を止めないで〜(2022年製作のドラマ)
2.5
幼い頃、絵描きの母に捨てられたことをきっかけに、人を信頼し愛することが怖くなった少女リヴ。彼女は孤独の中で育ち、仕事一筋の弁護士となる。結果、父の死に目にあえず、後悔に苛まれている。それでも、友人の手引きもあって、ある男性と出会い、恐る恐る関係を深め、やがて妊娠が判明。自分が母になろうとしているいま、彼女にはやはり、母との葛藤にケリを付ける必要があった。わずかな手がかりから、どうやら母が滞在しているらしい辺鄙な土地に向かうリヴ。その途中、彼女が乗った小型セスナ機が事故で墜落し、誰もいない土地に一人取り残される。

疲労と飢えから幻覚を見はじめ、母、父、恋人との架空の対話を進めながら、自分の過去そして心情との折り合いをつけようと主人公・・・。

(私が勝手に)期待していたサバイバル要素が意外にも稀薄で、基本、主人公リヴの内面描写(回想と幻覚)に終始している。結末も含めて、スリルや意外性のなさが残念。