りっく

御手洗家、炎上するのりっくのレビュー・感想・評価

御手洗家、炎上する(2023年製作のドラマ)
3.3
「炎上」というダブルミーニングをキーワードとして展開される、各々のやり方で家族を守るために思惑がぶつかり合う物語は、キャラクターの強さとサスペンスとしてのミスリードも用意され、オーソドックスな娯楽作として面白く見られる。

だが、及川光博演じる父親や、恒松祐里演じる妹は、物語の腰を折ってややこしい展開にするためだけに存在する駒のようなキャラクターに感じてしまう。鈴木京香演じる再婚相手も、自分の周囲を嘘で塗り固め、それがバレないようにあれだけ用意周到にしているにもかかわらず、永野芽郁の正体に終盤まで気づかない展開はいくら何でも脇が甘すぎる。
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