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仮面ライダーギーツ

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仮面ライダーギーツが配信されているサービス詳細

Prime Video

仮面ライダーギーツ

Prime Videoで、『仮面ライダーギーツは見放題配信中です。
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無料体験中は13,000作品以上の見放題作品を鑑賞でき、いつでもキャンセルできます。

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仮面ライダーギーツの作品紹介

仮面ライダーギーツのあらすじ

ある日、ボクたちの“平凡な日常”は“夢のような世界”に変わった。大いなる野望と少しばかりの勇気さえあれば、誰もが“仮面ライダー”になれる新世界。人生逆転を賭けて、“最後のひとり”まで勝ち残る!ボクたちの元に届けられた一通の招待状。それは人生逆転を賭けたゲーム“デザイアグランプリ”への片道切符だった。“ID コア”と“デザイアドライバー”で変身し、人々を救う真の仮面ライダーを目指す。勝者に与えられるのは、理想を叶えるとんでもない賞品。世界を思いどおりに再構築できるのだ!なんども繰り返されるゲーム・・・勝者によってなんども再構築される世界・・・しかし、僕たちはこのデスゲームを操る大いなる存在に気づいていなかったーー

仮面ライダーギーツの原作

仮面ライダーギーツの監督

仮面ライダーギーツの脚本

仮面ライダーギーツの主題歌/挿入歌

仮面ライダーギーツの出演者

『仮面ライダーギーツ』のエピソード情報

黎明F:ライダーへの招待状

就活生の桜井景和(佐藤瑠雅)はまたも面接に失敗。姉の沙羅(志田音々)に大好きなたぬき蕎麦をおごってもらい、喜んで箸をつけようとするが、その時、突如透明な壁が沙羅との間に出現。景和は謎の怪人ジャマトに襲われる。 そのころデザイア神殿ではツムリ(青島心)が「ジャマーエリアが出現しました」とゲームのスタートを宣言。その声に合わせてゲームスーツを着た3人の男たちはそれぞれドライバーを装着する。 蕎麦屋の近くでライブ配信中だったセレブインフルエンサーの鞍馬祢音(星乃夢奈)と逃げ惑う景和。ジャマトに囲まれ、窮地に陥るが、その時シロクマをモチーフとした仮面ライダーシローが現れジャマトを攻撃。さらにバッファローがモチーフの仮面ライダーバッファによって救われる。 一方、もう一人の男・浮世英寿(簡秀吉)はライダーたちの戦いをよそにデザイア神殿のサロンでくつろいでいた。「余裕ですね」と言うコンシェルジュのギロリ(忍成修吾)に「切り札は俺が持っている」という英寿だったが「そろそろか」と重い腰を上げる。 ライダーシローに安全な場所へと誘導された景和と祢音。変身を解除した豪徳寺武(金城大和)は自分は消防士だから人命救助を優先してしまうと笑うが、ライダーバッファの変身を解除した吾妻道長(杢代和人)は「善人ぶるな」と敵意をむき出しにする。 そんな4人の頭上に巨大なスラグフォートレスジャマト(城ジャマト)が襲いかかった。豪徳寺はライダーシローに変身するが、攻撃を避けきれず消滅してしまう。豪徳寺の脱落を喜ぶ道長に怒りをあらわにする景和だったが、スラグフォートレスジャマトは景和らがいるビルを破壊。祢音が屋上から落下していく。 が、そんな祢音をブーストライカーに乗った英寿が救出。それでも瓦礫の山と化した街に希望を失う景和に、英寿は「こんな世界を終わらせよう。もう一度やり直すために」と言うとジャマトの大群にゆっくりと近づいていく。 そしてドライバーにバックルを装填。キツネがモチーフの仮面ライダーギーツに変身する!驚く景和らの前でギーツは次々とジャマトを撃破。巨大なスラグフォートレスジャマトに手を焼くが、ブーストライカーで体内に入り込むと内側から攻略。ついにスラグフォートレスジャマトを撃破する。その瞬間、ギーツがゲームの勝者となり「デザ神」となった。 変身を解除した英寿から「世界を作り変えるゲームだ」と説明されるが、状況が飲み込めない景和。やがて鐘が鳴り響き、街が再生されていくと意識を失ってしまう。 部屋で目覚めた景和はすべては夢だったのか、と納得。大好きなたぬき蕎麦を食べようとすると、ツムリが現れケースを差し出した。 「おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです」 仮面ライダー?ケースの中のタヌキのIDコアを怪訝に見つめていた景和。そのIDコアに触れた瞬間、戦いに巻き込まれた記憶が蘇り震撼する。 「…今のは…夢じゃない…」

邂逅I:宝さがしと盗賊

デザイアドライバーとIDコアを渡され、デザイアグランプリに招待された景和(佐藤瑠雅)。恐る恐るドライバーを装着、IDコアをセットした瞬間、デザイア神殿へと飛ばされてしまう。 景和同様、神殿にはIDコアがセットされたドライバーを装着した人々が集まっていた。その中には英寿(簡秀吉)、祢音(星乃夢奈)、そして道長(杢代和人)の姿も。そんな参加者の前に現れたナビゲーターのツムリ(青島心)はデザイアグランプリについて説明を始める。 世界を襲う謎の怪人ジャマトから街の平和を守るために誕生したデザイアグランプリ。参加者は仮面ライダーとなってジャマトと戦い、勝ち抜くことができれば「デザ神」となって自分の理想の世界を叶えることができるという。 景和らはデザイアカードに願いを記入すると戦場となる森の中へ。1回戦のミッションはジャマトに奪われた宝箱を取り返してアイテムをゲットする「宝探しゲーム」だった。 さっそく現れたジャマトを相手に英寿はギーツに変身するなど、それぞれが戦いを開始。しかし、景和はジャマトに追われて逃げ惑う。そんな景和をジャマトから救ったのが、景和が入社試験を受けたIT企業の面接官・平孝人(長谷川朝晴)だった。 思いがけない場所での再会に驚く二人だったが、孝人は重い病気に苦しむ息子のためになんとしても勝ち抜きたいと切実な思いを打ち明ける。 宝箱からバックルを獲得した景和と孝人はギロリ(忍成修吾)に導かれ休憩所のサロンへ。そこで景和は祢音や道長と再会する。とはいえ、ここでは全員がライバル。英寿や道長、小金屋森魚(あべこうじ)や墨田奏斗(宮本龍之介)らまでもが互いに牽制し合う。 盗賊ジャマトのボスが現れたため、ゲームのルールを変更。宝探しからすべてのジャマトを倒す形式へと変わる。そしてアイテムをゲットしたサロンにいる7人のみが生き残りとしてゲームを継続することに。 新たなステージは全員が仮面ライダーに変身してスタート。孝人は仮面ライダーギンペンに変身し、いきなり盗賊ジャマトのボスに立ち向かう。こんなところで脱落するわけには…。必死に戦うギンペンだったが、ジャマトに圧倒されて変身を解除。息子を救う願いを叶えられず消滅していく。 孝人の壮絶な最期にショックを受ける景和。しかし、英寿の恵まれない世界中の子供のために戦っているという言葉に心を動かされ、ギーツに言われるまま自分がゲットしたブーストバックルを渡してしまう。 ブーストバックルでパワーアップしたギーツは盗賊ジャマトのボスを圧倒。バックルを華麗に駆使して盗賊ジャマトを撃破する。しかし、「恵まれない子供のために」という英寿の言葉はブーストバックルを手に入れるためのウソ。まんまと引っかかった景和はどうすることもできず…。 1回戦は6人の勝ち残りで終了した。現実の世界へ戻った英寿は身分を隠して孝人の息子のために治療費を寄付。何事もなかったかのように病院を後にする。 そんな英寿をモニターで見ながら男が一人つぶやいていた。 「仮面ライダーギーツ…君の目的はなんだ…」

邂逅Ⅱ:ゾンビ狩り

デザイアグランプリから招集がかかった。第2回戦は「ゾンビサバイバルゲーム」。街に接近するゾンビジャマトの集団を撃破しポイントを獲得。市民が襲われる前にすべてのゾンビジャマトを倒し、スコアで最下位となった一人が強制的にリタイアとなるという。 ゾンビジャマトの群れ第1〜3ウェーブと3回に分けて出現し、第3ウェーブが終わるまでにすべてのゾンビジャマトを撃破しなければならない。戦闘中にゾンビジャマトに噛まれれば自分もゾンビになると聞き、景和(佐藤瑠雅)らは声を失う。 そんな景和らをよそに英寿(簡秀吉)と道長(杢代和人)は、ポイントが高い方が相手のバックルをもらうという勝負をすることに。 第1ウェーブが始まった。タイクーンはゾンビジャマトに襲われる人々を救出し手堅くポイントとブーストバックルをゲット。マグナムバックルを駆使するダパーンはゾンビジャマトを銃撃、ウォーターバックルしか持たないギーツだったが頭脳戦で大量のゾンビジャマトを撃破。第1ウェーブを終了させトップに躍り出た。 勝利した英寿は悔しがる道長からゾンビバックルをゲット。一方、最下位にも明るく振る舞う祢音(星乃夢奈)は、自分の望みは「運命の人に出会える世界」と告白。おとぎ話のような望みに奏斗(宮本龍之介)は「金持ちの道楽か」と吐き捨てる。 底抜けに明るい祢音だが、実際は教育に厳しい財閥の家庭に育ち恋愛の自由もままならない。景和は諦めなければ願いは叶うと励ますが、「気持ちだけでなんとかなるって本気に思ってるの?」と祢音から真顔で言い返され言葉を失う。 第2ウェーブが始まった。必死に戦うナーゴになんとダパーンが共闘を申し出た。一緒にスコアを稼ごうと言うダパーンにナーゴは大喜び。そんな2人を眺めていた英寿もギーツゾンビフォームに変身し、ゾンビジャマトを倒していく。 ナーゴとダパーンは大量のゾンビジャマトに包囲されたが、ここでダパーンが突如の裏切り。減点をものともせず、ナーゴを攻撃しゾンビジャマトの群れの中に置き去りにする。 そこへギーツが現れるとナーゴを救出するかのようにゾンビジャマトを倒していく。怒ったダパーンはギーツにも攻撃を仕掛けるが、ギーツも反撃。ダパーンは変身を解除する。 実は奏斗はすでにゾンビジャマトに噛まれておりゾンビになりかけていた。奏斗は自分がゾンビになるとわかり、ナーゴ/祢音を道連れにしようとしたのだった。 そんな奏斗の願いは「人類が滅亡した世界」。奏斗は交通事故でバスケットボールができなった不幸を恨み、すべての人間が滅べばいいと望むようになったという。 第2ウェーブが終了した。参加者はサロンで休息するが、祢音もゾンビジャマトに噛まれていることがわかる。体の変調に苦しみ、退場かな?と落ち込む祢音。そんな祢音に景和は動揺するが、奏斗はほくそ笑む。しかし、英寿だけは祢音に毅然と言い放った。 「まだゲームは終わっていない」

邂逅Ⅲ:勝利条件

ゾンビジャマトに噛まれ、体調の異変に苦しむ祢音(星乃夢奈)。景和(佐藤瑠雅)に励まされるが、祢音は近づく死の恐怖に怯えすっかり戦意を喪失してしまう。 第3ウェーブ開始までの待ち時間を利用して帰宅した祢音だったが、母・伊瑠美(遊井亮子)がGPSを仕込んでいたことに猛抗議。が、伊瑠美はそんな娘の頬を叩くと、ずっとそばにいてほしいと祢音をきつく抱きしめる。 その夜、母の監視の目を盗み、こっそり自宅から抜け出した祢音の前に心配した景和と英寿(簡秀吉)が現れた。ゾンビになったらスコアが稼げるからとうそぶく英寿の前で、理想の世界を夢見て戦えるデザイアグランプリは最高と言う祢音。 しかし、本音はわがまま言い続けて皆に迷惑をかけたから神様に愛想を尽かされたと涙ぐむ。英寿と景和に「頑張ってね。2人のこと応援してるから」と声を振り絞る祢音に「まだ終わったわけじゃない」と声をかける景和、そして英寿は…。 最後の第3ウェーブが始まった。英寿、景和、道長(杢代和人)らはライダーに変身。ゾンビジャマトを倒していく。森魚(あべこうじ)もメリーに変身し、人々を救出してポイントを稼ぐが、突如現れたダパーンに噛みつかれてしまう。 ゾンビジャマトに噛まれていた奏斗(宮本龍之介)は、道長らに拘束されていたが、最後まで思う存分暴れたいとマグナムバックルを道長に渡す代わりに拘束を解かれていた。誰と組むのも自由と勝ち誇るバッファにどうせもう終わり、と暴れようとするダパーン。そこへ「私は諦めない!」と祢音がナーゴに変身して飛び込んできた。 あの日の夜、落ち込む祢音に英寿は、ジャマトによるダメージはゲームが終わればすべてリセットされる、と生き残るためのヒントを与えていた。ならば祢音がゾンビになる前にゲームをクリアすれば…。祢音は勇気づけられ、景和からブーストバックルをもらうと、最後の力を振り絞る決意を固めたのだった。 ブーストバックルでブーストアームドハンマー、アームドハンマーブーストとチェンジしたナーゴはゾンビジャマトを次々と撃破。邪魔をしようとするダパーンをタイクーンが阻止すると、ギーツもゾンビフォームで加勢。ついにすべてのゾンビジャマトを撃破し、第3ウェーブを終了させる。 変身を解除した祢音、奏斗は元の健康な体を取り戻したが、ポイント最下位の奏斗は脱落となる。「諦めない人間には希望がある。それがデザイアグランプリだ」という英寿の言葉にも、奏斗は「次は誰が脱落するのか楽しみだな」と言い放ち消滅していく。 戦いを終えた祢音は帰宅、そんな祢音にまたも母・伊瑠美が手を挙げるが、その手が振り下ろされるのを阻止した祢音は「いつか必ず家出するから」と力強く宣言する。 そのころモニターでギーツとバッファの戦いを見ていたマスクの男は一人つぶやく。 「…因縁の決戦は近いようだ」

邂逅Ⅳ:デュオ神経衰弱

スターとして日々の生活を謳歌する英寿(簡秀吉)に、敵意をむき出しにする道長(杢代和人)。二度とお前だけには負けないと言い放つ道長に、英寿は余裕の表情を崩さない。まさに一触即発の場面となるが、そこへデザイアグランプリから呼び出しがかかる。 デザイアグランプリ3回戦は「神経衰弱ゲーム」。2人1組のデュオでトランプジャマトを倒し、もっともスコアが低い2名が脱落になるという。くじ引きの結果、英寿は祢音(星乃夢奈)と、道長は景和(佐藤瑠雅)、そして森魚(あべこうじ)はデザイアグランプリの運営側から特別に参加する仮面ライダーパンクジャックとデュオを組むことに。 ミッションがスタート。それぞれがライダーに変身し、人々を助けながらトランプジャマトを倒していくが、なぜかトランプジャマトはすぐに復活。誰一人ポイントをゲットできない。どうやらこのゲームには秘密があるらしい…。 1回目のミッションが終了。接近戦が好きだという道長からマグナムバックルよりもゾンビバックルの方がいい、と聞いた景和は、英寿にマグナムバックルをゾンビバックルと交換してほしいと申し出る。 それを聞いた祢音は、景和が持っているブーストバックルとセットで交換するなら、と条件を提示。仕方なく条件を受け入れゾンビバックルを手に入れた景和だったが、道長はお人好しにも程があると吐き捨てる。デュオを組んでいる自分とも助け合おうとしない道長。過去に何かあったのか? 疑問を抱く景和を道長は「お前には関係ない」と突き放す。 新たなミッションが始まった。トランプジャマトを撃破する条件はトランプの同じ柄のジャマトを2体同時に倒すこと、と見抜いた英寿と祢音はギーツ、ナーゴに変身。みごとなコンビネーションでダイヤのトランプジャマト2体を同時に撃破。ポイントを獲得する。 景和らがそんなルールに気付いたときは時すでに遅し。結局、英寿・祢音デュオのみがポイントを獲得し頭一つリードする。勝ち誇る英寿に怒りを露わにする道長。森魚もコミュニケーションがとれないパンクジャックに不満タラタラだ。 そんな森魚にデュオを変えられる「デュオ交代チャンス券」の使用も可能だと伝えるギロリ(忍成修吾)。色めき立つ森魚だが、道長は「情けなんていらない」とサロンを出ていく。 仮想ジャマトを素手で殴りつけ怒りを発散する道長。そんな道長の前であくまでも勝ち誇る英寿に、道長は自分が叶えたい世界はお前みたいなやつをぶっ潰すことだ、と吠える。 収まらない怒りを抱えたままサロンに戻ろうとする道長に森魚が「デュオ交代チャンス券」を見せびらかしつつ話しかける。思わせぶりな笑顔を見せる森魚の狙いとは!?

邂逅Ⅴ:逆転のブースト

森魚(あべこうじ)がデュオ交代のチケットを使用。くじ引きの結果、森魚は道長(杢代和人)と、景和(佐藤瑠雅)がパンクジャックとデュオを組むことになった。森魚の正体は違法カジノのディーラー。どうやらくじを引く時にディーラーとしての違法なテクニックを使ったらしい。 仕方なくパンクジャックとトレーニングを始めようとする景和に、同情した英寿(簡秀吉)はブーストバックルを返却する。これがあれば勝てる、と前向きになる景和だが、パンクジャックは景和の変身を待たずに仮想ジャマトを攻撃。自分勝手な戦いにタイクーンもお手上げだ。 森魚が景和の目を盗みブーストバックルを盗み出した。道長にバックルを渡しつつ、勝つためには相手を蹴落とすのも手段と高笑いする森魚。そこへ現れた英寿は、以前にも森魚のように手段を選ばずに勝利を手にしようとしたライダーがいた、と言う。 実は英寿は道長がデザイアグランプリに参加していた親友・透(前川佑)を失っていた過去を知っていた。透はバックルを奪おうとした2人組のライダーに激しく暴行され、その直後ジャマトの襲撃にあい消滅してしまっていた。それが道長がライダーを憎悪するようになった理由だった。 改めて英寿を倒すと激しい怒りを露わにする道長。しかし、英寿は、誰かを蹴落とさなきゃ勝てないようなやつには負けない、と言い放つ。どんな逆境でも自分自身に負けないやつにこそ勝利の女神は微笑む…。そんな英寿の言葉にも道長の怒りは収まらない。 ブーストバックルを森魚に奪われたことが判明し、景和と森魚はブーストバックルをかけてビーチフラッグならぬビーチブーストで勝負することに。道長の合図でスタートした景和と森魚、いち早く景和がバックルを手にしたが、森魚が力づくで奪取。ブーストバックルは道長と森魚のデュオのものになってしまう。 トランプジャマトが出現した。勢いに乗って戦うメリーだが、なぜかバッファは動こうとせず必死に戦うタイクーンを見ているだけ。苛立つメリーに声をかけられ、ついにバッファはブーストバックルを発動。素早い攻撃でジャマトを撃破すると、同時にタイクーンもジャマトを撃破する。 驚くタイクーンとメリーだったが、そこへツムリ(青島心)が現れると、道長がデュオ交代のくじを引いており、タイクーンとバッファがデュオとなっていたことが判明する。裏切られたと地団駄を踏むメリーだったが、時すでに遅し。残りの4体のジャマトをギーツ・ナーゴのデュオが撃破。ミッションコンプリートとなり、最下位となった森魚は仮面ライダー失格。その場から消滅し普通の生活へと戻っていく。 残るライダーはギーツ、タイクーン、ナーゴ、バッファの4人。そんな彼らに恐ろしいラスボスジャマトが近づいていた!

邂逅Ⅵ:ラスボスと缶けり

祢音(星乃夢奈)がライブ配信中、突如ジャマーウォールが出現。ジャマトが街に現れ予告なくゲームがスタートした。突然のスタートとなったのは敵がラスボスだから。英寿(簡秀吉)、景和(佐藤瑠雅)、祢音はライダーに変身。タイクーンは幸先よくブーストバックルを手に入れる。 今回のゲームは最終戦「缶けりゲーム」。ラスボス=ナイトジャマトを見つけた道長(杢代和人)はバッファに変身。体の小さいナイトに余裕で攻撃を仕掛けるが、トゲを放つ攻撃に苦戦をしいられる。ツムリ(青島心)によると、ナイトは捕えた人間の生命力を吸い取って巨大化する強敵。足元にある缶をけることしか攻略法はないという。 ならば、と一斉に缶を狙うギーツらライダーたちだったが、ナイトは缶の中身を飲み干すと巨大化。攻撃を巧みにかわして消えてしまう。 サロンに戻ると、英寿がナイトジャマトの恐ろしい力について説明する。かつてナイトジャマトはジャマーエリアに存在する人々を根絶やしにして消滅。犠牲になった人たちを救うことも出来ず、その悲劇は人々の記憶から消されたという。 いずれにしても英寿ら仮面ライダーが全滅すれば、またその悲劇が繰り返されることになる。世界を救うことが優先という道長は景和にブーストバックルをよこせ、と迫る。しかし、景和は自分でも世界を守ることができると道長の申し出を拒否。小競り合いを始めた二人はギロリ(忍成修吾)に止められる。 ジャマトが現れるまでの間を利用して祢音は英寿を誘っておそば屋へ。世界が危ない時に自分の願いのために戦っていいのか、と相談する祢音に、英寿は「動機はどうあれ逃げずに戦っていることを誇るべきだ」と言い元気づける。 そんな二人の前に景和と沙羅(志田音々)がやってきた。大スターの英寿と大ファンの祢音と出会ったことで沙羅は大興奮。10年前に事故で両親を亡くしてから、姉弟二人で暮らしているという景和と沙羅。仲良く二人で支え合う家族愛に祢音は感激。英寿も景和が世界平和を望むのも家族を失う痛みを知っているから、と景和の思いに理解を示す。 そんな英寿に勇気づけられ景和は再び現れたラスボス=ナイトジャマトを前にタイクーンブーストに変身。驚異的なスピードでナイトを翻弄、缶に接近するが、あと一歩のところで失敗しナイトの攻撃に吹き飛ばされてしまう。 そんな戦いを見た英寿はすかさずギーツに変身。変身を解除した景和を庇い、ニンジャバックルをゲットする。重傷を負った景和は、英寿がニンジャバックルを手に入れるためにわざと自分をけしかけたのか、と英寿の狙いを知り衝撃を受ける。 そんな景和の思いをよそにギーツはニンジャフォームにチェンジ、ナイトを幻惑する攻撃でついに缶を蹴るが、ナイトは蹴られた缶をキャッチ。戦いは継続することに。英寿に欺かれ、心も体も深く傷ついた景和は「もう信じないよ。君のことは…」と言うと、そのまま意識を失ってしまった。

邂逅Ⅶ:切り札ニンジャ

景和(佐藤瑠雅)の姉・沙羅(志田音々)がジャマトに襲われた。ラスボスのナイトジャマトとの戦いで負った傷が癒えない景和だが、ツムリ(青島心)の心配をよそに英寿(簡秀吉)らとジャマトが出現したエリアへ移動する。 ナイトジャマトを前に英寿、祢音(星乃夢奈)、道長(杢代和人)はライダーに変身。景和は一人、沙羅のもとへ向かうとタイクーンに変身してジャマトに立ち向かう。弟の変身に驚く沙羅だったが、偶然タイクーンのIDコアに触れてしまい忌まわしい過去を思い出す。 それは景和も知らなかった両親の死の真実だった。10年前、事故死したはずの景和と沙羅の両親だったが、実はジャマトに命を奪われていたのだった。突然の沙羅の告白に呆然とする景和。そこへジャマトの攻撃を受けた景和は意識が遠のき、沙羅をさらわれてしまう。 サロンの救護室で意識を取り戻した景和は、沙羅を救うため4人のうち2人が囮になり、その間に残る2人が缶を蹴る作戦を提案する。しかし、道長も祢音も自分の理想を叶えたいから、と協力を拒否。世界が危機にひんしているときでさえ協力しないのか!景和は怒りを露わにする。 しかし、英寿はそんな景和に、自分の姉さえ守れれば誰かが幸せになれなくてもかまわないのか、と非難する。傲慢だと言われ何も言い返せない景和は、英寿の言葉に従い、自ら戦うことを選択する。 ナイトジャマトが出現した。英寿ら4人はライダーに変身、景和はタイクーンアローブーストに変身すると自らが囮になりナイトジャマトにアローを放つ。ならば、とギーツはニンジャバックルを手にするが、突然ニンジャバックルが光を放ち…。 なんとかナイトジャマトの攻撃を避けていたタイクーンだったが、ついに追い詰められ強烈な一撃をまともに受けてしまった。が、爆炎の中から現れたのはタイクーンではなく、なんと丸太。実はニンジャバックルが景和の思いと共鳴し、タイクーンのもとへと飛んでいったのだった。 ニンジャとブーストのバックルでブーストニンジャにチェンジしたタイクーンはナイトジャマトを翻弄すると、沙羅ら囚われていた人たちを救出。怯んだスキにギーツが缶を蹴り、さらにナーゴが空中で追い打ちをかけ、缶をジャマーエリアの外へと蹴り出した。 しかし、なぜかミッション終了のアナウンスはない。どうやら戦いはまだ継続するらしい。変身を解除した景和は姉の無事を確認すると喜びを露わにするが、負傷を理由にデザイアグランプリからの脱落が決定する。 脱落なら姉との元の生活に戻れると安堵する景和は、ニンジャバックルを英寿に返す。「おかげで姉ちゃんを救えた」と感謝する景和に英寿は「お前の心が奇跡を起こした」とその勇気を讃え、互いに微笑み合う。 その直後、景和はその場から消滅。見送った英寿は「こんな世界は俺が終わらせる」と言い放ち、決然と景和の思いを引き継いでいく。

邂逅F:Wake up!モンスター

ジャマーエリアが拡大し、蹴り出したはずの缶が再びエリア内に入ると、なんとナイトジャマトが缶を飲み込んでしまった。「缶けりゲーム」が緊急事態に直面し、英寿(簡秀吉)、祢音(星乃夢奈)、道長(杢代和人)の前にゲームマスターが姿を現した。 ゲームマスターは「缶けり」から「缶の破壊」へとミッションを変更。そのためのキーアイテムとなる卵を育ててもらうと3人に大きな卵を提供する。卵を上手に育てればラスボス攻略のアイテムになる可能性がある。英寿らは卵を守りながらジャマトと戦うことに。 さっそく割れた祢音の卵からプロペラバックルが。一方、道長の卵からはドリルバックルが現れた。しかし、英寿の卵は割れる気配もない。それでも余裕の英寿は勝つのは自分、ゲームで命を落とせば元の世界には戻れないと言い、祢音と道長にゲームから手を引くよう促す。 英寿の言葉に迷いを抱いた祢音だったが、ライブ配信で人生を賭けた戦いに挑戦すると表明、改めて「本当の愛が欲しい」という夢を叶えるために戦う決意を固める。道長はデザイアグランプリで消滅した友・透(前川佑)のためにも勝利を誓う。「すべての仮面ライダーをぶっ潰す力」を手に入れ、透の無念を晴らすために。 そして英寿は生き別れた母を必ず見つけると誓う。しかし英寿の卵だけはなぜか割れる気配すらない…。 ラスボス、ナイトジャマトとの最終決戦の日を迎えた。姿を現さない英寿をよそに祢音と道長は新たに手に入れたバックルでナーゴプロペラフォーム、バッファアームドドリルゾンビに変身する。 新たな武器で攻撃を仕掛けるナーゴとバッファだったが、巨大化したナイトジャマの一撃に吹き飛ばされ深手を負ってしまう。駆けつけたギーツはナーゴとバッファを救出、これ以上はやめておけと助言する。しかし、敢然と拒否するバッファは「勇気とか無謀とかどうでもいい…俺は負けない」とゾンビフォームアームドドリルにチェンジ。気力を振り絞り立ち上がると、なおもナイトジャマトに立ち向かおうとする。 そんなバッファの思いを受け止めたギーツはバッファに放たれたナイトジャマトの攻撃を卵で受け止め、割れた卵の中から現れたモンスターバックルを手に入れる。ギーツはバックルを使いモンスターフォームにチェンジ。強烈な一撃でナイトジャマトの体内の缶を破壊、ついにラスボスの撃破に成功する。 ミッションは終了、ギーツがデザ神となった。そんな戦いの結末を遠くから見つめていたパンクジャックは変身を解除する。姿を現した青年は「次のデザグラも楽しそうだ」と不敵な笑みを浮かべて去っていく。 祢音と道長はIDコアの消滅とともにデザイアグランプリから退場。デザ神の英寿が望む世界へと再生が始まった。英寿らの戦いで平和がもたらされるのだが、なぜかツムリ(青島心)は新たな世界に不安を抱く。英寿が望む新世界とはいったい…!? そしてサロンで一人になったゲームマスターがマスクを脱いだ。その正体は…なんとコンシェルジュのギロリ(忍成修吾)だった!ギロリはこれまでにない厳しい眼差しをモニターに映る英寿に向けて…!

謀略Ⅰ:新世界のビート

デザ神となった英寿(簡秀吉)の理想の世界とは「デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界」だった。ギロリ(忍成修吾)は英寿の父に、ツムリ(青島心)は姉となった生活が始まるが、ツムリはそんな状況にまったく馴染めず不満タラタラだ。 新たなメンバーを集め、デザイアグランプリの新たなシーズンがスタートした。1回戦は「海賊ゲーム」。参加者はチームを作り、街中にある旗をジャマトから守らなければならない。 英寿は自称パンクロッカーのウィン(崎山つばさ)と、道長(杢代和人)は腰に不安を抱えた老人・一徹(藏内秀樹)、推しとの結婚を夢見る雪絵(大田路)とチームを組むことになる。 それぞれの持ち場にジャマトが出現した。英寿はギーツに変身、そしてウィンはなんとパンクジャックに変身した。驚くギーツだが、パンクジャックはお構いなしにジャマトに立ち向かう。 一方、一徹と雪絵はケイロウ、レターに変身するものの、ジャマトに怯え戦おうとしない。いくら呼びかけても動こうとしない2人をよそにバッファは孤軍奮闘。なんとか旗を守り切る。 第1ウェーブが終了した。サロンで英寿はウィンがパンクジャックであることを道長に告げ、二人はウィンが運営側の人間ではないかと不審を抱く。が、ウィンは「人違いだろ」とそんな二人の疑念を一蹴する。 すでに8本もの旗を奪われジャマトも凶暴化する中、第2ウェーブが始まる。相変わらず孤軍奮闘のバッファにハッパをかけられレターはジャマトに向かっていくが、やっぱり無理とプロペラを使い逃亡しようとする。が、あえなく撃ち落とされるとジャマトに攻撃され変身を解除。IDコアにヒビが入り消滅してしまう。 パンクジャックが突然身体の不調を訴え、戦いから離脱してしまった。一人戦うことになったギーツだが、実はパンクジャックは仮病を装いギーツを脱落させようとしていたのだった。しかし、そんな思惑をよそにギーツは次々とジャマトを倒していき、パンクジャックを驚愕させる。 ケイロウをけしかけつつ戦っていたバッファだったが、ついに旗を奪われそうになってしまう。が、そこへ突如ナーゴが参戦。ビートバックルでナーゴビートフォームにチェンジすると、ケイロウを励まし、自らは鮮やかな攻撃でジャマトを一掃する。 英寿、祢音、道長、ウィン、そして一徹が勝ち残り1回戦が終了した。英寿の戦う理由聞いた祢音は、母親を探すためだと知り思わず口を閉ざしてしまう。そしてウィンはゲームマスターのギロリから改めてギーツを退場させるよう指示されて…!

謀略Ⅱ:ジャマトの迷宮

デザイアグランプリ2回戦は「迷宮脱出ゲーム」。ジャマトが作った異空間に飛ばされた英寿(簡秀吉)ら参加者は、そこで出会った一般人とペアを組み、彼らを守りつつ迷宮から脱出しなければならなくなった。 迷宮に迷い込んだ一般人の中には景和(佐藤瑠雅)の姿も。その景和は一徹(藏内秀樹)とペアを、英寿は小学生の良樹(菊池爽)、祢音(星乃夢奈)はその姉・梢(月島琉衣)と、道長(杢代和人)はバスの運転手・尾形(須藤公一)とペアを組むが、ウィン(崎山つばさ)はなんとツムリ(青島心)とペアに。 そんな英寿らの前にジャマトが現れた。英寿らはライダーに変身、一般人を守るべく戦いを挑むが、なんと2体のジャマトがドライバーとバックルでジャマトライダーに変身してしまった。さらにジャマトが近づくと景和ら一般人に装着された首輪が絞まることが判明する。 ギーツはナーゴからビートバックルを借りるとビートブーストフォームにチェンジ。ジャマトを一掃するが、ジャマトライダーは復活し再び襲いかかってきた。ギーツらは苦しむ一般人を守るため、やむなく逃走する。 ジャマトの変身を進化と認めたゲームマスター(忍成修吾)は、参加者に新たなバックルを供給。その一方で予想外の展開に驚き、どこかへと電話をかける。その呼び出し音が鳴り響く先には、植物のようにジャマトを育てている老人(春海四方)がいた。 迷宮から脱出する扉を開くには暗号が必要らしい。英寿はそのヒントを集めようとするが、一方で祢音が突如ゲームにエントリーしたことに疑問を抱く。祢音によると、父で鞍馬財閥のトップ・光聖(笠原紳司)が何かを知っているらしい。英寿は光聖に興味を示す。 ジャマトがまたも英寿らに襲いかかった。英寿と祢音は一徹に景和らを任せるとライダーに変身。ジャマトライダーらと戦う。しかし、逃げる一徹らも別のジャマトの集団に囲まれてしまった。 自分より若い子たちを守らなければ…。一徹は意を決してケイロウに変身。ジャマトに立ち向かうがなすすべもなく一方的に攻撃を受け変身解除に追い込まれる。そんな一徹の勇気に「平和な世界」という理想を忘れていた景和も何かを感じ取る。 ギーツはジャマトが落としたボックスからフィーバースロットバックルをゲット。フィーバーブーストにチェンジすると、ブーストライカーを召喚。ジャマトを蹴散らし、ジャマトライダーもついに撃破する。 危機を脱した英寿らはその場から立ち去るが、遅れて現れた別のジャマトが落ちていたドライバーとバックルを拾った。そして新たなジャマトライダーに変身して…!

謀略Ⅲ:スロット★フィーバー

迷宮から脱出するには出口の扉を開ける合言葉が必要だ。英寿(簡秀吉)らは絵画に添えられた暗号プレートでヒントを探っていく。その一方で負傷した一徹(藏内秀樹)は「若い君たちの足手まといにはなれない」とゲームからの離脱を訴える。 そんな一徹に戸惑う景和(佐藤瑠雅)だったが、そこへジャマトの集団が襲いかかった。姉・梢(月島琉衣)を必死に守ろうとする良樹(菊池爽)に突き動かされた景和は、自分も人々を守るために戦おうと決意する。 英寿はそんな景和に自分のIDコアを触れさせ、タイクーンとしてゲームに参加していた記憶を蘇らせる。覚醒した景和はゲームマスターのギロリ(忍成修吾)と交渉、一徹からエントリー権を譲渡してもらいタイクーンのIDコアを手に入れゲームに参加する。 ギーツとナーゴは襲いかかるジャマトライダーやジャマト軍団と戦うが、ナーゴはジャマトライダーの強烈な一撃を浴びて変身を解除。孤軍奮闘するギーツだったが、そこへ景和が合流、タイクーンに変身するとギーツとみごとなコンビネーションでジャマトライダーらを撃破する。 自分を脱落させようとするウィン(崎山つばさ)の目論見を見抜いた英寿は、ウィンを出し抜き過去のライダーが残した暗号解読のヒントをゲット。さらにウィンによる暗号プレートの入れ替えもあっさりと見抜いてしまった。 英寿は自分を脱落させようと運営側の言いなりになるウィンに対して「俺たち参加者はゲームマスターの駒じゃない」と言い放つ。自分たちの意志で戦っているという英寿は、自分たちの運命は自分たちで決めるとギーツに変身。ジャマトに立ち向かう。 フィーバースロットバックルを手に入れたライダーたちはゾンビやニンジャ、ビートなどにチェンジ。ギーツもマグナムを引き当てジャマトを倒していく。そしてライダーに変身するジャマトが発した言葉から暗号解読のヒントをつかみ…。 英寿はジャマト語を解読する方法を祢音(星乃夢奈)らに伝えるとギーツに変身。タイクーン、バッファ、パンクジャックとジャマトと戦う間に扉を開けるよう指示する。祢音らは英寿から教わった解読方法で暗号を解読。みごと扉を開き、全員が脱出に成功する。 景和にエントリー権を譲った一徹は脱落となり消滅。新たに景和は「退場した全ての人たちが蘇った世界」を叶えるためにゲームに参加することになった。 しかし、そのころ謎の老人(春海四方)はジャマトのような植物を育てながら不気味な言葉を叫んでいた。 「世界は我々のものだ……デザイアグランプリを破壊しておいで」

謀略Ⅳ:ドライバーを奪還せよ!

デザ神になるたびに運営の秘密に近づこうとするギーツを野放しにはできない。ゲームマスターのギロリ(忍成修吾)は、英寿(簡秀吉)を脱落させろと強い調子でウィン(崎山つばさ)に命令する。 その一方でジャマトにデザイアドライバーを使わせたと、ギロリは謎の老人アルキメデル(春海四方)を激しく非難。しかしアルキメデルは、「ジャマトが強い方が仮面ライダーも戦いがいがある」とうそぶく。 日常の生活に戻っていた景和(佐藤瑠雅)、祢音(星乃夢奈)、道長(杢代和人)はふと見かけた赤い帽子の少女(佐原杏奈)に目を奪われる。その少女は英寿の前にも現れると、ドライバーを奪ってしまった。優しく少女から取り戻した英寿は現れたジャマトを前に変身するが、戦いの最中、またも少女はギーツからドライバーを奪い変身を解除させてしまった。 結局、赤い帽子の少女はゲーム参加者全員からドライバーを奪取。それが新たに始まる「イス取りゲーム」の始まりの合図だった。ルールは奪われたドライバーを取り返し、潜んでいるかくれんぼジャマトを倒す、というもの。しかし、5個あるドライバーのうち一つはジャマトに奪われているため、残る4つの5人で奪い合わなければならない。 沙羅(志田音々)の目撃情報などから赤い帽子の少女を見つけた景和と祢音はドライバーを奪還。少女を見つけることすらできない英寿、道長、そしてウィンは苦戦する。そんな3人がジャマトライダーらジャマト軍団に襲われた。素手で立ち向かう英寿らだったが、そこへ景和と祢音が合流。変身して3人を助けようとする。 タイクーンらが戦う一方、素手でジャマトライダーに挑む英寿だったが、さすがに何もできず一方的に倒されてしまう。そこへ突如、新たなバックルが飛んでくると英寿の手の中に収まった。 「勝利の女神が微笑んでくれたようだ」 英寿はタイクーンからドライバーを借りると、新たなバックルでギーツレイジングフォームに変身。新たな武器レイジングソードでジャマトを圧倒する。さらにソードからもう一つのバックルを外し装填。ギーツコマンドフォーム・キャノンモードにチェンジし、ジャマトライダーを撃破する。 景和にドライバーと自分が持つすべてのバックルを渡した英寿は、倒したジャマトライダーのドライバーを拾おうとするが、なんと道長に奪われてしまった。イス取りゲームは早い者勝ち…。勝ち誇る道長に英寿は返す言葉もない。 そのころギロリは、謎の男・ニラム(北村諒)に英寿にバックルを転送したことを抗議。しかし、ニラムは逆にゲームマスターのゲームへの介入を非難する。「そんな事実はない」と否定するギロリへの疑念を消せないニラム。その傍らには「支援したい」と英寿に近づいた謎の女性・サマス(安田聖愛)が佇んでいた。 残るドライバーは2つ。しかし、その赤い帽子の少女はそのドライバーをジャマトに与えてしまった。現時点でドライバーがあるのは景和、祢音、道長の3人。英寿とウィンは窮地に追い込まれる!

謀略Ⅴ:怒りのグレア

かくれんぼジャマトを倒す前にドライバーを取り戻せなければ、英寿(簡秀吉)とウィン(崎山つばさ)は脱落となってしまう。ギーツの脱落を狙う道長(杢代和人)は勢いづくが、景和(佐藤瑠雅)と祢音(星乃夢奈)は英寿の身を案じる。 赤い帽子の少女(佐原杏奈)の正体はかくれんぼジャマトだった。「こいつを倒せば…」と襲いかかるバッファだったが、かくれんぼジャマトの攻撃で幻覚を見せられタイクーンとナーゴを攻撃。そのスキにジャマトを逃してしまう。 英寿がいなくても世界を守れるのか?景和と祢音は思わず不安を口にする。そして祢音は、自分がデザイアグランプリにエントリーできたことに疑問を抱いていると景和に打ち明ける。 ギーツを脱落させることでゲームマスター/ギロリ(忍成修吾)との約束を果たしたはずのウィンだったが、ギロリはデザ神にならなければ脱落となり記憶を消すと突き放す。 運営側の突然の裏切りに焦るウィンはジャマトライダーからドライバーを奪おうとするが、生身でかなうはずもなく窮地に。駆けつけた英寿に救われる。 そのころ祢音はSPのベン(マイケル・K)とジョン(トム・コンスタンタイン)の報告で鞍馬財閥がデザイアグランプリのスポンサーだったことを知る。しかもベンとジョンもかつて仮面ライダーに変身しゲームに参加していた! 英寿に助けられ心を開いたウィンは、祖父の紹介で運営側のスタッフになったことを告白する。運営側の内情を知るウィンによると、英寿が探している母・ミツメはツムリ(青島心)の前のナビゲーターだったらしい。 道長にわざとドライバーを奪わせ、ウィンの証言を引き出すことに成功した英寿。ウィンはそんな英寿の策略に脱帽すると、英寿とともに戦うとギロリに宣言する。 再び現れたかくれんぼジャマトらを前に景和らも変身。タイクーンとナーゴは激闘の末ジャマトライダーを撃破する。さらにタイクーンはコマンドフォームキャノンモードにチェンジ。かくれんぼジャマトに立ち向かう。 倒されたジャマトライダーが残した2つのドライバーを見つけた英寿とウィン。しかし、ギロリが現れ「失望したぞ」とウィンへの怒りを露わにすると、ドライバーを装着、仮面ライダーグレアに変身する。 ウィンはドライバーを手にパンクジャックに変身し、グレアに戦いを挑む。しかし強大な力に圧倒されると、グレアに洗脳され英寿をめがけて攻撃を仕掛けてくる。衝撃の展開に驚く英寿はパンクジャックの攻撃に思わず手にしていたドライバーを落としてしまう。 そのころタイクーンはかくれんぼジャマトを撃破。「イス取りゲーム」が終了した。その瞬間、ドライバーを手にしていなかった英寿の脱落が決定。ゲームオーバーとなり英寿は消滅してしまった。

謀略Ⅵ:仮面ライダーの資格

ラスボスのラフレシアフォートレスジャマトが出現し、最終戦「戦艦ゲーム」が始まった。英寿(簡秀吉)が脱落となった今、景和(佐藤瑠雅)、祢音(星乃夢奈)、道長(杢代和人)はそれぞれの理想を叶えるため、デザ神となるべく巨大な敵に立ち向かう。 3人はライダーに変身、戦いを挑むが、パワーアップしたルークジャマトにバッファは苦戦。さらにかつて退場した豪徳寺(金城大和)や平孝人(長谷川朝晴)の言葉を語りかけてくるジャマトにバッファとタイクーンは動揺する。 ラフレシアフォートレスジャマトの破壊力、ルークらジャマトの数の多さにタイクーンとナーゴは自分たちの無力さを痛感。英寿の凄さを認めつつ、戦意を喪失していく。 そんな二人に激しく反発するバッファは「ギーツなんかいなくてもやれる」と、アームドプロペラにチェンジ。巨大なラフレシアフォートレスジャマトに空中戦を仕掛けるが、激しい攻撃を受けて地上に叩き落される。 そんなバッファのもとへ英寿が駆けつけた。バッファは記憶を消された英寿をはねのけ、なおも戦いを挑むが、さらに強烈な一撃を浴びて変身を解除。駆け寄った英寿に、道長は自らのドライバーを押し付け「負けなければいつか勝てる日がくる」という言葉を証明してみせろと言い消滅してしまう。 バッファのIDコアに触れたことで記憶を取り戻した英寿は、ゲームマスターのギロリ(忍成修吾)と対峙する。ギロリは「タイクーンか、ナーゴのどちらかがゲームクリアをすれば済む話」と英寿の復活を拒むが、退場した人たちの言葉を再現するジャマトに迷いを抱く景和は反発。さらに祢音も実力不足を訴える。 それでも英寿を拒絶するギロリだったが、ツムリ(青島心)が「死ぬまでデザイアグランプリに参加できる世界」をデザ神となって叶えている英寿はゲームに戻れると訴える。実は英寿は自らの脱落を予見し、消された記憶を取り戻す方法を書き残していた。 ギロリを封じ込めた英寿はジャマトたちが暴れる現場へ急行。ギーツに変身すると、バックルを駆使し様々なモードにチェンジ。ルークジャマトらを撃破すると、最後はコマンドフォームのキャノン、ジェットにチェンジしラフレシアフォートレスジャマトを破壊する。 ラスボスを撃破したギーツがデザ神、と思いきや、なぜかゲームが終了しない。不審を抱く英寿のもとにツムリが現れると、敗者復活戦に招待するというゲームマスターの伝言を伝える。 景和と祢音にもデザ神になれる最後のチャンスを与える、というギロリ。戸惑う二人にギロリはゲームの名前を伝える。 「デザイアグランプリ・デザ神決定戦だ」

謀略IR:キツネ狩り

ゲームマスターのギロリ(忍成修吾)が突如発表したデザ神決定戦は「キツネ狩り」。猟犬にあぶり出される英寿(簡秀吉)/ギーツを倒せばデザ神になれるという。 ゲームの目的はただ英寿を排除すること。ギロリの策略に景和(佐藤瑠雅)と祢音(星乃夢奈)は一斉に反発するが、デザ神になって願いを叶えるという欲望も捨てきれない。 思い悩む祢音の前に戦闘員と戦うギーツが現れた。祢音は変身もできず逡巡するが、そこへパンクジャックが出現、ギーツに襲いかかった。どうやらグレアの洗脳を解かれていないらしい。闇雲に襲いかかるパンクジャックをギーツは倒そうとするが、迷った瞬間爆発が起こりパンクジャックは脱落する。 負傷した英寿は身を隠すと、ツムリ(青島心)がこっそりと手当をし食料も差し入れる。ツムリはギロリのやり方に反発していた。英寿はそんなツムリに母親のミツメについて質問すると、ツムリは何かを知っているようだが「話せない」と口をつぐんでしまう。 戦闘員に襲われる英寿が姿を現した。景和は「俺にも叶えたい世界がある」と英寿に宣言するとタイクーンに変身。英寿も「お前は間違っていない」とギーツに変身し、2人はついに激突する。 一進一退の攻防を繰り広げるギーツとタイクーン。しかし、ともにコマンドフォームにチェンジするとギーツが徐々にタイクーンを追い詰めていく。そんな戦いを物陰で見つめていたギロリはギーツを自らの手で倒すべくグレアに変身、強烈な一撃を放とうとする。 それを見たタイクーンはギーツめがけて砲撃…と思いきや、砲弾はギーツの脇を通りグレアに直撃した。とっさにガードし驚くグレアの前に祢音に伴われたニラム(北村諒)が姿を現した。 祢音はパンクジャックを自爆させてまでギーツを倒そうとするギロリのやり方を、デザイアグランプリのスポンサーでもある父・光聖(笠原紳司)に報告。光聖を通してゲームプロデューサーのニラムに告発していた。 ニラムからゲームマスター失格の烙印を押されたグレアは反発するものの、ギーツ、タイクーン、ナーゴの同時攻撃に圧倒される。ダメージを負ったグレアに近づいたニラムは指を鳴らして変身を解除、ギロリはそのまま消滅していく。 英寿ら3人はこれからも仮面ライダーとしてデザイアグランプリに参戦することに。一方、消滅した道長(杢代和人)は意識のないままジャマーガーデンにいた。アルキメデル(春海四方)はそんな道長を「貴重なサンプルだ」と笑顔で見つめる。 ツムリは英寿ら3人にデザイアグランプリがリアリティーライダーショーであり、大勢のオーディエンスが注目していたことを告げる。その瞬間、英寿らの周囲に大量の目が出現した。そして、その中の一人、謎の男ジーン(鈴木福)も不気味な笑顔で浮かべていた。 「見逃さないよ。君たちの生き様も。死に様も」

乖離Ⅰ:ようこそ!新シーズンへ!

オーディエンスからの熱い視線が注がれる中、デザイアグランプリの新たなシリーズが華やかに開幕した。出場者は英寿(簡秀吉)、景和(佐藤瑠雅)、祢音(星乃夢奈)に新たなメンバー、クイズ王の大智(後藤大)と高い身体能力を誇る冴(小貫莉奈)を加えた5名。 1回戦は不良ジャマトから街を守り、校長ジャマトを倒す「学園ゲーム」。序盤の戦いを終えた5人は、新たなゲームマスターのチラミ(山崎樹範)からメンバーの中に他のライダーを妨害するミッションを与えられたデザスターがいることを告げられる。 デザスターは最終戦までバレずに生き残ればデザ神の座を横取り。英寿らはデザスターが誰かを探りながら戦いつつ、サロンで共同生活をすることに。 そんななか英寿はサポーターを自認するオーディエンス、ジーン(鈴木福)と対面する。にこやかに握手を求めるジーンだが、英寿の戦いの目的をなぜか知っているジーンに英寿は不審を抱く。 誰がデザスターなのか?それぞれが探り合いを行っていると、ジャマトが占拠する学校が判明。英寿らはライダーに変身しジャマトを倒しつつ、学校へと突入する。 校長ジャマトがいるのは校長室、と思いきや、なぜか学校には校長室がない。ナッジスパロウの指示でシークレットミッションをクリアしたギーツは手に入れた新たなバックルでパワードビルダーにチェンジ。校長室を作り校長ジャマトをおびき寄せる。 まんまと現れた校長ジャマトにいち早く襲いかかるロポ。しかし、不良ジャマトに守られなかなか倒すことができない。ギーツはパワードビルダーで手に入れた武器で不良ジャマトを倒すと、最後は校長ジャマトを粉砕。ミッション・コンプリートとなる。 1回戦を終えて退場者はなし、ギーツが校長ジャマトを倒したが、オーディエンスの支持率ではナッジスパロウがトップとなる。最終戦をクリアした時点でもっとも支持率が高いライダーがデザ神となるという新たなシステムに、大智は勝ち誇ったように言い放つ。 「ギーツの不敗神話は続くのか?答えはノーだ」 そのころジャマーガーデンで目覚めた道長(杢代和人)は、アルキメデル(春海四方)から彼らの目的が「理想の世界を叶えること」だと聞かされていた。そんな道長らの前にルークジャマトが現れた。 ルークは「お前の出番だ」というアルキメデルの呼びかけとともに、なんとかつてデザイアグランプリで消滅した豪徳寺(金城大和)へと姿を変えた。衝撃的な場面を目撃した道長は声を失い…。

乖離Ⅱ:ブラボー!ジャマーボール対決!

デザスター(裏切り者)は誰なのか?英寿(簡秀吉)ら5人が互いに探り合うなか、景和(佐藤瑠雅)はこれまで行ってきたこども食堂のボランティアに参加。子どもたちとの触れ合いに心和ませる。 そこへジャマトライダーが出現。子どもたちを守ろうと景和が変身すると、ボールをゴールに決めて得点を競うチーム戦「ジャマーボール」が始まった。合流した英寿らもライダーに変身。ジャマトと激しくボールを奪い合い、両チームは得点を重ねていく。 食堂を守るタイクーンの前にジャマトライダーをかばうルークが現れた。そのルークが突如「消防士なんでね。つい人命救助を優先してしまう」と、かつてゲーム参加していた豪徳寺(金城大和)の言葉を口走る。ルークの正体は豪徳寺なのか…。タイクーンは思わず動きを止めてしまう。 ジャマトチームの2点リードで前半戦が終了した。景和は子どもたちを守ると母親たちに約束する。そんな景和を見つめる英寿の前に、サポーターのジーン(鈴木福)が現れた。英寿の身辺を調査するジーンらオーディエンスは何者なのか?英寿の問いかけにジーンは「次元を旅する観光客」と謎めいた言葉を残す。 道長(杢代和人)がひび割れたバッファのIDコアを見つけた。そのままジャマーガーデンから逃げ出そうとする道長は、行く手を阻むジャマトライダーの前でドライバーを装着。苦しみながらバッファに変身する。なんとか撃破に成功するが、さらに2体のジャマトライダーが!道長はジャマトバックルを装填し、バッファジャマトに変身。ジャマトを倒したものの、苦悶しながら変身を解除し、先へと進んでいく。 豪徳寺の言葉を話すルークへの攻撃を渋っていた景和がデザスターだ。大智(後藤大)は景和を名指しで非難する。景和から攻撃しない理由を聞いていた大智だったが、何も知らないと言い張るのみ。罠にはめられた景和だったが、事情を知らない冴(小貫莉奈)も疑惑の目を向ける そんななか「ジャマーボール」の後半戦がスタートした。タイクーンは窮地に陥った子どもたちを救出。実はこれはオーディエンスのケララが仕掛けたシークレット・ミッション。クリアに成功したタイクーンはコマンドジェットバックルを手に入れる。 タイクーンはコマンドジェットバックルでジェットモードにチェンジ。ルークと戦うが、そのルークが豪徳寺の姿に変わってしまった。再び攻撃を止めてしまうタイクーン。そこへ現れたナッジスパロウが豪徳寺の姿から戻ったルークに攻撃を仕掛けた。 タイクーンは「やめろ!」とナッジスパロウを攻撃、変身解除へと追い込んでしまう。やはり景和がデザスターだったのか…。思わず動きを止めるライダーたちのスキを突き、ボールを奪ったルークがゴールを決めてしまった。 点差を広げられ、このままゲームに敗れるとエリアが消滅する危機に。追い詰められたギーツらライダーチームは?そしてデザスターの疑いをかけられたタイクーンは…!?

乖離Ⅲ:投票!デザスターは誰だ!

デザスター(裏切り者)と疑われるタイクーンが孤立するなか、ギーツらは「ジャマーボール」の戦いを継続。点差を広げられるライダーチームだったが、ギーツがマグナムシューターを駆使しなんとか同点に追いつくとタイムアップとなる。 延長戦を翌日に控えた景和(佐藤瑠雅)は、タイクーンのサポーター・ケケラ(声・俊藤光利)に呼び出され説教される。ナッジスパロウの大智(後藤大)こそデザスターかもしれない、というケケラは景和に「デザスターに食うか食われるかの戦いだ」とハッパをかける。 そのころあてもなく街をさまよう道長(杢代和人)は英寿(簡秀吉)と再会する。退場したが自分は生きているという道長によると、他の退場者は命を落としたらしい。道長は自分のやり方で仮面ライダーをぶっ潰す力を手に入れると言い放ち、ジャマトバックルを手に去っていく。 サロンに戻った英寿は眠れないという景和と夜食を取りながら、道長と再会したこと、その道長以外の退場者はみな生きてはいないことを伝える。ショックを受ける景和に英寿は「信じてほしかったら証明してみせろ。自分はデザスターじゃないってな」と背中を押す。 サドンデスの「ジャマーボール」延長戦が始まった。ボールを手にしたタイクーンが子どもたちを守るためにもゲームに勝つ、と強い意志を見せると、ギーツはルークとジャマトライダーを攻撃。倒された2体は豪徳寺(金城大和)の姿を晒してしまう。 タイクーンがかばった豪徳寺の正体はジャマトだった…。ナッジスパロウはそんなジャマトにダマされていたタイクーンをデザスターであるかのように仕立て上げ、脱落させようとしていた。そんなギーツの鋭い指摘に動揺するナッジスパロウ。ギーツは食堂に避難する子どもたちの守りを任せろ、というとボールを持ったタイクーンにすべてを託す。 「ゴールは俺が決める」 力強くゴールを目指すタイクーンをナーゴとロボもサポート。ロポからニンジャバックルを受け取り、ジャマトライダーの攻撃を跳ね返したタイクーンはナーゴからのパスを受け取り決勝のゴールを決める。 みごと勝利を収めたライダーチームだったが、デザスター投票の結果、大智が脱落となる。「僕を落として後悔しても知らないよ」という言葉を残し大智は消滅する。 ゲームに勝利し自らも残ることが出来た景和だが、ケケラから大智はデザスターではないと告げられる。しかし、ケケラはタイクーンの支持率も上がっていることに上機嫌。デザスターが誰か突き止めろ、とさらに景和の背中を押す。 「お人好しの自分とオサラバするんだ」 ケケラの強烈な一言に景和の目の色が変わった…!

乖離Ⅳ:ジャマトからの宅配便!

脱落した大智(後藤大)はデザスターではなかった。英寿(簡秀吉)ら残る4人はデザスターを探しつつ、3回戦「時限爆弾ゲーム」に挑むことになる。 ルールは時限爆弾を配るジャマトと戦いながら、彼らが仕掛けた爆弾を発見し、爆発前に解除するというもの。英寿らはライダーに変身、ジャマトの時限爆弾がフルーツ型であることをつかむと、なんと景和(佐藤瑠雅)の姉・沙羅(志田音々)がターゲットになっていることを知る。 時限爆弾を解除しようにも、爆弾から伸びている赤と青のケーブルのどちらを切断すればいいのかわからない。英寿らは沙羅に仕掛けられたものと同じパイナップル型の爆弾を探し出し、解除方法を突き止めようとする。 姉のために奔走する景和に同情する冴(小貫莉奈)は、祢音(星乃夢奈)に自分は家族を養うためにゲームに参加していることを明かす。祢音は心から家族を大切に思う冴を羨むが、冴も「うちはちょっと特殊だから」と寂しげな祢音の心に寄り添う。 期限の日没までにパイナップルを見つけようとするギーツとタイクーンの前に道長(杢代和人)が現れた。人間たちの不幸が好き、というジャマトのスポンサー・ベロバ(並木彩華)と手を組んだ道長はバッファジャマトに変身。ギーツに襲いかかった。 バッファをギーツに任せたタイクーンは、ついにパイナップル型の爆弾を配るジャマトを発見。ロポからゾンビバックルを奪うと、タイクーンゾンビフォームにチェンジしジャマトを撃破。破壊されたパイナップル型の爆弾から赤の触手を発見する。 切断すべきケーブルは赤だ!景和は祢音とともに沙羅のもとに駆けつけると、祈るような気持ちで赤のケーブルをカット。日没まで残り1秒、爆弾の解除に成功する。 ギーツと激しい戦いを繰り広げていたバッファだったが、無理な変身がたたったのか苦しみながら強制的に変身を解除してしまう。そんな道長を心配する英寿に、道長はふらつきながら「お前を倒すのは時間の問題だ」と言い捨て去っていく。 ベロバの不穏な動きをプロデューサーのニラム(北村諒)が警戒するなか、冴はデザスターへのミッションが書かれたカードを手にしていた。 「他のライダーにジャマト爆弾を命中させろ」 デザスターの正体は冴…?

乖離Ⅴ:ゲイザーの鉄槌!

ジャマーガーデンの道長(杢代和人)らの前に脱落した大智(後藤大)が現れた。大智を参謀として迎えたベロバ(並木彩華)は、仮面ライダーに対抗するゲリラ組織を結成すると妖しい笑顔で宣言する。 冴(小貫莉奈)の家族が「時限爆弾ゲーム」のターゲットになってしまった。英寿(簡秀吉)らはライダーに変身、仕掛けられたメロン型爆弾を運ぶジャマトの捜索を開始する。 景和(佐藤瑠雅)から取り戻したバックルでゾンビフォームに変身し、必死に戦うロポの前にバッファジャマトが現れた。バッファの力を活かすにはゾンビバックルが必要、という大智の提案でバッファはロポからゾンビバックルを強奪する。 「返して!家族を助けたいの!」 ロポの悲痛な叫びを無視するように強烈な一撃を見舞うバッファ。そんなロポを身を挺して守ったナーゴは変身を解除、負傷してしまう。冴が倒れてしまえば家族も守れなくなる、という祢音(星乃夢奈)の思いを聞き、冴は心動かされる。 爆弾魔ジャマトのアジトが見つかった。意を決したロポはタイクーンからフィーバースロットバックルを強奪。自らをデザスターと認めブーストフォームにチェンジするとタイクーンとナーゴを攻撃し、「家族は私の手で守る」とジャマトに戦いを挑む。 そんなロポをギーツもフォロー。激しい爆発をかいくぐり、次々とジャマトを倒すと、ロポもメロン爆弾を手にしたジャマトを撃破する。 そのころ英寿からの依頼を受けたニラム(北村諒)は道長の前で仮面ライダーゲイザーに変身。圧倒的なパワーでバッファジャマトを亡き者にしようと強烈な一撃を放つ。しかし、それでも立ち上がろうとするバッファの力を認め、トドメを刺さずに去っていく。 メロン爆弾を止める青と黄色のコードの切断になんとか成功。冴は無事に家族を守りゲームは終了する。そしてデザスター投票の結果、満票で冴の脱落が決定した。なんと冴はデザスターであると自らに投票していた。 実は冴はデザスターの正体が祢音であることを見抜いていた。理想の世界が叶わずとも本当の愛さえあれば家族を守れる。それを祢音から教わったという冴は、あえて脱落することを選んだという。 「だから祢音ちゃんも絶対に幸せになって…」 そんな言葉とともに消滅した冴。祢音は残されたドライバーを手に涙を流す。 英寿か景和か、あと一人脱落すれば祢音がデザ神となる。 「ここまできたからには、もう遠慮はしない。私がデザ神よ」 祢音は強い決意とともに、しっかりと前を向いた。

乖離Ⅵ:追跡!チラミ鬼をつかまえろ!

冴(小貫莉奈)が脱落し、残るは英寿(簡秀吉)、景和(佐藤瑠雅)、祢音(星乃夢奈)の3人。デザスターとして生き残った祢音は、他の二人のどちらかを脱落させればデザ神になれる。「やるしか、ないんだ…」。祢音は決意を固める。 しかし、ジャマーガーデンの大智(後藤大)の策略によりジャマトが現れず、新たなゲームを開始することが出来ない。しびれを切らしたチラミ(山崎樹範)は自らが鬼になり、英寿らに捕まえさせる「鬼ごっこゲーム」を半ば強引にスタートさせる。 チラミは仮面ライダーグレア2に変身し逃走を開始。英寿らも変身しグレア2を追うが、襲いかかるライダーやあちこちに仕掛けられた罠に邪魔をされ、前へ進むことすらできない。そんななかナーゴはタイクーンを罠にはめるなど不穏な動きを見せる。 結局、グレア2の逃走を許したまま前半戦は終了。英寿からタイクーンをわざと罠にはめたのでは、と指摘された祢音は激しく動揺。逆に英寿をデザスターだと決めつけ、景和の同意を得ようとする。 一人になった祢音が心を落ち着かせようとしていると、見知らぬ男(水江建太)が近づき他人に疑いをなすりつけるようなことはいただけないと忠告する。事情も知らないのに余計なことを…!「ほっといてください」と怒って立ち去る祢音を見送る男は「ほっとけるわけないだろ。君みたいな世間知らずを」とつぶやく。 後半戦が始まった。グレア2を追い詰めたギーツは、邪魔をするライダーを狙ってマグナムシューターの引き金を引くが突然飛び出してきたナーゴに当たってしまった。ギーツをデザスターにすべく、自らの意思で飛び出したナーゴ。変身を解除した祢音は英寿をデザスターだと非難する。 同意を求められた景和も一瞬「そうだね」と答えるが、次の瞬間デザスターは祢音だと指摘する。完璧人間の英寿が疑われるような行動をするはずがなく、祢音が自分を疑わないのはおかしい。景和の鋭い指摘にデザスターと認めざるを得なくなった祢音は言葉を失う。 そのころ逃走したグレア2はベロバ(並木彩華)らに囲まれていた。バッファとナッジスパロウはグレア2を攻撃。ベロバは変身を解除したチラミからヴィジョンドライバーを奪ってしまう。すべては創世の女神にアクセスするため、だという。 そこへ怒りも露わにジーン(鈴木福)が現れた。ジーンはベロバからの共闘の誘いをきっぱりと拒否、レーザーレイズライザーをセットすると仮面ライダージーンに変身する。 「俺が求めているのは感動だ」 仮面ライダージーンの出現にベロバ、バッファらは…!

乖離T:いざ!推しのためなら

仮面ライダージーンの攻撃を逃れたベロバ(並木彩華)は、奪ったビジョンドライバーを巻き「創世の女神」の前で自らの願いを叶えようとする。しかし、「女神」は反応しない。 そこへ現れたニラム(北村諒)は、ゲームマスターとプロデューサーの権限がなければ「創世の女神」の力は発動しないと告げると、ビジョンドライバーの返還を要求する。しかし、ベロバは返還どころかいずれニラムのドライバーも手に入れると言い放ち消えていく。 ゲームマスターのチラミ(山崎樹範)がドライバーを奪われたことでデザイアグランプリの続行は不可能となった。デザグラ再開のためにはビジョンドライバーを取り返さなければならない。そんなニラムら運営側に対して、英寿(簡秀吉)はデザイアグランプリの秘密を明かせと迫る。 しかし、ニラムは英寿らがすべてを知ればそのすべてを忘れることになる、と要求を拒否。英寿らが願いを叶えるにはジャマーガーデンに行き、ビジョンドライバーを奪回するしかないと迫る。 サポーターのケケラ(声・俊藤光利)から背中を押される景和(佐藤瑠雅)。そして祢音(星乃夢奈)もキューンと名乗るサポーターから手紙とスロットバックルを受け取り、改めて戦う決意を固める。 ジャマーガーデンに向かう英寿の前にジーン(鈴木福)が現れた。迎え撃つジャマト軍団を前に英寿とジーンは同時変身。ギーツ、ライダージーンとなり、ジャマト軍団と激突する。そのころ景和と祢音も変身し、ジャマト軍団と交戦。さらにナッジスパロウも加わり、タイクーンとナーゴの戦いも激しさを増していく。 現れたバッファと戦うギーツは、戦いを見守るライダージーンとベロバの会話からデザイアグランプリの真実を知ってしまう。デザグラの運営とジーンらオーディエンスは遥か未来に存在する人々。そして英寿らが生きる、彼らにとっては過去の世界を舞台にしてのデザグラをエンターテインメントとして楽しんでいたのだった。 ベロバは「このジャマーガーデンも用済み」と巨大な仮面ライダーベロバに変身。ジャマーガーデンを含めたすべての世界を作り変えようと強烈な一撃を放つ。英寿らライダーたち、そしてジャマトまですべてを巻き込む大爆発が発生して…!?

乖離SP:緊急特番!デザグラのすべて!

運営上のトラブルを理由にデザイアグランプリはゲームを中断。運営側はオーディエンスへ向けてデザイアグランプリに関する知識を深める緊急特番の放送を開始する。 デザイアグランプリとは、歴史上の様々な時代を舞台に繰り広げられるリアリティーライダーショー。怪物ジャマトから世界を救うため、オーディエンスからの公募で選定されたプレイヤーが仮面ライダーに変身し、生き残りゲームを展開してきた。 これまで最後まで勝ち抜いた勝者「デザ神」には理想の世界を叶える権利が与えられてきたが、新たな「デザ神」として注目されているのがギーツこと英寿(簡秀吉)。英寿は高校生のころからプレイヤーとしてデザグラに参加。サポーターのジーン(鈴木福)はそのころから英寿に目をつけていたという。 さらにタイクーンの景和(佐藤瑠雅)、ナーゴの祢音(星乃夢奈)が参戦。タイクーンは退場したすべての人を蘇らせるため、ナーゴは本当の幸せを手に入れるため、ギーツに負けじと戦いを繰り広げてきた。 しかし、突如現れた悪質なサポーター、ベロバ(並木彩華)が、ゲームマスターのチラミ(山崎樹範)のヴィジョンドライバーを強奪。これによりデザイアグランプリは中断を余儀なくされる。 ここまで放送が進んだとき、ベロバが電波ジャック。デザグラの敵役であるジャマトが人類と生存競争を行えるほどの進化を遂げたとアピールする。もはやジャマトは倒されるだけの存在ではない、これからはジャマトの世界、ジャマトグランプリの開幕を宣言する。 ジャマトグランプリのゲームの目的は、ラスボスとなるプロデューサー・ニラム(北村諒)を倒してヴィジョンドライバーを奪うこと。達成したジャマトは「ジャマ神」となり、理想の世界を叶える権利を手に入れるという。 ベロバからジャマトグランプリへのエントリーを促された道長は、デザイアグランプリで親友を失ってから仮面ライダーを憎悪し、ライダーを潰すという願いを叶えるために戦いに身を投じてきた過去を思い出す。俺は理想の世界を叶えるだけ。道長はある決意を固める。 ジャマトが出現、人々を襲い始めた。英寿、景和、祢音は「デザ神」とは関係なく、人々を守るためライダーに変身しジャマトに立ち向かう。一方、ベロバと激突しかけたジーンに、人間となった景和のサポーター・ケケラ(俊藤光利)、祢音のサポーター・キューン(水江建太)が合流した。4人は同時にライダーに変身、ライダージーン、ケケラ、キューンはそれぞれの“推し”のため、ライダーベロバに挑む。 ジャマトの挑戦を受けて立つしかないと、戦いを見つめるニラム。勝つのはデザイアグランプリか、ジャマトグランプリか? そんな戦いの中でもギーツは揺るがぬ自信を口にする。 「最後に勝つのは俺だ」

慟哭Ⅰ:ジャマトグランプリ♡

ゲームマスターのベロバ(並木彩華)はジャマトグランプリの開幕を宣言。ナイトジャマト、ルークジャマトらとともに道長(杢代和人)もエントリーするが、そんな道長の前にデザイアグランプリで消滅したはずの親友・透(前川佑)が現れた。思わぬ再会に声を失う道長だったが、実はナイトジャマトが透に憑依しただけだった。 ジャマトグランプリ第1回戦、かみなりを落として町を滅ぼす「かみなりジャマト祭り」が始まった。ジャマトが5つの櫓を完成させると、すべてが破壊されるという。英寿(簡秀吉)、景和(佐藤瑠雅)、そして祢音(星乃夢奈)はライダーに変身、ジャマトらに立ち向かう。 ジャマトグランプリではライダーにもスコアが設定されており敵役に。パワーアップして襲いかかるバッファジャマト、ルークジャマトらにタイクーンとナーゴも苦戦する。一進一退の攻防が繰り広げられるが第1ターンが終了。余裕の表情で引き上げようとする道長を景和と祢音は非難する。 英寿はジャマトに襲われた寺の境内でショウタ(田中レイ)という少年と出会う。ショウタは寺で行われる「すずなり鬼祭り」で鬼から鈴をとり、入院している母親が帰ってくる願いを叶えたいという。母を思うショウタに自らを重ねる英寿は、ショウタを心に寄り添う。 道長は透と学生時代にケンカをした思い出を語り合う。仮面ライダーをぶっ潰そうと呼びかける透だが、その正体はナイトジャマト…。道長の思いは複雑だ。 「かみなりジャマト祭り」の第2ターンが始まった。再び現れたルーク、ビショップジャマトは破壊活動を開始。タイクーンとナーゴは祭りを守るため、ルークとビショップに立ち向かう。 一方、英寿はバッファジャマトとナイトジャマトの前に立ちはだかった。1対2と不利な状況だったが、ジーン(鈴木福)が助っ人として参戦。「祭りの邪魔はさせない」と英寿とジーンはライダーに変身。ギーツはバッファ、ジーンはナイトと激突する。 バッファが至近距離からの攻撃をヒットさせると、シークレット・ミッションがクリアとなりバッファはコマンドジェットバックルをゲット。バッファジャマトはコマンドフォームジェットモードにチェンジする。 新たな力を手に入れ、ギーツに猛攻を仕掛けるバッファ。徐々にギーツを追い詰め、バッファの猛攻が続く! 「ギーツ、お前を超えてみせる!」

慟哭Ⅱ:真紅のブースト!

ジェットモードにパワーアップし襲いかかるバッファジャマトに苦戦するギーツ。一方のタイクーンとナーゴもルーク、ビショップと懸命に戦うが、そんな2人に雷が直撃。変身を解除してしまう。 落雷を発生させるジャマト櫓が5つ完成すると、無数の落雷が発生し町が滅びてしまう。ナイトジャマトの警告に合わせるかのようにギーツも落雷に襲われるが、かろうじて逃れると「かみなりジャマト祭り」の第2ターンが終了した。 完成したジャマト櫓は2つ。あと3つ完成すればゲームオーバーとなってしまう。景和(佐藤瑠雅)と祢音(星乃夢奈)は落雷を受けて負傷、英寿(簡秀吉)は単独での戦いを余儀なくされる。 ジャマトに襲われた寺では、長く続いてきた「すずなり鬼祭り」の中止が決定。祭りで鬼から鈴を奪い、入院している母を元気にしたいというショウタ(田中レイ)もその願いを叶えることができなくなってしまった。落ち込むショウタに自らの母への思いを重ねた英寿は祭りの開催を提案。ショウタに勇気を出して鈴を奪い取れと元気づける。 祭りで賑わう寺に不気味な太鼓の音が響き「かみなりジャマト祭り」の再開が告げられる。英寿は道長(杢代和人)と透(前川佑)と対峙。ギーツに変身すると道長もバッファジャマトに変身、透もナイトに変貌し激突する。 ギーツは2体を相手に一進一退の攻防を繰り広げるが、その間にもジャマト櫓が完成していく。それでも必死に戦うギーツだったが、雷の直撃を受けて変身を解除してしまう。そして5つのジャマト櫓が完成、町の上空が不気味な雷雲が広がっていく。 追い詰められた英寿は傷つきながらも「俺の覚悟を思い知れ」と立ち上がると、ブーストバックルを天高く掲げ雄叫びをあげる。次の瞬間、4つのブーストバックルが飛来し、英寿の手にあるブーストバックルと合体した。英寿は新たなブーストバックルを装填、ギーツブーストマークⅡに変身する。 ギーツブーストマークⅡは凄まじいスピードとパワーでバッファ、ナイトを圧倒。ジャマト櫓もすべて破壊すると、ついにはナイトを粉砕する。そのころ「すずなり鬼祭り」ではショウタが鬼から鈴をとり、退院した母親との再会を果たしていた。 ギーツブーストマークⅡの戦いを目の当たりにしたニラム(北村諒)は、4枚のデザイアカードを手に一つの確信にたどり着く。 「君は世界の理(ことわり)を変えた、存在するはずのない男だ」 英寿は存在するはずのない男? ニラムの言葉が意味するものとは…!?

慟哭Ⅲ:たのしい戦国ゲーム♡

英寿(簡秀吉)のすべてが知りたい。そんなジーン(鈴木福)が景和(佐藤瑠雅)と祢音(星乃夢奈)から英寿について話を聞こうとすると、ほら貝の音が鳴り響きジャマトグランプリ2回戦「戦国ゲーム」が始まった。 敵キャラに設定された景和と祢音は忍者、女剣士の扮装に。襲いかかる忍者ジャマトと剣を手に戦うとライダーに変身する。そこへ現れた道長(杢代和人)はバッファに変身、ヴィジョンドライバーを狙い大将のニラム(北村諒)のもとへ攻め込んでいく。 しかし、浪人姿で現れた英寿はニラムの前でギーツブーストマークⅡに変身。圧倒的なパワーでルーク、ビショップらを翻弄すると、さすがのバッファも退却を余儀なくされる。ニラムとヴィジョンドライバーを守り英寿は変身を解除するが、たちまち深い眠りに落ちてしまった。 景和と祢音から英寿について話を聞いたジーンは、ニラムを問い詰め英寿が何度も生まれ変わり、様々な時代で母親を探していた事実を確認。ジーンは目覚めた英寿に、2000年前に生き別れた最初の母ミツメを探すために輪廻転生を繰り返してきたという「真実」を突きつける。 ドラマチックな英寿の生き様に感動するジーン。英寿はそんなジーンに「俺の人生はお前の娯楽じゃない」と言うと、睡魔に襲われながらも戦いの場へと出ていく。 よろめきながらも歩いていた英寿は、またも倒れて眠りに落ちてしまう。無防備な英寿にジャマトライダーが攻撃を仕掛けようとするが、ジーンが現れライダージーンに変身。英寿を守りつつジャマトライダーを追い詰める。 しかし、チラミ(山崎樹範)からヴィジョンドライバーの変身権限を手に入れたベロバ(並木彩華)が現れると、グレアⅡに変身。ジャマトライダーを強化し3体でライダージーンに襲いかかる。 さすがのライダージーンも3体のみごとな連携になす術もなく圧倒されると、ついに変身を解除。負傷したジーンは動けなくなってしまう。 勝ち誇るグレアⅡはジャマトライダーに眠ったままの英寿への攻撃を指示。ジャマトライダーのマグナムから放たれた銃弾が英寿へと迫っていく。 「イヤだ…ああああ…」 英寿が危ない!ジーンの悲痛な叫びが響き渡った!

慟哭Ⅳ:絆のレーザーブースト!

ギーツブーストマークⅡの副作用で眠りに落ちてしまった英寿(簡秀吉)。ジーン(鈴木福)の目の前で命を奪われそうになるが、間一髪のところでタイクーンとナーゴによって救出される。 英寿を守ろうとした戦いに敗れ、深く傷ついたジーンは英寿の危機を目の当たりにし、大切なものを失うことの恐ろしさを初めて身にしみて感じたと告白する。こんなに苦しいなんて、と弱音を吐くジーンの心に寄り添う英寿は自らの秘密を打ち明ける。 前世からずっと手にしているローマ金貨をジーンに見せる英寿は、2000年もの間“えいす”の名で何度も生まれ変わり、最初の人生で生き別れた母親を探し続けているという。なぜ自分という存在が何度も繰り返されるのか、自分が生かされている意味とは? 英寿は常に問い続けていた。 そんな衝撃の告白に生まれて初めて涙を流すジーン。何度も死の恐怖を経験しながら、それでも英寿は強く生きている…。そんなジーンと心を通わせた英寿は、肝心なのは今をどう生きるかだ、と告げて去っていく。 「戦国ゲーム」が再開された。ヴィジョンドライバーを奪還すべく、大将のニラム(北村諒)は出陣を決意。浪人・英寿、忍者・景和(佐藤瑠雅)、女剣士・祢音(星乃夢奈)とともに敵陣へと乗り込む。 現れた忍者ジャマトをみごとな剣さばきで圧倒した景和と祢音はライダーに変身。ルーク、ビショップに立ち向かう。一方、英寿もギーツに変身、さらに敵陣へと攻め込むがそこへベロバ(並木彩華)が現れた。 ベロバはグレア2に変身、優位に立つが、ギーツはブーストマークⅡにチェンジ。圧倒的なスピードでグレア2を追い詰める。しかし、体への負担が限界に達し変身を解除。詰め寄るグレア2を前に英寿の意識は遠のいていく。 そこへジーンが飛び出すと、自らのレーザーレイズライザーを英寿のドライバーに装填。たちまち英寿は覚醒する。レーザーレイズライザーが持つ理想の自分をデザインする力を利用して英寿に新たな力を与えたのだった。 「さあ、ここからがハイライトだ」 英寿はギーツレーザーブーストフォームに変身。2体のジャマトライダーを軽く撃破すると、圧倒的なスピードとパワーでグレア2をも粉砕する。ギーツはベロバからヴィジョンドライバーを奪い返そうとするが、突如現れたバッファがベロバからドライバーを強奪。ベロバとともにその場から消えていく。 戦いに勝利した英寿にレーザーレイズライザーを託すというジーンは、自分もこれからを生きると英寿らの世界から去る決意を明かす。英寿はジーンとの再会を誓うと、ギーツのサポーターであることを公認。笑顔で去るジーンを見送った。 一方、ヴィジョンドライバーを手にした道長(杢代和人)は「創世の女神」と初めて対面し、決意を新たにする。 「もう一つのドライバーを手に入れたら叶えてもらうぞ…、俺の理想の世界を」

慟哭Ⅴ:サプライズ!闘牛ゲーム♡

今日は祢音(星乃夢奈)の誕生日。祢音TVに寄せられたお祝いコメントに喜ぶ祢音だが、その一方で景和(佐藤瑠雅)は道長(杢代和人)主催のジャマトグランプリ第3回戦「闘牛ゲーム」に誘い込まれてしまう。 ルールはタイクーン、ナーゴ、ギーツの順でルーク、ビショップ、バッファと1対1で戦い、負け越したチームは全員が脱落というもの。勝ち越せばジャマトを一掃できる。勝って祢音をお祝いしよう、というチラミ(山崎樹範)だが、祢音の浮かない表情に英寿(簡秀吉)は不審を抱く。 ルークと一進一退の攻防となったタイクーンだったが、床から突き出た謎の剣による攻撃に翻弄され変身を解除。ルークの勝利となり、景和はオリに閉じ込められてしまう。1対1やはりウソ。ベロバ(並木彩華)が勝手に仕掛けた罠に道長は不快感を露わにする。 祢音が幼いころ誕生日に誘拐されたことを過去のニュース動画で知った英寿は、祢音が拉致されていた現場へ向かう。すると、そこには花を手向ける祢音の父・光聖(笠原紳司)の姿が。娘の誕生日になぜここに花を? 疑問を口にする英寿だが、光聖は「見なかったことにしろ」と厳しい口調で突き放す。 英寿は祢音本人から救出された当時の辛かった思い出を聞くと、なぜか胸騒ぎを覚え自ら祢音に代わってビショップと対決する。英寿はタイクーンが残したニンジャバックルを使い、ギーツマグナムニンジャに変身。ビショップ、そして突如現れたダンクルオステウスジャマト(古代魚ジャマト)と激闘を繰り広げる。 そのころオーディエンスルームでファンからの祝福を受けていた祢音。喜びに顔をほころばせるが、突如現れたVチューバー、ベロバによって光聖の本当の娘は誘拐事件で犯人によって命を奪われていたという衝撃の事実を明らかにされてしまう。 絶望した光聖はデザイアグランプリを支援する代わりに「私が理想とする娘・祢音が生きている世界」という願いをニラム(北村諒)によって叶えてもらっていた。つまり祢音は光聖の本当の娘ではなく、創世の女神によって作られた人間だった…。 祝福から一転、真実を知ったオーディエンスから非難の嵐にさらされる祢音。自らも初めて知った驚愕の事実に言葉を失い、呆然と立ち尽くす。そんな祢音のもとに駆けつけたサポーターのキューン(水江建太)もかける言葉もなく…。 ベロバの非道な行為にギーツの怒りが爆発した。ブーストマークⅡ、そしてレーザーブーストにチェンジしビショップ、ダンクルオステウスジャマトを圧倒。ダンクルオステウスジャマトが逃走すると、残るビショップに怒りのライダーキックが火を噴いた!

慟哭Ⅵ:手紙の中の王子様

ベロバ(並木彩華)の暴露により、自分が創世の女神によって作られた人間であることを知った祢音(星乃夢奈)。激しいショックから立ち直れないまま、オーディエンスからも厳しく非難される。 ベロバの悪意に満ちた行為に激しい怒りを見せたギーツはビショップジャマトを撃破。道長(杢代和人)も祢音を不必要に追い詰めるベロバの卑劣な作戦に嫌悪感を露わにする。 すべては本当の娘を失った父・光聖(笠原紳司)の思惑によるもの。ナーゴのサポーター・キューン(水江建太)はそんな光聖を激しく非難するが、祢音の前で素直になれない自分が祢音とどう向き合うべきかわからない。 英寿(簡秀吉)はそんな煮え切らないキューンの前に現れると、「何もするつもりがないなら自分のたちの時代に帰ればいい」とあえて突き放す。 バッファに代わるダンクルオステウスジャマトとナーゴの対決が始まった。しかし、戦意を喪失した祢音は変身もせずダンクルオステウスジャマトの攻撃を受け続ける。英寿はバトルエリアの外からモニター越しに「戦えナーゴ…勝つしかないんだ」と祈るしかない。 ようやく祢音はナーゴに変身するが、反撃する力もなく攻撃を受け続けると変身を解除。祢音はダンクルオステウスジャマトに捕らえられてしまう。 「もう…無理だよ…」 勝敗は決したと思われたその時、キューンが現れダンクルオステウスジャマトを攻撃。バリアで動きを封じると、思いを込めた手紙を読み始める。が、最後は手紙を破り捨て自らの言葉で祢音に力を与える。 「幸せかどうかを決めるのは、生まれた境遇じゃない…決めるのは自分自身なんだ」 そんな熱い言葉に目覚めた祢音は、キューンからもらったブーストバックルでナーゴビートブーストに変身。ライダーキューンとの連携でダンクルオステウスジャマトに猛攻を仕掛ける。 外ではキューンを追い出そうと集まったポーンジャマトをギーツが華麗に撃破。そしてナーゴもダンクルオステウスジャマトに強烈な一撃を浴びせると自らも力尽き変身を解除。戦いは引き分けに終わる。 なんとか立ち直ったかに見えた祢音だが、景和(佐藤瑠雅)の一緒に帰ろうという呼びかけにも「私に帰れる場所はない」と寂しげな笑顔を見せキューンとともに去っていく。 一方、ベロバと決別しようとした道長に、ベロバはヴィジョンドライバーを使い意外な真実を明らかにする。ヴィジョンドライバーが道長らに見せた“記憶”、そこには英寿の母ミツメが創世の女神となる情景が…!

慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム♡

ジャマトグランプリの最終戦は「天国と地獄ゲーム」。ジャマトに襲われた人々は様々な大きさと色の円陣の中に逃げ込むが、天空に現れた巨大な忌まわしい女神が地獄の色を決定。その色の円陣にいた人たちは落下し消滅してしまう。 景和(佐藤瑠雅)はタイクーンに変身、ジャマトと戦いつつ落下しそうになる沙羅(志田音々)ら人々を救出。駆けつけた英寿(簡秀吉)も人々を救うが、バッファが出現。英寿もギーツに変身しバッファに立ち向かう。 ゲームが一旦終了すると、ベロバ(並木彩華)が現れ、犠牲になった人々の幸せが創世の女神の元へ集められ、たった一人の勝者の幸せに変えられてきた。それがデザイアグランプリの真実だと言う。そんな創世の女神の正体とは?と思わせぶりに語るベロバに英寿は不審を抱く。 創世の女神とはいつどこで生まれたのか?何者なのか? 英寿はニラム(北村諒)に次々と疑問をぶつける。なぜ前世の記憶を持つ自分のような存在が生まれたのか、という問いにニラムは、未来人と現代人の間で子供ができるはずはないのだが、それを可能にする術があった、と含みのある笑みを浮かべる。 悪い予感を襲われる英寿に大智(後藤大)が近づくと、人々の幸せを奪い理想の世界に作り変える力を手に入れたのが創世の女神、そして人々の幸せを犠牲にして誕生したのが英寿だと衝撃の事実を告げる。人々の幸せを犠牲にして誕生したのが、女神の申し子・英寿だと。 ショックで言葉を失う英寿に、父と母をデザイアグランプリで失った景和が怒りをぶつけた。 「俺たち家族は…ただ家族で暮らせればそれだけ幸せだった…なのに創世の女神がそんな幸せすらも奪ったんだ!」 景和に胸ぐらをつかまれる英寿だが、何も言い返すことができない。 「天国と地獄ゲーム」が再開された。怒りとともに景和はタイクーンに変身。 「みんなの幸せは俺が守る!」 ルークジャマトを落とし、人々を必死で救うタイクーンだったが、バッファジャマトゾンビの攻撃を受け穴へと落下。消滅してしまう。 何もできずにただ天空に浮かぶ邪悪な女神像を見つめるしかない英寿。そんな英寿の前に道長が現れ挑発した。 「天国か地獄か、俺たちの行き先を決めるぞ」 そのころジャマーガーデンではアルキメデル(春海四方)がダンクルオステウスジャマトに自らの身体を差し出し食い尽くされてしまった。その直後、ダンクルオステウスジャマトはアルキメデルの姿に変わり、不気味な言葉をつぶやく。 「…理想の世界を叶えるのは私だ」

慟哭F:最後の審判

「天国と地獄ゲーム」でタイクーンを消滅させた道長(杢代和人)は、英寿(簡秀吉)と対峙。「俺と戦え」と挑発する。しかし、人々の幸せを奪ってきた創世の女神が母親だとわかりショックを受ける英寿は、戦うことの意味を見失っていた。 そんな二人の前にダンクルオステウスジャマトが理想の世界を手に入れようと襲いかかった。一方的に追い詰められる英寿だったが、突如帰還したジーン(鈴木福)に救われる。 そのジーンから創世の女神に直接会って事実を確かめるべきだと勧められた英寿は、ヴィジョンドライバーを手に入れようとニラム(北村諒)と交渉するが冷たく拒否される。そのニラムはバッファが持つヴィジョンドライバーを回収でき次第、この世界から撤収することを目論んでいた。 英寿はヴィジョンドライバーを奪うため道長と対峙。二人はギーツ、バッファに変身し激しくぶつかり合う。バッファの強烈な一撃を受け変身を解除した英寿だったが、一瞬のスキをつきヴィジョンドライバーの奪取に成功。創世の女神のもとへと急ぐ。 創世の女神は母さんなのか?涙ながらに2000年の想いをぶつける英寿だったが、そこへヴィジョンドライバーの回収を急ぐニラムが現れた。デザグラの犠牲となった人々の幸せを奪い、世界を作り変えてきたのも母さん=創世の女神が望んだことなのか?ニラムに迫る英寿だったが、ニラムは答えをはぐらかす。 その時、創世の女神が泣くような悲鳴をあげた。その声を聞いた英寿は確信する、母親はデザグラの運営に利用され、創世の女神になってしまったのだと…。怒りを露わにする英寿を前にしびれを切らしたニラムはゲイザーに変身。英寿もギーツブーストマークⅡに変身する。 「母さんは苦しんでいる!お前らが苦しめたんだ!」 怒りとともに攻撃を仕掛けるギーツだが、鉄壁のゲイザーにまったく通用しない。それでもなんとか一撃を加えるギーツだったが、マークⅡの副作用に襲われゲイザーの攻撃を受けると穴へと転落してしまう。 そこへ現れたジーンはギーツへ向けてレーザーレイズライザーを投下。レーザーブーストとして復活したギーツは再びゲイザーに襲いかかるが、今度はバッファが現れた。 「仮面ライダーはまとめて失せろ!」 バッファの強烈な一撃にギーツとゲイザーは揃って穴に転落、ついに消滅してしまう。 ジャマトグランプリが終了、バッファがジャマ神となった。ショックを受けるジーンをよそに道長とベロバ(並木彩華)は創世の女神の前で『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』と書かれたデザイアカードを掲げた。 次の瞬間、世界は作り変えられルークらジャマトも次々と復活する。その一方で仮面をつけた謎の男が新たなゲームの開始を宣言していた。 「始めよう。世界の運命を賭けたゲームを」

慕情Ⅰ:バッファ無双!

ギーツとタイクーンが消滅し、新たに作り変えられた世界では姿を消した英寿(簡秀吉)の行方を捜索。沙羅(志田音々)も弟・景和(佐藤瑠雅)を懸命に探していた。そしてキューン(水江建太)は複雑な思いを抱えつつ、鞍馬家の令嬢として幸せな日々を過ごす祢音(星乃夢奈)を遠くから見守っていた。 そんな状況の中、チラミ(山崎樹範)はバッファからヴィジョンドライバーを奪還、デザイグランプリを復活させるべくツムリ(青島心)に新たなライダーを集めるよう命じる。気乗りしないツムリだが、ナビゲーターとしては逆らうことも出来ない。 祢音のもとにもIDコアとドライバーが届けられるが、現れたバッファによって記憶を取り戻すことなく逃走。しかし、ベロバ(並木彩華)にIDコアを押し付けられナーゴとして戦っていた記憶を蘇らせてしまう。記憶を失ったままの自分を放っておいたキューンを非難する祢音だったが、キューンはそんな祢音に自分たちが暮らす未来へ来ないかと誘う。 「すべての仮面ライダーをぶっ潰す世界」が実現したことによりバッファもパワーアップ。新たに招集されたライダーたちはすべて倒されてしまった。予想外の展開にチラミはジーン(鈴木福)とケケラ(声・俊藤光利)に協力を依頼、ケケラには拒否されるがギーツが復活するなら、とジーンは快諾する。 しかし、そんなチラミとジーンの前に道長(杢代和人)が現れ、ヴィジョンドライバーを投げ返すとチラミらに変身するよう要求する。「この俺がまとめてぶっ潰してやる」という道長の挑発に乗ったジーンとチラミは変身。道長もバッファに変身し激突する。 新たな世界のジャマ神となったバッファ フィーバーゾンビフォームに圧倒されたライダージーンは変身を解除、グレア2も窮地に追い込まれる。そんな戦いの間にもツムリは、ただただ英寿へ祈りを捧げるしかなかった。 「デザグラをずっとずっと続けてきたあなたなら…教えてくれるのでしょうか…英寿…」 バッファがとどめの一撃を放とうとしたその時、その攻撃を遮るかのようにまばゆい閃光が走ると、なんと英寿が姿を現した。英寿はギーツに変身、バッファは「お前はもう俺には勝てない」と言い放つが、意外にもギーツはグレア2へ銃口を向ける。ギーツの思惑とは…!? そのころ女神像の前でデザイアロワイヤルの開幕を告げた仮面の男(声・松岡禎丞)は謎めいた言葉を口にする。 「創世の女神は破壊と再生を繰り返す。ようやく目覚めたようだな…ツムリ」

慕情Ⅱ:ギーツの矛先

苦しむ母を無理やり創世の女神として利用したデザグラを許さない!ギーツは怒りとともにグレア2を激しく攻撃。最後はバッファがとどめをさし、グレア2は消滅する。 そんなギーツとバッファの前に仮面の男が姿を現した。男は英寿(簡秀吉)と道長(杢代和人)の前でデザイアグランプリの創始者・スエル(声・松岡禎丞)だと名乗ると、世界を決める権利を賭けた新たなゲームの開始を告げる。 ゲームの名はデザイアロワイヤル。英寿や道長、祢音(星乃夢奈)、大智(後藤大)のもとへ招待状とドライバー、IDコアが届けられる。 デザイアロワイヤルの開幕を察知したケケラ(俊藤光利)は、グレア2が残したヴィジョンドライバーを手にベロバ(並木彩華)のもとへ。そのドライバーとベロバの持つヴィジョンドライバーで景和(佐藤瑠雅)を復活させろと提案する。その代わりに“とっておきの不幸”を拝ませてやるとベロバに耳打ちを。その不幸とは? 突如現れたカエルのケケラの力で沙羅(志田音々)のもとに景和が戻ってきた。しかし景和は戦っていたころの記憶を失っていた。沙羅は景和を戦いに巻き込まないため、ケケラに過去の事実を明かさないよう口止めする。 デザイアロワイヤルのルールはライダー同士が戦い、勝ち残ったものがデザ神になるというもの。警戒しながらゲームエリアを歩く祢音はエントリーした沙羅と出くわす。エントリーすれば景和を取り戻すというケケラの言葉に従い、デザイアロワイヤルにエントリーしていた。 そんな祢音と沙羅の前に大智が現れナッジスパロウに変身した。祢音と沙羅もナーゴ、ハクビに変身。が、戦いに慣れていないハクビはあっという間に倒され変身を解除してしまう。 ナッジスパロウはナーゴの攻撃をかわすと沙羅のもとへ。沙羅を失神させるととどめを刺そうとする。万事休すと思われたその時、なんと景和が現れタイクーンに変身した。 驚くナーゴの前で沙羅を守るためタイクーンはナッジスパロウを攻撃。ケケラに沙羅のエントリーを知らされた景和は、姉を守ろうとデザイアロワイヤルにエントリーしていた。すべては姉を思う景和の力を引き出そうとしたケケラの策略だった。 激しく戦うタイクーンとナッジスパロウの前にバッファが現れた。ナッジスパロウは素早く逃走、バッファは残るタイクーン、ナーゴらを倒そうとするが、一瞬早くギーツが3人を救い逃走する。 英寿に感謝しつつも、人々を不幸にした創世の女神を許せないと変わらぬ怒りを露わにする景和。デザグラをなくすわけにいかないという景和と祢音に対して、デザグラのない世界を実現するという英寿は「母さんに罪はない。俺が証明してみせる」と言い放ち去っていく。

慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い

デザイアロワイヤルの新たなミッションが発表された。ジャマトに奪われたIDコアを回収、期限までに一番多くのIDコアを集めたプレイヤーには指名した一人を脱落させる権利が与えられるという。 祢音(星乃夢奈)と沙羅(志田音々)は仲良くIDコア探しを開始。ゲーム復帰を沙羅にさとられないよう景和(佐藤瑠雅)はこっそりと二人の後を追い、バッファに襲われるピンチにはタイクーンに変身。隠れ身の術を使い、なんとか救出に成功する。 わずかなIDコアしか見つけられず肩を落とす祢音と沙羅に大智(後藤大)が共闘を提案。自分が見つけた大量のIDコアを渡す代わりに、デザ神となってライダーの敵であるバッファを脱落させようという。 これまで痛い目にあわされてきた大智を疑う祢音と沙羅だが、確かにバッファがいなくなれば今後の戦いがやりやすくなる。大智が差し出す大量のIDコアと引き換えに、二人は共闘に合意。沙羅がサロンから去ると、景和は姉を傷つけたことは許さないと大智に釘を刺す。 ミッション2日目。大智がIDコアがある可能性が高い位置を祢音らに地図で指示。自分がギーツとバッファの囮になるので回収を任せるという。祢音は改めて大智に、今度裏切ったら二度と信じない、と言いつつ沙羅と現場へ向かう。 そんな二人を見送った大智は、道長(杢代和人)に電話で祢音らが向かった場所を教えていた。デザスター編で自分を脱落させた恨みを晴らすためと、道長にライダーを狩るチャンスだとささやく。 だまされたとも知らずIDコアを探す祢音と沙羅の前に、なんと英寿(簡秀吉)が現れた。英寿は大智の罠であることを祢音らに告げると、自分の敵は運営だからと祢音や沙羅、そして隠れている景和を攻撃することなく去っていく。 一方、大智の姑息なやり方に怒りを露わにした道長は、大智の前でバッファに変身。大智もナッジスパロウに変身し向かっていくが、バッファに翻弄されるとあっけなく倒される。バッファは変身を解除した大智からIDコアを強奪、大智は捨て台詞とともに消滅する。 そんなバッファにダンクルオステウスジャマトが襲いかかった。ダンクルオステウスはアルキメデル(春海四方)に姿を変えると、バッファが落としたナッジスパロウのIDコアを回収する。アルキメデルが生きていた!その様子を見ていたベロバ(並木彩華)とケケラ(声・俊藤光利)はなぜか色めき立ち…。 ツムリ(青島心)の前にスエル(声・松岡禎丞)の権限で復活したニラム(北村諒)とウィン(崎山つばさ)が現れた。ニラムはツムリとウィンを指差し「撤収の準備にとりかかる」と宣言する…。

慕情Ⅳ:かりそめの共闘

デザイアグランプリの運営がグランドエンドへ向けて動き出す中、ウィン(崎山つばさ)が英寿(簡秀吉)の前に現れた。グランドエンドで英寿らがデザグラの記憶をすべて失う前に、英寿の母・ミツメについて探っておくという。ウィンによると、ニラム(北村諒)からもそのような命令があったらしい。 そのころベロバ(並木彩華)とケケラ(声・俊藤光利)は復活したアルキメデル(春海四方)に接触。倒されたジャマトを全員復活させる代わりに沙羅(志田音々)を仕留めろ、と依頼する。景和(佐藤瑠雅)を本物のライダーにするには悲劇が必要というケケラ。一方のベロバは永遠の別れってゾクゾクする、と期待に胸を膨らませる。 自分が創世の女神によって創られたという出生の秘密を沙羅に打ち明けた祢音(星乃夢奈)の願いは「世界中が鞍馬祢音を忘れた世界」。衝撃の真実に沙羅は激しく動揺する。そんな祢音に景和は自分たちと一緒に暮せばいいと提案。 「みんなが幸せになれる世界がきっとあるはず」 が、祢音はそんな景和の思いを素直に受け入れられない。 倒すべきライダーを確認する道長(杢代和人)に、英寿は仮面ライダー狩りをやる意味などないのでは、と語りかける。英寿は、バッファが仮面ライダーを倒すのも記憶を消して元の生活に戻してやるため、という“優しさ”からであることを見抜いていた。それでも頑なに「戒めだ」と言い張る道長だが、もしライダーがジャマトに倒されそうになったらどうする?と問いかけられ答えに窮してしまう。 IDコアを集めるミッションが再開された。祢音の推しとして共に頑張ると気持ちを立て直した沙羅は、迷いを捨て祢音と共に行動を開始。そんな二人を景和がこっそりと尾行、英寿と道長もが遠くから見守っていた。 道長はバッファに変身しようとするが、そこへポーンジャマトを連れたダンクルオステウスジャマトが沙羅に襲いかかった。沙羅の危機に景和は逡巡したものの、やむを得ずタイクーンに変身、ダンクルオステウスに立ち向かい危機を脱出する。 英寿はダンクルオステウスらの前に立ちはだかると、本当の敵はライダーではなくアルキメデルらこの世界を弄んできた未来の連中だ、と言い放つ。そんな英寿に同調するかのように道長もゆっくりと英寿と肩を並べ、ギーツ、バッファに変身した! ギーツとバッファはみごとな連携で進化したダンクルオステウスを追い詰めると、最後はバッファの一撃とギーツのライダーキックで撃破。ダンクルオステウスは逃走、バッファはダンクルオステウスが残した大量のIDコアを奪っていく。 ギーツとバッファに完敗したアルキメデルはついに消滅。ベロバはその場に落ちていたナッジスパロウのIDコアを拾う。そこへジーン(鈴木福)が現れるとベロバとケケラにヴィジョンドライバーの返還を要求、グランドエンドが近いことを知らせる。

慕情Ⅴ:純白の破壊

デザイアロワイヤルIDコア回収ミッションが終了、バッファとハクビが同数でトップに並び、プレイヤー同士がIDコアを奪い合う延長戦が行われることになった。自信満々の道長(杢代和人)に対して、沙羅(志田音々)も景和(佐藤瑠雅)とともにデザグラの犠牲者を救うため、と勝利を誓う。 祢音(星乃夢奈)がキューン(水江建太)から聞いたグランドエンドの情報を景和らに伝える。デザロワに勝っても願いは叶わない…? 動揺する沙羅の前に道長が現れるとバッファに変身。沙羅も景和、祢音とともに変身しバッファに立ち向かう。 しかし、この世界で最強ライダーとなったバッファはタイクーンらを圧倒。ナーゴ、ハクビを変身解除に追い込むと、それぞれのIDコアをドライバーから引き抜き破壊。祢音と沙羅は消滅してしまう。戦いはバッファとタイクーンの一騎打ちとなるが…。 一方、英寿(簡秀吉)は、ジーン(鈴木福)がベロバ(並木彩華)から取り戻したヴィジョンドライバーを使い、母親でもある創世の女神のもとへ。母親を取り戻そうとする英寿を前に、スエル(声・松岡禎丞)は「英寿が存在しない世界」を叶えろと創世の女神に命じる。 しかし、創世の女神は悲鳴にも似た声とともに拒否。機能しない創世の女神などガラクタと言い放つスエルに激怒した英寿だったが、スエルの力によってバッファらが戦う場へと移送されてしまう。 バッファに圧倒されたタイクーンは変身を解除。それでも創世の女神に破壊された世界を取り戻すと執念を見せる景和は沙羅が集めたIDコアを必死に守る。そんな景和のIDコアをバッファが破壊しようとしたその時、パンクジャックが現れた。 英寿の母について調べていたウィン(崎山つばさ)は、英寿の母・ミツメがナビゲーターだったころ、古代のデザ神の男性と禁断の恋に落ち、祈りを捧げた結果奇跡の命を宿したという。そして世界を作り変える力を手に入れ、創世の女神になった。つまり創世の女神の力は誰かを不幸にするために生まれたものではない、と断言する。 やはり運営は創世の女神となった母・ミツメを利用し、あらゆる幸せを支配していた。すべてを理解した英寿はグランドエンドを前に創世の女神のもとへ。女神を救おうとする英寿を阻止せよとスエルに命じられたニラム(北村諒)はゲイザーに変身。英寿もギーツに変身しゲイザーと激突する。 その間にもグランドエンドが近づき、女神像の崩壊が始まった。ゲイザーに行く手を阻まれたギーツは変身を解除、それでも英寿は女神像の欠片を手に母親を救おうと雄叫びをあげる。 次の瞬間、英寿のドライバーに新たなバックルが装着され、英寿は純白のギーツに変身した。「こんなライダーが、存在するはずがない…」動揺するゲイザーは純白のギーツに攻撃を放つが、いとも簡単に跳ね返され…。

慕情F:九尾の白狐!

純白のギーツブーストマークⅢは破壊的な攻撃でゲイザーを圧倒。スエル(声・松岡禎丞)はその姿に「まさか『創世の力』を継承していたのか」と震撼する。ギーツは勢いもそのままに創世の女神へと手をのばすが、あと一歩及ばず地上へ転落。変身を解除した英寿(簡秀吉)は意識を失うと、精神世界で狐の面をかぶった男と出会う…。 スエルはニラム(北村諒)らの前で英寿の母に代わる創世の女神の後継者にツムリ(青島心)を指名。スエルは女神の力をデザインし再現することに成功したという。そんなスエルのやり方にニラムは激しく反発。怒りをぶつけるが、サマス(安田聖愛)がニラムを銃撃。ヴィジョンドライバーを奪い、自らが後任だとほくそ笑む。 狐面の男に「お前が望んだ力とはなんだ」と問いかけられた英寿は、全てを破壊し自分の理想の世界に創り変えることと答える。創世の女神と同じ罪を繰り返すとは愚かな男、と言い捨てる狐面の男だったが、面をとるとそれはもうひとりの英寿だった。 意識を取り戻した英寿はついに母親であるミツメ(井咲奈々/声・寺崎裕香)と再会する。創世の女神として人々を不幸にしてしまったことを悔いるミツメに、英寿は父と母から授かった命と力で誰もが幸せになれる世界を創ってみせる、と涙ながらに誓う。 そんな英寿の目の前からミツメが姿を消すと、創世の女神の像が崩壊。スエルゲイザーが宣言したグランドエンドが完了し、景和(佐藤瑠雅)や祢音(星乃夢奈)、道長(杢代和人)のライダーの記憶は抹消され、ジーン(鈴木福)、キューン(水江建太)らオーディエンスは去っていった。 「デザイアグランプリ。これにて終幕」 スラムゲイザーの言葉とともに世界は何事もなかった元の世界へと戻ったかと思われたが、そこへ英寿が現れた。 「俺は忘れない…この世界のすべてを」 英寿は新たなバックルでギーツブーストⅨに変身。スエルゲイザーの攻撃をことごとく跳ね返し、圧倒的な力でスエルゲイザーを圧倒、撃破してしまう。 「お前が壊した世界は、俺が創り変える!」 ギーツブーストⅨに圧倒されたスエルはボロボロになりながらもヴィジョンドライバーを回収、ギーツが創り変える世界がユートピアとなるか、ディストピアとなるか見ものだと捨て台詞を残し消えていく。 ギーツだけが一人佇む世界の空に鐘の音が鳴り響き、そして世界が創り変えられ…。

創世Ⅰ:俺のデザグラ

運営とオーディエンスは“この世界”から撤退、グランドエンドは完了したはずだった。しかし、ギーツによってグランドエンドは阻止され、ギーツの世界でギーツのデザイアグランプリが始まろうとしていた。 英寿(簡秀吉)によって景和(佐藤瑠雅)や祢音(星乃夢奈)、道長(杢代和人)、沙羅(志田音々)はライダーだった過去の記憶を取り戻していた。これまでとは違う事態に景和らは戸惑いを隠せない。 ポーンジャマトが出現した。英寿はギーツⅨに変身、撃破すると、小型のジャマトが体内から逃走、元の人間の姿に戻っていく。戦いを終えたギーツの前に景和と道長が現れた。見返りがなければ戦う意味もない。だからライダーとなりジャマトと戦うかは自分たち次第…。英寿にそう告げられ、景和らは決断に迷う。 ツムリ(青島心)とジャマトについて調べ始めた英寿のもとにウィン(崎山つばさ)がやってきた。ジャマトを裏で手引している存在がいるはず。疑惑を抱く英寿にウィンは運営の動向を探ると約束する。 ジャマトが街中で次々と出現、ついにメディアが報道する大事件へと発展する。政府は運営の後ろ盾を失った鞍馬財閥の総帥・光聖(笠原紳司)にジャマト騒動の責任を押し付けようとする。 そんなニュースに動揺する祢音の前にもジャマトが現れた。必死に抵抗しながら人々を救出する祢音の前に英寿が現れ、ギーツⅨに変身。ジャマトを倒すと、やはり体内から小型のポーンジャマトが現れた。どうやら今までとは違うタイプのジャマトらしい…。 人々を救出するためジャマトと戦う景和の前にケケラ(俊藤光利)が現れた。どうやら創世の女神に“この世界”に留るという願いを叶えたらしい。お前は本物のライダーになるんだ、とエントリーをけしかけるケケラに「何を企んでいる」と怒りを露わにする景和だが、ジャマトに襲われる人たちを見過ごすわけに行かず…。 理想の不幸を見るまで“この世界”の留るという願いを叶えたベロバ(並木彩華)も道長の前に現れた。ジャマトは着々と進化している、とけしかけるベロバに反発する道長だが、心中穏やかでなく…。一方、ベロバの言葉を裏付けるかのように何かに取り憑かれたような大智(後藤大)が小さなジャマトを育てていた。 人間にジャマトが寄生するパラサイトゲームが広がりつつある中、サマス(安田聖愛)は「ギーツを亡き者にし、グランドエンドを完了させよ」というスエルの命令をマスクの男に伝えていた。男(佐藤流司)は快諾しマスクをとると不気味な言葉をつぶやく。 「ツムリを第二の女神に変える」

創世Ⅱ:タイクーン覚醒

人間に寄生するジャマトが人々の生活を脅かす中、ケケラ(俊藤光利)とベロバ(並木彩華)に出会った景和(佐藤瑠雅)と道長(杢代和人)は危機感を募らせ、ギーツのデザグラにエントリー。そんな二人に英寿(簡秀吉)は「長い戦いになる」と警告する。 一方、ゲームマスターのジット(佐藤流司)とサマス(安田聖愛)はケケラとベロバに接近、打倒ギーツへ共闘を持ちかける。見返りはプレミアムな“力”が与えられるというブラックカード。“力”に魅せられたケケラとベロバはジットらの提案を受け入れる。 景和が再びライダーとして戦うことを知った沙羅(志田音々)は、景和がライダーに専念する間の生活を支えるためスーパーでも働くことに。そのスーパーにジャマトが出現。客らを救うため必死で戦う沙羅を助けるように大智(後藤大)が現れて…。 その沙羅が深夜になっても帰宅せず景和は苛立ちを募らせる。その時「大智と出会いジャマトのついてわかったことがある」と沙羅からメールをが。大智と何かあったのでは? 胸騒ぎを覚えた景和は英寿らに相談。英寿も景和と沙羅を探し始める。 ツムリ(青島心)を創世の女神にしようと画策するジットとサマスをウィン(崎山つばさ)が牽制する一方、道長はジャマトが現れたスーパーへ。ジャマトを発見した道長はバッファに変身。バッファを挑発するかのように現れたベロバへ警告を発しつつ、ジャマトを激しく攻撃し追い詰めていく。 英寿と景和は大智を発見した。「姉ちゃんはどこだ!!」と激しく詰め寄る景和だったが、大智はマーレラジャマトに変貌し英寿と景和に襲いかかる。英寿と景和もギーツ、タイクーンに変身!しかし「新世界のジャマ神になる」とうそぶくマーレラは、「君のお姉さんはもはや手遅れだ」と謎めいた言葉をつぶやく。 不穏を感じたギーツはマーレラの動きを封じつつタイクーンに「沙羅さんを探せ!」と指示。その言葉に反応したタイクーンも何かを察知し戦闘から離脱、沙羅を探しに駆け出していく。 バッファはジャマトを撃破! しかし道長と駆けつけた景和の目の前でジャマトは沙羅に変貌する。沙羅は大智によってジャマトに寄生され、元の姿には戻れないステージ2へと進行していた。 半ジャマトとなり苦しむ沙羅を呆然と見つめる道長。必死で沙羅を抱きかかえる景和だったが、ジャマトの感染から逃れられなくなった沙羅は地中へ飲み込まれてしまった。 ジャマトの正体が沙羅とは知らずに撃破してしまった道長に景和の怒りが爆発。景和は道長を殴りつけ、殴り倒された道長も返す言葉すらない。そんな二人を見守るケケラとベロバは道長の不幸と怒りの戦士となりつつある景和に喜びの声をあげる。 「許さない…許さない…」 激しく降りしきる雨の中、悲しみと怒りが頂点に達した景和。そんな景和に寄り添うように謎の漆黒の戦士が姿を現し…。

創世Ⅲ:漆黒の将軍

複数のジャマトに寄生され、人間に戻れなくなったステージ2が次々と現れ、ギーツも迂闊にジャマトを倒すことができない。大智(後藤大)が仕掛けるパラサイトゲームに英寿(簡秀吉)や祢音(星乃夢奈)の戦いも八方塞がりだ。 私もライダーになれたら沙羅(志田音々)も救えたのかも…。悔しさを露わにする祢音に英寿は、誰もが幸せになる世界を目指して俺のデザグラを創ると決めたんだ、と胸の内を語ると、祢音も何かを決意し笑顔を取り戻す。 ウィン(崎山つばさ)が、運営の狙いがツムリ(青島心)を新たな創世の女神にすることだと報告にやってきた。ツムリはそんな運営には従わず、英寿への協力を志願。英寿もツムリやウィンとともに改めて「誰もが幸せになれる世界」の構築を目指す。 一方、道長(杢代和人)は誤って倒してしまった沙羅の幻影に悩まされていた。犠牲を払ってでも終わらせるしかない、とステージ2のジャマトを倒し苦悩する道長をベロバ(並木彩華)は嘲笑する。 祢音は拘置所で光聖(笠原紳司)と面会。光聖ならもしかしたらもう一度私を仮面ライダーに…と淡い期待を口にするが、娘はもちろん地位も力も失った光聖にそんな力は残っていなかった。取り乱すように涙する光聖に祢音も失望するしかない。 英寿とツムリの前にジット(佐藤流司)が現れた。ツムリを力づくで奪い返そうとするジットに英寿も力で対抗。ウィンも加勢し乱闘となる中、現れた景和(佐藤瑠雅)は「彼女は俺に任せて」と声をかけツムリを連れて行く。 景和と二人になったツムリは沙羅を失った景和に同情。沙羅を守れなかった自らの力の無さに悲しむ景和は、誰にも負けない、世界を守れる力がほしいと懇願する。そんな景和のひたむきな訴えに応えたツムリは、景和のために祈る。そんなツムリを景和は不敵な笑みで見つめて…。 沙羅の幻影に翻弄されながらもステージ2のジャマトを倒す道長の前に景和が現れた。 「姉ちゃんの仇だ」 景和はツムリの祈りによって手に入れた新たなバックルを手に、漆黒のタイクーンブジンソードに変身する。 この力で理想の世界を叶えるとうそぶくブジンソードを前に、道長もバッファに変身。二人は激しくぶつかり合うが、ブジンソードの圧倒的なパワーにバッファは苦戦を強いられ追い詰められる。怒りの化身となったブジンソードは容赦なくバッファに止めの一撃を放ち…!

創世Ⅳ:女神完成 闇の刃

タイクーンブジンソードの圧倒的なパワーでバッファを一蹴した景和(佐藤瑠雅)は、ツムリ(青島心)を拘束するジット(佐藤流司)と合流。ケケラ(俊藤光利)の助言に従い、ジットと結託した景和は、ツムリを創世の女神に仕立て上げ自らの理想の世界を叶えようとしていた。 一方、大智(後藤大)はパラサイトゲームでジャマトに変貌した人々の記憶を自らのものにしようと「知恵の樹」を発明。知恵の樹で熟した沙羅(志田音々)の実にかぶりつき、彼女の記憶を自分のものにしていた。 そんな大智の恐ろしい野望を打ち砕こうとする道長(杢代和人)だったが、ケケラとベロバ(並木彩華)が現れるとケケラプレミアム、ベロバプレミアムへと変貌。道長はバッファに変身し立ち向かうが、2体のプレミアムな力に倒されてしまう。 姉の仇を討つため大智を探す景和の前に英寿(簡秀吉)と祢音(星乃夢奈)が現れた。自分の理想の世界を叶えるためにツムリを創世の女神にするという景和を止めようと説得する英寿と祢音だが、暴走する景和は聞く耳を持たずその場から去っていく。 沙羅を犠牲にし、その記憶までをも奪った大智を前に景和の怒りが爆発した。景和はタイクーンブジンソードに変身、大智もマーレラジャマトに変貌し迎え撃つが、圧倒的な力になすすべなく追い込まれる。 そんなタイクーンの戦いに喜びを爆発させるケララに救いを求めるマーレラだったが、ケケラはあっさりと拒否。初めて自分とタイクーンが利用されていることを知った大智はタイクーンに共闘を呼びかけるが、鬼神と化したタイクーンは攻撃の手を緩めることなく、ついに止めを刺そうとする。 そこへギーツⅨが割って入るとタイクーンを拘束。「目を覚ませ。お前はそんなやつじゃないはずだ」と説得を試みるが、タイクーンは「この世界を創り変えるのは俺だ」と言い捨て去っていく。 そのころツムリはジットによって創世の女神に変えられようとしていた。しかし、英寿との約束を思い出し自らの意志で必死に抵抗したツムリは、完全体ではないものの創世の力だけは宿すことになる。そんなツムリの前で景和は「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」というデザイアカードを提示する。 その直後、ツムリの抵抗にもかかわらず鐘の音が鳴り響くと世界が創り変えられる。 「…これが…俺の世界だ」 黒い衣装に身を包んだ景和は、新たな野望に目を輝かせ…。

創世Ⅴ:その名はギャーゴ!

景和(佐藤瑠雅)が叶えた「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」では、仮面ライダーターボンに変身する切人(うえきやサトシ)をリーダーとするギャングライダーズが復活。街を破壊し人々を襲い、せっかく蘇った沙羅(志田音々)や景和の家族も犠牲となってしまう。 混乱に乗じたベロバ(並木彩華)は欲しい物は暴力で手に入れる「世紀末ゲーム」の開幕を宣言。英寿(簡秀吉)と道長(杢代和人)はライダーに変身してギャングライダーズに立ち向かうが、生身の人間相手では力を思うように発揮できない。 自分が願っていた世界と違う!景和の抗議にジット(佐藤流司)は、自分はこの世界をバッドエンドに導くために送り込まれたゲームマスターだと突っぱねる。ジットは世界を創り変えろと迫る景和に、ならばすべての元凶であるギーツを倒せと進言する。 家族を消された怒りに燃える景和は、ギャングライダーズのリーダー切人をタイクーンブジンソードで圧倒。その瞬間、ケケラ(俊藤光利)は景和をギャングライダーズの新たなリーダーに据えてしまう。ギーツを倒して家族が取り戻せるなら…。一瞬戸惑う景和もケケラとベロバに背中を押されリーダーに収まる。 ギャングライダーズによって釈放された光聖(笠原紳司)は、祢音(星乃夢奈)が誰もが幸せになる世界を作るという英寿を信じているという。だから女神によって生まれた責任を果たすため自分も誰かの幸せを守る、という決意を聞かされる。 ベロバは、かつて光聖の娘を誘拐した犯人・沼袋(関ヒロユキ)をそそのかし、今度は祢音を誘拐させた。身代金を要求する脅迫状を受け取った光聖は動揺するが、祢音を本当の娘として愛する妻・伊瑠美(遊井亮子)の言葉から自分も祢音を娘として愛していたことに気付かされる。 光聖が祢音を拉致するベロバ、沼袋の前に現れた。しかし身代金ではなく、手にしていたのは英寿の前でひざまずきゲームにもエントリーし、手に入れたバックルとIDコアだった。 「祢音は…娘は…私が守る」 光聖はベロバらの前で仮面ライダーギャーゴに変身!ベロバはプレミアムベロバに変貌、沼袋も仮面ライダーブラーリに変身して迎え撃つ。 助太刀しようとするケケラをギーツⅨが阻止する中、プレミアムベロバ、ブラーリに怒りを込めた攻撃を繰り出すライダーギャーゴ。そんな“父”の戦いを目の当たりにした祢音は…!

創世Ⅵ:ネオン、かがやく

プレミアムベロバらの攻撃に防戦一方となる仮面ライダーギャーゴだったが、愛の力で祢音(星乃夢奈)を守り切る。自分が愛されていることを知った祢音は、変身を解除した父・光聖(笠原紳司)と抱き合うが、光聖はそのまま意識を失ってしまう。 大智(後藤大)との会話で沙羅(志田音々)を蘇らせる可能性を見出した道長(杢代和人)は景和(佐藤瑠雅)と対峙。景和が暴走しなければ沙羅を蘇らせる方法もあったんだ、と詰め寄り、景和を英寿(簡秀吉)のもとへ連れ戻そうとする。 あくまでも反抗する景和はタイクーンブジンソードに変身、道長もバッファに変身し激突する。ブジンソードの攻撃を耐え善戦したバッファだったが、最後は力の差を見せつけられ変身を解除。頑なに家族の幸せを叶えると背を向けるタイクーンに、道長は「俺はギーツを信じる!」と絶叫する。 ギーツを倒しツムリ(青島心)を完全な創世の女神に変えれば、家族も蘇る…。ジット(佐藤流司)の言葉を信じる景和は、ツムリの説得を振り切るようにギーツを倒す決意を固める。 病院で光聖は改めて祢音を娘として愛し、伊瑠美(遊井亮子)とともに幸せな日々を取り戻したいと穏やかな笑みを浮かべると、ギャーゴのIDコアを祢音に託す。 「お前が幸せになってくれること。それが私の願いだ」 祢音を不幸に陥れるため光聖を亡き者にしようとプレミアムベロバが病院に現れた。意を決して暴挙を阻止しようと対峙した祢音は、ギャーゴのIDコアをドライバーに装填。強く願うとギャーゴのIDコアがナーゴのIDコアに変化、祢音は仮面ライダーナーゴファンタジーに変身する。 新たな力を得たナーゴはプレミアムベロバの攻撃を無力化し、華麗な動きでプレミアムベロバを翻弄。強烈な一撃で撃破し、変身を解除したベロバはその場から退散する。これまでになく深く傷ついたベロバは醜く変貌していく自らの姿に取り乱し…。 光聖に代わってデザグラにエントリーすることを英寿に報告する祢音。英寿はナーゴの復活を歓迎すると、世界一刻も早くを元に戻さないとと祢音とともに決意を新たにする。 一方、祢音がナーゴ、ベロバを倒したことをケケラ(俊藤光利)から知らされた景和は危機感を募らせる。早く創世の女神を完成させなければ…。景和は改めて決意を口にする。 「ギーツは俺が倒す」

創世Ⅶ:願いのゆくえ

母・伊瑠美(遊井亮子)とショッピングを楽しむ祢音(星乃夢奈)の前に、ベロバ(並木彩華)によってゲームに復活した奏斗(宮本龍之介)が現れた。奏斗は「幸せな人間を見ると壊したくなる」とダパーンに変身、祢音らに襲いかかる。 祢音もナーゴファンタジーに変身し応戦、優位に戦いを進めるが、ジット(佐藤流司)によって集まったバッドエンドを望むオーディエンスのサポートを受けるダパーンも反撃。銃で伊瑠美の肩を撃ち抜き、オーディエンスを喜ばせる。 ジットは英寿(簡秀吉)へ「世紀末ゲーム」の最終戦としてタイクーンとの一騎打ちを呼びかける。景和(佐藤瑠雅)との直接対決は避けられないと覚悟を決めた英寿らは、大智(後藤大)と会い、元の世界に戻せば景和の姉・沙羅(志田音々)も救えることを確認する。 戦いの場へとやってきた英寿は言葉で景和を説得するが、家族を取り戻すためには他の方法はない、と頑なな景和はタイクーンブジンソードに変身。英寿もギーツⅨに変身し、激しくぶつかり合う。 そのころウィン(崎山つばさ)はツムリ(青島心)が拘束されているジットのアジトに潜入。ジットに倒されながらもツムリを開放することに成功する。 一進一退の攻防となったギーツとタイクーンの戦いだったが、オーディエンスのサポートでフォームチェンジを繰り返すタイクーンが優位な状況に。そんな中、なぜかギーツはタイクーンの攻撃をまともに受け変身を解除してしまう。 「ギーツを倒した…」 戦いを見守っていたベロバとケケラ(俊藤光利)は色めき立つが、英寿は強く願えば叶う、沙羅も取り戻せると、駆けつけたツムリとともに景和を説得する。しかし、どうしても信じることができない景和は英寿を斬りつけようとブジンソードを大きく振りかぶった。 二人の戦いを止め、英寿を守ろうと駆け寄るツムリ。その時、ツムリの体と英寿のコアIDからまばゆい光が放たれ三人を包み込むと、ツムリは元の姿に。代わって英寿がツムリのように白く変貌していた。 驚く景和らの前で英寿は再びギーツⅨに変身、世界を創り変えていく。 「信じろ、タイクーン。誰もが幸せになれる世界を」

創世Ⅷ:さよなら、ミッチー

景和(佐藤瑠雅)によって創られた世界を元の世界へと創り変えたギーツだったが、その代償として英寿(簡秀吉)は拘束され創世の神になりつつあった。その一方でジット(佐藤流司)はツムリ(青島心)が落とした涙の結晶をもとに黒いツムリ(青島心=二役)を創出。「バッドエンドゲーム」の開幕を宣言する。 ベロバ(並木彩華)はケケラ(俊藤光利)とともに大智(後藤大)から知恵の樹を強奪。大勢の人間を肥料にし知恵の樹からジャマトを成長させ世界を破滅へと導く、という願いを破壊の女神に提示する。 大智を救出、知恵の樹を取り戻せば沙羅(志田音々)も救えることを確認した道長(杢代和人)は、知恵の樹を奪還しベロバらの野望を阻止するために立ち上がる。 「元はといえば俺がやったことだ。ケジメはつける」 祢音(星乃夢奈)のサポートも拒否し、一人ベロバらのもとへ向かう道長に、大智は死をも厭わない強い決意を感じ取る。 拘束された英寿は、道長らの行動を察知し目の前の景和に、皆が沙羅を救うために頑張っていると告げる。しかし、そんな英寿も自らを犠牲にしても沙羅を救おうとしている道長を危惧。景和も動揺する。 ベロバらの願いを叶えるため創り変えられていく知恵の樹の前で道長はベロバと対峙。 「勝負だ、ベロバ」 道長はバッファに変身、ベロバも巨大なライダーベロバに変身し激突する! ライダーベロバの圧倒的なパワーになすすべなく苦戦するバッファ。激しい攻撃にさらされながらもバッファは最後の力を振り絞る。 「たとえ死んでも、お前をぶっ潰す!」 次の瞬間、バッファは「すべてのライダーをぶっ潰す」フィーバーゾンビフォームにチェンジ。懇親のライダーキックがライダーベロバを貫いた。バッファの強烈な一撃に敗れ、変身を解除したベロバはそのまま消滅していく。 戦いに勝利し知恵の樹を守った道長だったが、力尽きその場で跪く。怒りのケケラはそんな道長を倒そうとするが、そこへ景和が割って入った。沙羅を倒してしまったことを詫びる道長を抱きかかえた景和は、これまでの行いを詫びるとケケラとの決別を宣言。怒りが頂点に達したケケラは、景和に宣戦布告し去っていく。 景和、祢音、道長は大智を知恵の樹のもとへと連れ出すと、沙羅を蘇らせることに成功。喜びの景和は沙羅を強く抱きしめる。これで英寿が望む幸せがまた一つ叶えられた。しかし、その英寿は体の一部が石化。創世の神へとまた一歩近づいていた…。

創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー

ケケラ(俊藤光利)が「仮面ライダーはタイクーンしか存在しない世界」という願いを叶え、景和(佐藤瑠雅)にバッドエンドゲームを仕掛けてきた。一方、ジット(佐藤流司)は、英寿(簡秀吉)を自らの意志を失う創世の神にするべく、新たなドライバーを手に英寿を苦しめる。 ケケラは景和と助けに入った大智(後藤大)を拘束。景和にバッドエンドゲームの舞台を提示する。そこに今にも檻から出そうになっているポーンジャマトの群れの前に拘束された3人の一般人が…。ケケラは景和に「自慢のちからで救ってみせろ」とあざ笑う。 景和はタイクーンに変身、3人に駆け寄ろうとするが、プレミアムケケラがタイクーンを阻止。強烈な一撃を浴びたタイクーンは変身解除に追い込まれる。 ケケラはそんな景和にデザイアカードをちらつかせるが、景和は誰もが幸せになれる世界をこの手で叶えると敢然と拒否。しかし、その時檻の扉が開かれポーンジャマトが3人に襲いかかった! と、思った瞬間、ポーンジャマト人質3人を解放してしまった。ポーンジャマトは大智が育てた個体。すべては大智の指示だった。優位に立った景和は改めてタイクーンに変身。プレミアムケケラと激突する。 そんな景和の戦いぶりを感じた英寿も「俺は俺の意志で創世の力を操る」と強い気持ちで創世の呪縛を破壊。元の姿を取り戻す。驚愕するジットは怒りとともに仮面ライダーリガドに変身。英寿もギーツⅨに変身し激突する。 戦いを優位に進め、プレミアムケケラを追い詰めたタイクーンはブジンソードにチェンジ。強烈な一撃でプレミアムケケラを撃破、ケケラが消滅すると、道長(杢代和人)、祢音(星乃夢奈)らも復活する。 そして、創世の力でパワーアップしたギーツⅨもリガドを撃破。変身を解除したジットの体はデータ化され、空にいたスエル(声・松岡禎丞)に吸収されてしまった。 景和と再会した英寿は互いの拳を突き合わせ、改めて絆を強固なものにする。しかし、そんな二人をあざ笑うかのように上空のモニターに現れたスエルは「終幕のデザイアグランプリを始めよう」と新たなゲームの開始を宣言する。 その宣言に合わせるかのように黒いツムリ(青島心)は「!ボックス」を街行く人々に配布。そしてスエルはオーディエンスアイと融合しリガドに変身。この世界を破滅へと導く最期のゲームを始めよう、と呼びかける…。

創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌

黒いツムリ(青島心)の呼びかけとともに「終幕のデザイアグランプリ」がスタート。一般人が次々と黒い仮面ライダーに強制変身させられ、幸せを奪い合う戦いを始めてしまう。 そんなデスゲームに生き残るのはただ一人。ライダー同士の戦いに敗れたり、戦いを放棄、または戦意喪失した者はゲームマスターによって爆破、強制退場させられる。 英寿(簡秀吉)と道長(杢代和人)はギーツ、バッファに変身。ゲームマスターに襲いかかるが、黒いライダーたちの戦いに巻き込まれてしまいゲームを阻止することができない。ゲームが中断されると、英寿らはサロンに集結。スエル(声・松岡禎丞)ら運営に怒りを露わにしつつ、対策を練る。 ゲームが再開された。景和(佐藤瑠雅)は黒いライダーたちの戦いに巻き込まれないよう人々を誘導、道長はバッファに変身し黒いライダーたちの戦いに割って入る。ウィン(崎山つばさ)はゲームマスターに戦いを挑むが、劣勢に追い込まれると、大智(後藤大)が向日葵をつけたポーンジャマトとともにウィンを援護する。 それぞれがゲームの進行を阻止する中、英寿はゲームマスターの手を借りてリガドとサマス(安田聖愛)のもとへ乗り込んだ。突如現れた英寿に驚くリガドらだったが、英寿に手を貸したゲームマスターの正体はなんとギロリ(忍成修吾)だった。 一部のVIPのみを楽しませるコンテンツに成り下がったデザイアグランプリに失望したギロリは、世界平和に貢献しようとしている英寿こそが我々が求めていた仮面ライダーだとリガドらに抗議する。 英寿は憤然とするリガドらの前でギーツⅨに変身。リガドと激突する。リガドは次々とバックルを変え、ギーツに攻撃を仕掛ける。優位に立つとさらに攻勢に出ようとするが、陰で祢音(星乃夢奈)と父・光聖(笠原紳司)がVIPたちの寝返りを画策。VIPのサポートを失ったリガドは力を失っていく。 そのチャンスに一気に攻勢に出たギーツⅨ。次々と攻撃を仕掛け、一気にフィニッシュへと持ち込むが、リガドはド時を巻き戻しギーツⅨを変身解除へと追い込んでしまう。 形勢逆転したリガドは、創世の力を自分の意志で操ろうとした英寿にはその代償として死がもたされる、と勝ち誇る。そんなリガドの言葉に呼応するかのようにツムリ(青島心)が現れると、英寿にマグナムを向けた。 「この時をずっと待っていた。ごめんなさい、英寿」 ツムリの意外な行動に驚く英寿だったが、すぐに穏やかな表情でツムリに語りかける。 「覚悟はできているよ…」 英寿は運命と悟ったのか、逃げようともせず微笑むだけ。そして銃声が鳴り響き…!

黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!

ツムリ(青島心)はマグナムの引き金を引き、英寿(簡秀吉)は倒れてしまう。すべてはツムリの体に乗り移り、操っていた黒いツムリ(青島心=二役)の仕業だった。勝ち誇るリガドは運営に逆らう景和(佐藤瑠雅)らの殲滅に乗り出す。 黒いツムリの告知によって英寿の死を知らされた景和、祢音(星乃夢奈)たちは激しく動揺。そんな景和と祢音の前にリガドが現れた。景和らはライダーに変身、さらにバッファも加わりリガドに立ち向かう。 しかし、リガドは景和らがライダーの力を手にする前まで時を戻すと、3人からドライバーが消滅。変身解除へと追い込まれてしまう。なすすべもない景和らだが、願いがあるからこそ人が強くなれる、と傷だらけになりながらも立ち上がる。 そんな強い思いを目の前にはいない英寿に強く語りかける景和、祢音、道長(杢代和人)。そんな3人の呼びかけに応えるかのように、ブーストライカーに乗ったギーツが突如姿を現した! お前は死んだはず!愕然とするリガドにギーツは「肉体は滅んだが、今の俺は神様だ」と言い放つ。英寿はかつて母と再会したときに、誰もが幸せになれる世界を創るために自分は神になると誓っていたのだった。 ギーツは改めて景和らに願いを聞き「叶えてやるよ」と言うと、3人それぞれのデザイアドライバーを復活させる。再びライダーに変身したタイクーン、ナーゴ、バッファはみごとな連携でリガドを攻撃。圧倒されたリガドは逆転を狙い時を戻そうとする。 しかし、爆炎の中から現れたのはギーツⅨだった。神様に時間なんて関係ない、というギーツⅨに圧倒されるリガド。最後は互いの必殺技が激突、勝利したかに見えたスエル(声・松岡禎丞)だったが、仮面が崩壊し中から英寿が姿を現した。 最後の戦いに勝利した英寿は、誰もが幸せになれる世界へと創り変えていく。「終幕のデザイアグランプリ」に参加していた人たちは元に戻り、四次元ゲートが閉じられギロリ(忍成修吾)ら運営は消滅。この時代の未来はこの時代の人間たちに託される。 世界を創り変えた英寿は景和らに別れを告げて去っていくと、英寿の存在を忘れ去った人々が暮らす誰もが幸せになれる世界へと変わっていた。 ツムリはギーツⅨのドライバーが祀られた祠をジーン(鈴木福)とお参りし、英寿の思い出を語り合う。そして景和、祢音、道長らはそれぞれが夢を抱きつつ穏やかな日々を過ごしていた。 ツムリらが去った祠の前にふと姿を現した英寿。空を仰ぐと穏やかな笑みを浮かべる。 「この世界も、人も、幸せになれる」 そう言うと手の中のコインを軽やかに弾いてみせた。

『仮面ライダーギーツ』に投稿された感想・評価

たくや

たくやの感想・評価

3.3
なんとなく龍騎に設定似てるから気になるなーって思って1話目観てから、観続けている😂

仮面ライダーになり、ミッションをクリアし、最後まで生き残れたら、理想の世界が叶うデザイアグラプリ。最後まで生き残る仮面ライダーは誰だ!?

ミッションのルールが後付けっぽいのが気になりつつ、子供の観る番組だしな!って気持ちを切り替えた笑

ゲームが何回も開催され、ラスボス展開が数回あるのは楽しい、クライマックス感を何度も楽しめる。

なんやかんや最後まで観ると思う。

ちなみに全然GANTZだとは思わない。
雄樹

雄樹の感想・評価

3.8
本作はあの『仮面ライダー龍騎』と少し設定が似ていたので久しぶり毎週追って見ていました!
最初はゲーム性が強すぎて面白くなかったですがベロバが出てくる20話からどんどん面白くなってゆきミスリードやどんでん返しもあるので騙されましたし、ラストも普通に良かったです。
それに本作は凄くミステリー要素が強いので普通にビックリする展開や個人的にベロバ役の並木彩華さんのあの演技が凄すぎて物語に引き込まれてました。
あとやっぱりデスゲーム系の作品が増えて影響で命の価値や願いの想いが『仮面ライダー龍騎』に比べると描き方が圧倒的で弱く感じてしまいました。
Taiga

Taigaの感想・評価

3.2
運営から無作為に選出されたプレイヤーが仮面ライダーとなり、エペやフォトナを模したデザイアグランプリという名のバトロワゲームに参加させられる。
怪人を倒したり、人命救助の度にポイントが追加され、結果的にポイントが一番高かった者が勝者となり、如何なる願いでも叶えられる…。

欲望渦巻くゲームにより、裏切り裏切られ、失意の最中に死する者、様々な人間模様が描かれる…筈だった…。

第一話、及び第一章の完成度が結構高い!
毎週誰の面の皮が剥がれるのか、一体誰が脱落してしまうのか、ハラハラしながら観てたんだけども…。
ゲームの裏に実は観客がいました!
本当の敵は観客や運営なんやで!
ってなってから、ゲームのルールや設定の粗がかなり目立ち始め、終盤もあんまりノレなくなってしまった。

主演の簡秀吉クンは顔面整い過ぎだし、スタイルが抜群で毎週惚れ惚れしてました。
カブトの時の水嶋ヒロを彷彿とさせる、俺様キャラが板につき過ぎてる、それでいて全く鼻につかない。
流石スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ‼︎

遂に仮面ライダーになりたいという夢をリアルガチで叶えた鈴木福くんも、楽しそうで良かった。

令和ライダーの中では、暫定1番かな、、、。
だからといって、決して自分の中でハネた作品ではない。

オーズやビルドのような、大人もずっと楽しめるような作品ってもう生まれないのかしら。