MikkoIchitani

一流シェフのファミリーレストラン シーズン1のMikkoIchitaniのレビュー・感想・評価

4.0
派手さはないのに引き込まれる臨場感。不安やコンプレックス、感情との向き合い方など人の繊細な側面を丁寧にかつ、テンポよく映し出して気づけば全員のことを愛しく思ってしまう。特に後半はティナの表情がクローズアップされるだけで訳もなく涙が出る。
「大丈夫?」「調子はどう?」些細なひとことで人は救われるし、そのひとことが足りないと世界から見放されたような気持ちになったり、自己嫌悪に陥ったりする。なるべく前者でいようと日々をもがき、不器用に支え合うチームの存在に憧れた。
7話からの最終話の演出、テンポ感全てが秀逸。