とぽとぽ

一流シェフのファミリーレストラン シーズン2のとぽとぽのレビュー・感想・評価

5.0
"楽しみと喜び"≠1秒も無駄にするな

…成立しない? フ✕✕ク!! 1秒も無駄にすることなく、ビーフからザ・ベアーへと自分たちの店を始めるまでのシーズン。欠点だらけの人生についての完璧なドラマ。
また、ファスト&ラウドな印象が全面に出るように色濃かったサンドイッチ店としての前シーズンとは違った(風呂敷を広げながら根幹は1ミリたりともブレない)方法で、けど同じくらいか超える勢いで夢中にさせられる各キャラクターの掘り下げと感情の揺さぶりをかけてくる。すべてのキャラクターが愛しく(特にやっぱりリッチー!)みんな成長していく、一致団結していく、かと思えばまたぶつかり合っては葛藤して頓挫する?緩急の付け方に濃淡、情緒…つらく苦しく精神的にやられて弱音を吐く過去の自己否定の連鎖が周囲をもまた傷つけていく。人にはそれぞれ歴史がある。
言うならば前シーズンが前菜で、本シーズンで料理が出され始めたみたい。クリストファー・ストーラーがいかに人間を描くことに長けているか、その洞察力と掘り下げ深度。これは間違いなく夢中になるし、今日最高のドラマシリーズであることを、より強固にする。


#1
パートナーが必要
始まる新店舗改装準備!好きだからといって楽しいわけじゃない、毎日キツくて大変。スーシェフのくだりでのティナかわいい。

BERF
NOTES : EVERY SECOND COUNTS!

#2
オープンまで12週間
本シーズンでも、何もかもめちゃくちゃ?にしても、デニム好きすぎるだろ!デニムとシドニーがいっぱい。左胸をさするのは、"すまない"のサイン。そして、黒カビと再会。

#3
オープンまで11週間
前話数で父親に言われたこと、コロナ禍で相次ぐレストラン閉店の暗いニュース…"パートナー" このご時世で本当にレストランをすべきなのか?するならどんな店にしたいのか?誰と働くか、パートナーは信じられるか?出てくる料理 出てくる料理、本当に美味しそうで、作品を彩る音楽ともよく合っている。それらが舞台となるイリノイ州シカゴの街を形作り、作品の主要キャラともなるよう。それぞれの物語バックグラウンド。頑張れシドニー!

シバいてもらう。ファクと親友?
♪メイヴィス・ステイプルズ

#4
オープンまで7週間
マーカス in デンマーク修行回でまさかの好きなウィル・ポールター!

#5
多くの経験をし損ねてきた…パーティーへ

カーミーに恋が!みんなコーチKを知っている。俺はこういう男だからヴァン・ヘイレンが大好きなんだ。ブレードランナーとヴァン・ヘイレンのことが好きなリッチー。なぜ間違った番号を?君のことが大好きだ。

Cousin!

#6
熊は、攻撃的だが親切で繊細。

開店まで256週
"百聞は一見に如かず"豪華キャスト共演で贈るとにかくヤバい回!

平気?誰も私のことなんか…クリスマスにジェイミー・リー・カーティス、ボブ・オデンカーク、サラ・ポールソン、ギリアン・ジェイコブスなど豪華キャスト。クリスマスが怒号飛び交う地獄絵図に様変わりする様子を肉薄した演技演出でスリリングに捉える。
7つの魚=愛していると示すこと、どれだけ大事に思っているか。高ぶった神経を逆撫でするようにとにかくうるさくごちゃごちゃカオティック雑多煮は、取り返しのつかない方向へとエンジンフルスロットルに切ってしまって大変なことになる。一流シェフはスプライトも作れる。

Are you okay?
You are nothing!
Mom! Open the door!!

P.S. "Disney+(ディズニーマイナス)"の字幕出ない・固まるなど問題が本当に深刻で視聴どころじゃない、本気で話にならない怠惰の極み。絶対現状で最高最良ベストのサービス提供できているとは思えないはずなんだけどな〜仕事しているのか?度重なる値上げのNetflix(ネットフリックソ)様でもこんなこと起こらないぞ。ディズニーマイナスという蔑称すら勿体なく感じられるほどストレスフル。

#7
オープンまで4週間
1秒も無駄にするな!遅すぎることはない。毎日5時半起きで人と関わるのが得意なリッチー修行回、ホスピタリティ。

EVERY SECOND COUNTS
♪Love Story/テイラー・スイフト

#8
オープンまで10日
人生のかかった出店準備もいよいよ大詰めになってきた!クレアは彼女か友達か、スーツ姿のリッチーが面接と新人教育?運命の審査は通るのか…完璧だ。

♪Lay My Love/ブライアン・イーノ & ジョン・ケイル
Throw Your Arms Around Me/Neil Finn & エディ・ヴェダー

#9
皆一人ひとりが色々なものを抱えながら成長してここまで遂にここまで来たぞっていう胸のざわつきと高揚感に武者震い、格好良い!


#10
FUCK! Fuck you! I love you!!
ファック・ユー!冒頭の長回しから引き込まれる…。表舞台と裏側を一気に楽しめる贅沢さ。音楽まで変えて、やっぱりカオスな厨房とラグジュアリーな客席の緩急ギャップに、リッチーの才が生かされるの痺れる。感情的にさらけ出して爆発して、次シーズンも絶対に見なくちゃいけなくなるラストまで、本当に最悪で最高に完璧な1話だった。本作の中で大きな役割を担う音楽は、今回パール・ジャムにR.E.M.。力強く突き動かされては、切なく続きが気になる。

フォーク、トイレ、冷蔵庫
クレア

「おれみたいな頭のおかしいやつが恋なんてするからだ!楽しみも喜びもなくても構わない、こんな気持ちになるなら。時間の無駄だった」「そんなふうに思ってたのね」なんでわざわざ幸せを遠ざけようとする?「仕事をやってるのきってそこに楽しみを見出すのは難しいと思う」
とぽとぽ

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