MikkoIchitani

一流シェフのファミリーレストラン シーズン2のMikkoIchitaniのレビュー・感想・評価

4.2
S1とはまた全然違ったスタッフ一人ひとりの成長譚。リニューアルオープンに向けて、調理学校に通ったり、コペンハーゲンのレストランや同じシカゴの一流店で修行を積むスタッフたち。一流を知ることで世界が開け、目の前の自分の仕事に誇りを抱くさまが克明に描かれる。
シェフとして認められてますます頼もしく魅力的になってゆくティナはもちろん、常に親族に仕事を紹介してもらい成り行き任せで生きてきたリッチーが、自分の存在意義を見出すEp8は神回。
Ep7のドタバタ親族会はマジでカオスすぎたんだが、きちんとラストに伏線回収していく手腕がさすが。
認知症も始まり自分のことを自分が一番認められなくなって追い詰められてしまった母・ドナのカミソリのようなキャラクターはうちの章子(母)を想起させて苦しくなる。メガネの人の捧げた祈りの言葉が沁みた。