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星降る夜にのakariのレビュー・感想・評価

星降る夜に(2023年製作のドラマ)
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面白かった!大好き!「でもお前のキス、大したことなかったけどな」の後の一星の不器用な笑顔が可愛くて良かったです。二人の会話が軽快で、気が合っているのがよく伝わってきゅんきゅんしました。一筋縄ではいかないテーマを扱っているけれど明るい雰囲気で見やすくて、笑いどころもちゃんとあるのが好きでした。
登場人物がみんな潔くてスカッとするドラマでした。まず吉高由里子のラブコメは優勝確定なのよ!綺麗でお茶目で素敵。北村匠海くんもなんかワンちゃんみたいで、年下男子役が最高に合っていました。初対面の一星、いきなり写真撮りまくるし人の酒飲むしキスしてくるしでやばいやつすぎました。10歳年上の鈴に対してめちゃくちゃ生意気な一星が可愛すぎてドキドキします。綺麗に舞う雪の中、告白がたまらなすぎました。
一星が持ってきた遺品のおかげで鈴は母の死に立ち止まることなく前を向けました。悲しい時にそばで泣ける相手がいる環境がとても良かったです。お葬式で営業を始める一星が面白すぎてゲラゲラ笑いました。鈴の母親だから特別なんじゃなく、一星はどんな依頼に対しても真っ直ぐ向き合っていました。「遺品整理は亡くなられた方のためにするものではなく、これから生きていく方のためにすることだと思っています」とてもしっくりきました。お節介と言われてもし続ける今の一星の仕事方針を理解できます。
親に捨てられた赤ちゃんのことも、一星のことも、可哀想と言われることに疑問を持つ鈴が素敵でした。今にも泣き出しそうな鈴の表情がすごく良かったです。子どもができた春の苦悩には納得しました。いきなり責任が一人分も増えるのは怖い。自分のことで精一杯なのに。妊娠がわかってから産まれるまでに猶予があるのもまた不安です。春が怖いなら、うたもきっと怖い。心を通わせ合った二人が感動的でした。初めて一星に本音を語る春が泣きそうになっていることに共感しました。
ビデオ電話事故の後、一星が鈴に「最高やん…。たまらんで候」スタンプ送ってたらそれはそれで本当に面白いと思いました。鈴と佐々木先生が一緒にいるところを見てショックだったから風邪ひいた一星が、それを直球で言い放つのが可愛かったです。すぐ拗ねちゃう無邪気さがたまりません。無理やりあーんさせるの最高か。朝の海岸で楽しそうにはしゃぐ二人の良い雰囲気にときめきました。「手話、頑張りすぎ」「だって一星と喋りたいんだもん」可愛すぎる。おばあちゃんの嘘に騙されて一星の家に来た鈴に見せた、一星の呆れ顔が可愛かったです。その後のイチャイチャも最高でした。
マロニエの人たちもポラリスの人たちも一人ひとりキャラが濃くて大好きでした。イェイイェイウォウウォウニキ、一人でもイェイイェイウォウウォウしてるの草生えました。愉快。桜ちゃんは元々ピンク髪だったのかと思うくらい似合っていて可愛かったです。
第7話、仕事中に悲しいことがあっても、一星に会うときゅーんと可愛い笑顔に戻る鈴が良かったです。お互いの裸が好きってレストランで言い合うシーンは笑いました。泣いている鈴を慰めるように隣に抱く一星にきゅんとしました。泣いてるのに気づいて最初そっとしておくのも良かったです。年下だけど包容力があるのが見えて一星をより好きになる回でした。伴さんの娘が星降る空を見上げるシーンでうるうるしました。お父さんが好きなんだろうなと思ったし、それを感じているお父さんが何を思い何を行動するのか興味深かったです。
第8話のラストでは涙が勝手に溢れてきました。誰にでも辛いことはあって、だからどんなことがあってもきっとひとりじゃない。優しいメッセージでした。最後まで、二人の間に障害なんて一つもありませんでした。それが本当にすごかったです。大好きな人といると、“今”がキラキラ輝くと思います。生きていれば辛いこともいつでも付いて回るけど、大好きな人がそばにいてくれる“今”だけは、ただただその時間だけは大切にできたらいいな。
こんな北村匠海が見たかった!こんなディーン・フジオカが見たかった!ムロツヨシってこんなに演技が上手なんだ!多くの感情、気づきをくれたこのドラマに感謝します。ありがとう!
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