ほいちゃん

エルピス—希望、あるいは災い—のほいちゃんのレビュー・感想・評価

4.9
もうなんか、、すっごい。
難しいことは上手く言えないけれど
見たままを信じることとか、正義とか真実とかそういうことについてこの作品を通じて個人的に向き合えたと思う。なんかいろんな情報がいろんな媒体からわんさか飛び回ってそれに振り回されつつある現代だからこそ響くものがあったのかも。
正直、いろいろ紆余曲折あったけどでも、
浅川(長澤まさみさん)と岸本(眞栄田郷敦さん)、それから村井さん(岡部たかしさん)なくしてこの作品は語れない。1話1話見進めていくごとにゾクゾク感が増していって最終回はもう息を吸うのも忘れるくらい。全部解決しないのがある意味現実で、でもその中でも希望をたくさん見ることができた。浅川と岸本が牛丼もりもり食べながら笑ってた。浅川が岸本に「目の前にずっといてくれてありがとう」って言ってからは岸本くん、ほんとによく頑張ったねって胸いっぱいになってしまった(郷敦くんすごい)。ある意味岸本くんの成長物語でもあったし、浅川の成長物語でもあった。
胸糞悪いところもそりゃああった(てかほとんど)だったけど、その分胸熱展開もたくさんあった。だから見続けよう、見届けようと思えた。結果、見続けて、こんな最後、みんなの生き生きとした表情を見届けられてよかった。なんか諸々捨てたもんじゃないって思えるラストにしてくれたことに感謝。このドラマに携わった全ての方に感謝。
本当に正しいことを貫いてやっている人ってこんなにもかっこいいんだな。これで終わりじゃない、これであ〜よかったね、で終わらせちゃいけない、それくらいこの作品がこちらに訴えかけてくるものは大きかったように思う。とんでもないものを見た…………