DRAGON

エルピス—希望、あるいは災い—のDRAGONのレビュー・感想・評価

4.5
都合の悪い真実は闇に葬られ、核心に迫ろうとした者は容赦なく消されていく...
権力とは?報道の正しいあり方とは? そして冤罪とは?
これは何度潰されても自分たちの矜恃を貫き、最後まで冤罪事件と向き合った者たちの物語である。
岸本と浅川、そして村井。きっかけは最悪な形だった冤罪事件の取材を通して、彼らは失っていたはずのものを取り戻していく。あと一歩、もう一歩というところで邪魔が入る展開が多く、非常にもどかしい。しかし最終盤、、それすらもフリだったかのように一気に流れが変わる。ぜひ登場人物全員の行く末を見届けて欲しい。
DRAGON

DRAGON