ホームカミング シーズン2のFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

中々悩ましい。本作の主人公はアレックス(ジャネール・モネイ)だが、シーズン通してみていると、どうしても途中から頭角を現すウォルター・クルーズ(ステファン・ジェームズ)の視点で見てしまう。アレックスとその恋人であり、S1の蝶番でもあったオードリー(ホン・チャウ)の人物の掘り下げが甘く、記憶をなくすというテーマを握っているレナード・ガイスト(クリス・クーパー)が罵詈雑言ながら会社の精神を把握している真人間という絶妙なキャラなので際立つという感じでS1の時ほど主軸が限定されていない。ep3-6まで過去を探り、ep7はep2の途中から繋ぐという時系列の組み換えもあまり効いてこない。一話30分前後なので流れで見るくらいで良いのかも。どこか『すばらしき新世界』を思わせる不思議な世界観はかなり好きなんだけどなぁ…っていう感じ。
ジャネール・モネイのファンとしては彼女の才能にビビるしかない。アルバムリリースからの世界ツアーをした後に、この演技まで見せられたら何も言えない。脱帽。