SNSを見ていると、「退役軍人デー」なるものをお祝いする投稿を見かけることがある。アメリカ社会で軍人および退役軍人が敬意を払われる存在であることが垣間見える。…のですけど、帰還兵の精神疾患や依存症、DV問題もよく聞く話。退役軍人省なる、専門の機関もあるという。
ドラマは退役軍人の社会復帰支援施設が舞台。安っぽい復帰プログラムに、フロリダなのか分からないどこか。元スタッフの女性には記憶がない。
ジョーダン・ピールを思わせる薄暗い画面と音楽が、肩こりそうなくらい不穏な雰囲気で、物語がどっち方向に転がるのかドキドキハラハラしながら鑑賞。いや、フィクションにしたってこりゃホラーより怖いわよ。
実際の復帰プログラムってどんなんだろう。某南の島には、依存症の退役軍人を観光客から見えないようにして住まわせる施設があるという風評を耳にしたが、なんか説得力を増してきた。知らんけど。
思いがけずかなりの重い社会派ドラマでした。ジュリア・ロバーツが製作もしてるんですね。
