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プリティ・リーグのmendeのレビュー・感想・評価

プリティ・リーグ(2022年製作のドラマ)
4.5
楽しい、笑える、面白い、大好き。
第二次大戦中で男性不足。からの女子野球リーグ成立。
冒頭、荷物を抱えて全力疾走しているのが主人公のカーソン(アビ・ヤコブソン)。知り合いに話しかけられて無碍にできず、列車に遅れそうになる。いい人なんだけどやや優柔不断な性格がわかる。しかもあまりに急いだので胸がはだけてしまうボケも発生。車中では「高慢と偏見」を読む読書好きで頭もいい。彼女はなぜ急いでいるかというと女子野球のテストを受けるため。
こんな主人公、みんな好きになってしまう。

もう一人の主人公といっていいマックスは黒人という理由でテストも受けさせてもらえないし、黒人男子リーグにも入れてもらえない。才能があるのに彼女は終盤になるまで野球をする機会すらない。

スポーツの爽快さ、クスッと笑える楽しさだけでなく、ジェンダー、人種差別、レズビアン、徴兵される兵士の問題も大胆に取り入れている。

キャラクターみんなが愛おしいが、マックスの親友でコミックを描いているクランスとカーソンの夫、チャーリーが気になる。

主演のアビ・ヤコブソンは脚本や製作も兼ねている。『グッドプレイス』のダーシー・カーデンや『SUITS』のパトリック・J・アダムズも出演。
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