窓際

アトムの童の窓際のネタバレレビュー・内容・結末

アトムの童(2022年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ゲーム業界にいるので、放送を楽しみにしていました。
事前にスペシャル番組があったり、放送当日にはでんでんさんが描いた絵をキーホルダーにして約1000 人にガチャガチャ(しかもレトロなガチャコップ筐体と思われる)プレイでの配布イベントを赤坂サカスでされていたので、「力入ってるな」と感じていました。
(事前番組でやってた、ガシャポンへの二礼ニ拍手一礼を小さく素早く真似して海ちゃんのキーホルダーゲットしました!)
ドラマは、他のジャンルに置換可能な内容ではありつつも、業界調査の丁寧さに本気を感じました。
冒頭の100円玉がちゃんと昭和から始まり、ドリームキャスト含めた各社のハードを表示したり、ファミ通さんのマスコットネッキーくんを出してきたりと、初っ端から「各所への確認量がえぐい(それをクリアしたのか)」と驚きました。三角広場でのeスポーツの大会(6月のかな)や東京ゲームショウ(9月)、各社さんのロゴ表示などの調査も…。
海がバグを見付けようとする際に、那由他が「トライアスロン往復したあとにケーキ食べ放題食う」という例えが、その通り過ぎて笑いました。さすがにパッチ当てての修正が可能となった現在では少し楽ですが、誰にでもできそうでいて、向いてない人は眠っちゃうという職人みたいな作業です。
バグを見つけ出した海は本当にすごいし、ヒントあげたものの、まじで見つけやがった、と那由他が楽しそうだったのが印象的でした。
海が見つけた、「キャラ落下中に変な隙間に入った時」みたいなバグを報告するときに「フリーズ」という言葉を使うのも良かったです。デバッグを生業としている人なら画面は動いていたので「ハマり」等で表現しますが素人は知らないし、知ってる言葉で報告してくるところがカスタマーサポート経験者あるあるでした。
山崎賢人さん、岸井ゆきのさん、松下洸平さん目当てで見ましたが、香川さんの代理と報道されていたオダギリジョーさんの演技も合ってて好きでした。
おそらく、香川さんだったらSIEさんや任天堂さんのような巨大企業のお偉いさんとのバトル(インディーvsパブリッシャー?)イメージだったのかもしれませんが、西野亮廣さん風のちょっと怪しくまだ若くて勢いもお金もあるIT系キャラ(個人的にはDMMさんを想起しました)とのバトルが楽しみです。
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