みけねこ

鶴唳華亭<かくれいかてい>外伝~別雲間~のみけねこのレビュー・感想・評価

2.0
あの時裏側ではこうだったんだよ〜みたいな解説が外伝なのですね。理解。
本編にまとめてくれたらもっと分かりやすく見られたのに。

でも結局、元凶(朕)がいる限り、この親子の確執は孫にいく気がするんだけどどうなんだろう。
朕は顧氏の血が流れる人間に権力を持たせたくなかったのだから、孫危険じゃない?本当に溺愛するのか甚だ疑問。
話は逸れるけど、孫役が子秋(作品「家族の名において」)でテンション上がりました。やっぱり可愛い〜〜!
許さん、可愛い子秋を頼んだよという気持ち。

しかしまぁ、頑張っていた張紹筠を殺すことはなかったですよね。
おバカだからいたらんこともするけど、ずっと明るくてなんだか癒やしの存在だったのになぁ...

朕と皇太子については、ほぼ本編で感想を書いたけど、やっぱり気になるのは対話の少なさでした。
親子が茶を点てるシーンのほかに、監国を拝命した皇太子が大きな役割を遂げ、陛下に挨拶するシーンが唯一好きだったのですが、
行宮で療養中の陛下に「帰ってきてください、父上が恋しい」と。陛下が涙をこぼし、皇太子の額を自分の額に寄せるところにグッときつつも...

なんでそこで腹を割って話そうとならないのかが謎!!!!
こんな胸熱な展開はこの親子にとってそうそう作れないのに。

とにかくお互いに落ち着いて話せば分かりあえたはず。
これ、どう考えても朕が主役としか思えないくらい、何を伝えかったのか謎すぎる作品でした。
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