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モアザンワーズ/More Than Wordsのtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

モアザンワーズ/More Than Words(2022年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

Amazon オリジナルのドラマ形式。
見放題で拝見。
山崎紘菜さん、見上愛さんの脇役みたさで。
ぺこり。

<s>10話を芯になるストーリーを、監督が変わりながら作るというオムニバスになるのかな?</s>

(* 訂正見え消しタグ付けました。
私の誤解で、監督が変わっては居ませんでした。

作品の原作者さまや、脚本の先生、演者さまや、全てのスタッフさま、そして何よりもファンの皆さまに深くお詫びし訂正します。本当に済みません。)

各10話のテイストの違いが有って、良いと思う人も多いのだと思う。


自分には少ししっくり来ない部分が、逆立った寝癖の髪の毛が治らないみたいな、
日常的なんだけど、どうにもならない違和感はあった。
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さて、バイト先の3人の若者の愛のあり方と、現実社会の生々しさに苛まれる、男性2人女性1人と、彼ら若者を取り囲む大人たちの、10年ほどの小さなコミュニティをとても大切にした、成長物語。

ネタバレはあまりしたくないけれど、

愛には形は個人的にはないと思ってて、
どんな形であれ、プラトニックであれ、肉欲であれ、行きずりの気まぐれな愛であれ、

或いは、LGBT🏳️‍🌈QIAAXの
それぞれの在り方はあろうと思う。

冒頭で、シンママ家庭育ち、L(G)BTであることを
カミングアウト出来ない自分に辟易した、
金髪の永慈(えいじ)の、優しいリードが
不快感なく心地よいストーリードリブンな立ち位置で、話しが少しずつ、紐解けてゆく。


三人で笑顔でいる事が好き。

だから、それぞれに心に空いた穴を埋めるように、
L(G)BTパートナー二人のための、
子どもを、その二人を見守る女子が産む。

JKだった子が、美容なんか全く興味も無かった子が、
それが、ある日父が家を出てゆき、母はスナックで酒呑みで、自分がネグレクトされてると思っていたのが

覚悟して、子を作ろうと、三人の、三人だけの愛のあり方を、もがきながら模索してゆく。

そこに民法婚姻法、戸籍法が絡んで来るとね。

どしても婚姻子
(こんいんし: つまりはおしべとめしべで子が授かる両性の合意の下に)という、
子どもを授かるために、つがいになることの、
既存法のワークフレームにハマらないとならない壁にぶち当たってしまう。

多くのマイノリティにとっての大きな壁なんだと思う。
誰が誰を好きになってもそれは、他人には止められないし、
ほんの僅かでも浮ついた気持ちで、別への思いを持ってしまうと、
宗教家ではないが、
心の姦淫は、既に浮気で。

確信してする浮気もあれば
やるせなくて、何か違う代わりの別物でそれを埋めようと
女遊びする男らもいれば、

ホスト狂いになっちゃう女の子達の、借金沼に居られる方も、多重債務者救済のお仕事で、
幾人も、自死を考えた子達を、法的に救う事をしてきた。

事実、映画のストーリーの冒頭でも、発展場とまでは言わないが、
Mix barのような、クラブをフラフラと巡る、
金髪の永慈の、飲み過ぎてぐたっているところに

閉店の下げ膳や清掃のバイトをする、
若い女性に、私は女優になるの!と夢を語られ、
夢すらみえないどん底に居る永慈は、
己の有り様に気付きを得て、

その女性の言葉で、前に進もうと
ストーリーが少しずつ開いてゆく。


そこは、現実社会では、
渋谷区などを始め、パートナーシップ制度はあるし、
多様性を認め合う、Divercity教育は20世紀末に終えて、令和の21世紀なので、
前の世紀で終えた話は、今更、蒸し返さない。

それぞれの生き方を邪魔せず支え合い、限られた今を生き切らねばならない。


ただ、どう?

カレカノが、
いよいよ結婚とか、特に、子作り、となるときさ?!

自分は男だから、と他人事にせず、
パートナーとの、排卵周期とかって計らない?ふつー。

しないのかな?(私たちだけ??)

若くはないので、汗、
そんなにガツガツ無駄にはしなくない?

(残念ながら、生涯を共にしようとしたパートナーは、高2に心中をして天に召され、
私は愚かしく天に召されず、
生き残ってしまい、

その贖罪を背負って、今をほふらずに弔いながら生きねばならない位置に、
私は残念ながら生き残ってしまった、残念な罪作りなピエロのロミオの位置にいる。)

若者はニートや引きこもり以外は
大概は、仕事してるだろうし、共働きも割に普通だろうし。


知った範囲の医学的な話なんだけれどもさ。

卵子って24hしか生き残れない。

USだと、生殖医学だけで生きてるDr.方はすごく多いし、
日本に無い、凍結卵子(同様に凍結精子も)のバンクすらある。
(見学にArizonaの砂漠に行った事ある。Phenixという街でUS国内線飛行機で、凍結目的でなく、医療視察で行った)

一定のIQ(Intelligence Quotient)以上の人(IQ130over はGifted 神から知能を与えられた者)として、
逆に精子を買う、(L)GBTの世界の女性同士パートナーすら、割にざらに居る。

(私はIQ低いので Giftedではないですが。ぺこ。

2回テストは受けた。20代成り立ての時はIQ100、
アラサーになる頃、数字変わらないだろう?!と想いきやIQ128

かのレオナルド・ダ・ヴィンチが、IQ180
凄さを知ったし、

Mensaに誘われたけども閉鎖的な世界に
マウントしない主義、群れない孤高と孤独を保ちたい(中間性、公平性)ので、

少しそういう「俺たち別物」的な権威主義をkick outして
だらっと読みずらいこんな評を書いているね。しょぼん


数値より、IQより、EQ: Emotional intelligence Quotient)の時代と、4年前くらいから言われるようになり、私の中ではIQ至上主義や、偏差値偏重教育は、本質的には消えた。

それぞれのレベルで輝いて、花咲く人生であれば良いと思うように変わった。

変わってないのは、それでも偏差値教育の隙間産業な難関大向け進学塾を経営してるという、生きるための矛盾。
大人ってやだね、自分がとても嫌いだよ。

でも若者を、より高い輝かしいシーンに押し上げてあげたい!
それは、オッサンの出来なかった、父母に代わって、手伝える数少ない手数なのかな。

切ないけど、自分の塾の、塾生にはその話しはしない。
(当たり前。お客様に大変無礼だし)


卵子の、老化研究すら存在する医学の世界なの ので、

誤解される話題でミスリードになり、
日本の医学でも産婦人科学会や、
リプロ(リプロダクション, 妊婦さんと旦那さんのための外来)も閉鎖してしまう事すらある。

(かつては私大の六大学のKO医学部が、していた。
今は助成金が年代カップルによっては出るように法改正されたので、下火とは言わない。

かつては精子バンクが無かったので、
父は誰と特定しないけど、医学部のKOボーイが
シリンジ法の、父になる事はかつては有ったらしい。
今は議論に出たがらない若い医学界の頂点に居る、医師達も保身はあろうし
しなくなったと聴いている。

子を授かりたい、ご夫婦のためのリプロになってる。


過去はバブル期少し前は、
卵子バンクや、精子ドナーは、確かに国内に有った。

私が、謝罪したのは2件。

一つは西麻布に有った。今は完全に潰されて全く無い。

もう一つはオンライン。

ゲイパートナーが、金儲けでされていて、そこも、生命の倫理的におかしいだろ?!に
反論出来る、知識足りなくて、潰れてしまった。

スタートの思いが、不順なものは、生き残れないのなぁ。

何だか恋愛そのものみたいだな、なんて感想を抱いたのをよく覚えている。


二つとも生命の倫理とお金儲けで、議論が交わされ潰されてしまったんだね。

その卵子バンクの人、とにかくカネカネカネなお方だったので地元北海道に帰ってしまわれて。

精子バンクとか始めた様だけども
ぁゃしぃ人になってて、
もう誰も関わらなくなってたりしてて。

現代のシリンジ法と、近隣アジア諸国オペルートとか、

生々しいけど、
事を、近所のホの付くところ🏩で
生で、今すぐ致してきて頂く、とか。
ロマンチックも何も無い。

逆売◯みたいなね、どうなの?そういうのって。

とは思うが、
子を授かりたい女性たちからすれば、
必要な存在だったのかも。
(寺に生まれ、どうしても跡取りが必要。でも男嫌いな女性(L)なのかな?
タネだけ欲しい、のはずが、やっぱり子が出来たら、父親はこの人って、指さしてもいいでしょうか?は

ドナー提供エリアを離れ、提供者と個別交渉をし過ぎたのでしょうか?!
檀家さんの取りまとめもありましょうし
お金は半端なく掛かります。

男性が、代理腹借りて、代理妊婦、代理出産してもらうのとは訳が違うので
強制退会に遭われて、雨降る西麻布に、地べたに泣きくずおれていたのを、何となくぼんやり覚えてる。

ドナーは出してお金もらい、
子の法的な認知はしない、遺産を一才渡さないルールを、破りたい母親たちは多数居たようで。

そこでも、法で揉めちゃうんだな、だから
続かないビジネス。日本ではかなぁ。
(我が子を思えば、当然だろうと思うけれど)

(数ヶ月前の週刊誌では、
ふた部屋繋げられる、ネットカフェで、
アングラで精子売るとか。

(L)カップルがいて、目星つけた男性は
別個室に、同じくチェックインしてて

シリンジ法で、出してもらい、
(L)カップル同士で、素人が受精卵に
シリンジ差込んでするという。。。

全くもって、たまげるけれども、
それが今の日本の貧相な現状とすると切ない命のスタートだとはね)


少子化が進む、根本には若者が結婚出来るほど
裕福になりきれないこともあるのかもだけども

フランスや北欧に見掛ける、事実婚でよくね?って
そのまま、国の税金から教育費や、養育費が出る、共同親権持たせ、

離婚したとしても、我が子のために、別れた元旦那も働き、共に社会で育てるとか。

と例に挙げた、
北欧スタイルの政策にももう限界が
経済学的には、見えてきてる本日なのだけれどね。


精子はもって72h(約3days)の、命。

つまりは排卵の2-3日前に、秘め事を致す訳で。

3Pするのか?!とかは、そんなに驚かなかった。
だってシーンは真っ暗で、
ロマンスもエロスも何も無いし。事を致せたか?すら分からない。何となくぼかしちゃった。

そこが一番の命的には小さな生命を宿す、
クライマックスなんだろうけれどね。

片方というか、
双方、L(G)(B)Tという三角関係を
婚姻子の、おしべとめしべに1対1のつがいに、ならんといけない。

むしろその決断を、男に興味無かった女子が、女に目覚め、
己のすべき「三人の幸せ」の道を突き進んだら

何か、周期計るのとか忘れてるから、
受精卵着床しくじってたようで。

その辺は映画内では、ハッキリは語らない狡さ(ずるさ)も有って。


後から、都合よく、
女性が、好きな方のおしべと、
更に、秘め事を、正に秘密裏に、
出し抜いて致し直してて。

それを、選ばなかった、もう片方のおしべには、
「あなたの子だよ」と、子供のような嘘でうわ塗ったりして、
その嘘、無理ありすぎだろうと。

ストーリーでも流石に、つわりの来る時期で
18週でなく、8周でしょ?!と見事に見抜かれても
素知らぬ顔して、それってもう
ある意味、いびつなかたちになっちまってて。

何を描きたかった?!って

ふむぅーとね、頭にはてなマークがぽこんと
付いたまま、
10話までダラっと行く訳なのですが。


冒頭に帰って、第一話で、
全て三人のたがから外れてしまった、もう一人のパパ側というか、
パパに成りきれなかったゲイ側の目線の説明からされてて懐古シーンにてストーリーが進む。

あら、EXITの兼親さん、幼馴染役の逃げたゲイの住む孤独なアパート住人に居た、
多分ゲイの美青年役。

芸人も良いけれど、この方、役者の方が更に良さそうだとね。

初出演だったようだけど、優しい存在感は、チャらくなくて、私は応援したいかな。いい演者さんだと、持っている片鱗は感じられた。
台詞少なくても、いる事で、語られる演技でいい線行けると思えた。

キャスティングの妙に、実にしっくりきて、
いい眼を持った方が、彼を射抜いて、跋役となったんだろうなと。


種明かしから始まってるのに、再度観ようとして気付くという。


何時ぞやに、例に挙げた、故 鈴木清順監督のツィゴイネルワイゼンのような、
クロスカッティング手法 寄せかなと。

結論からスタートだったのか!?と。



二人の夫婦に収まってしまった、
はみ出たゲイの行き場の無さと、
追わなくなってしまう二人の距離感の、

三人を俯瞰して眺めた時に、


あれ?この子どもが、もし、

思春期迎えた時とか、

主役の、三人の真ん中でとにかく笑顔の塊で、
ヤンチャで、食卓囲むの、呑むの好きなこの男の子、

何のかんの言っても、
すき焼きとラーメンしか出てこない、
時々外食フレンチ食べに行ったり、してもBBQは、

バイトリーダーの歳上の金髪の男の子の、
優しい柔和な笑顔と美青年というのが当たる感じかなぁ。

役に合う人はいる者だなとそこは救いになっている。
今後も注目したい役者さん演者さんでした。
青木柚さんというお方かな。

その、三人の子どもは、メンタル傷付きそうとそこも心配になってて。

そこの未来はこのストーリーでは描かれてない(omitされてる)ので
少し何というか、ストーリー的spoilにならぬような、続編はあるんだろうなと思いたかったです。


いつの間にか、主格が入れ替わり、
時代の流れや、心の虚ろう姿を
何となく描いているのね〜と。

アンニュイな感覚で良かったのかな?
原作者さまはと

少し、自分には父母がいない故、尚のこと
みてる私自身が、不安になり、
見えない流れに、流されてしまった感、

そこは、脚本の中で、男に告られた男が、
俺、永慈と付き合うことにしてみるわ!と

京都人らしい、おおらかで豪奢な品のある感じは素晴らしいなと、短気な江戸っ子には出来ないかもなぁとね。

都人な風雅さは、確かにありましたよ。


でも、パパ二人のはずの、
片方のパパ、完全に娘のために、バリバリ働いてとか、しなくなってて。脱力してしまっていて。

何だこの話の区切り方という、切なさは有った。


どうあって欲しかったか?は
きっとドラマを全て観た人に丸投げしたのかな?

そのキャッチボールすることこそ、
このドラマが、視聴者に訴えたかった何か何だと思う。

正に言葉語らずして、想いを伝えてるね。


続編が有るのかも分からないけれど
少し不完全燃焼のまま、
ピクニックシートを敷く、所謂マイホーム的なオチどころが

常識的過ぎて、逆にL(G)(B)Tの当事者が観たら、もしかして悲しむのではないだろうかとか

そもそも子ども産めない二人が授かれたのだから、逆に幸せなのか?!すら、
心配にはなぅてしまった。

余計なお世話だとは思うけれど。
他人の恋路だし。


かと言って彼女の排卵日追うようなアンネチェッカーみたいなキモい男には、
なろうとも、なりたくも無いけれど、

それくらい、母胎ってものすごく大切で、

そこを粗野に描いた映画は、ちょっと罪だなぁと、
思ってしまった。


私は男だし、妊娠出来ない仕組みの身体だから。

パートナー出来たら、全力で大切に死ぬ気で死なない程度に頑張って守るし、

楯になるのが、私の在り方かな?

男だからとかは、言わないけれど。

自分も、どっちかっていうと、なよっとしてるし、
でも好きになるのは女性だけど、
色々有って、女性恐怖のPTSD治療中だし。

女遊びとかしないし、したいと思えないし。
女性に失礼に思うんだなぁ。

変な奴と、悪友からは社会勉強不足とか揶揄われて、言われるけども
これが、残念な未練捨てられず、代わりの誰かで、結婚しようとして、56されかけられた、ダメな自分なんだな〜。
資産なんて持つものじゃないなって、本当に思った。


少し頭を抱えそうになった。
映画を見終わって、ストーリーを思い返して。


それは、自分自身の私が、産まれてそのまま捨てられ、
拾われた孤児院育ちだから

余計に神経質に見えてしまったのかも知れないと、

思うことにしようと思う。


言葉を超えた何か。

それが、もし真実の愛だったらいいよね。

それが、可愛い大切な小さな魂で、
受け入れて迎えてもらえるなら、更に良いよね。

そして、見捨てられてはいないのに、
騙された感に、慄いてしまい、ふかしタバコ気取るよか、

生きろよ、ありのままに!と

命ある人には、伝えたかったストーリーなのかなとね、

映画の行方を、自分なりに、も少し斟酌してみます。


タイトルの通り、言語を超越した世界って、

肉体が語るものや、
愛の証として誕生するものを、指すのかと思う。

宿るもの、宿すもの、孕むもの。
ボディランゲージや、愛のラーゲかな?!


more than words.

あなたの大切な人を想いながら、
そっと観てみることを是非お薦めします。

(もし、昔好きだったけど、想いを伝えられなかったことに気付いた人は、
私がそそのかしますので、笑、
そのお相手に、思い切って、LINEしちまいましょ!

きっかけなんて何でも良い。想いがキチンとあれば!

(但し、不倫はダメ🙅‍♀️だよ w))

日本では5月5日みたいだけど、
2022年の、11月20日は、#InternationalChildrensDay.

#HappyChildrensDay 🤍✨

^ - ^)ノ I hope world peace and your love.



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モアザンワーズ/More Than Words
配信開始:2022年9月16日(金)
話数: 本編10話一挙配信

出演:
藤野涼子
青木柚
中川大輔
兼近大樹(EXIT)
山崎紘菜
見上愛
関智一
大森南朋(特別出演)
上白石萌歌(特別出演)
斎藤工(特別出演)
ともさかりえ
佐々木蔵之介

原作:絵津鼓「モアザンワーズ」(幻冬舎コミックス)、「IN THE APARTMENT」(大洋図書)

監督:橋爪駿輝
脚本:浅野妙子
音楽:小西遼
主題歌:STUTS「タイミングでしょ (feat. Awich) 」、iri「染」、
宗藤竜太「ライムライト」、くるり「八月は僕の名前」

コピーライト:© 2022 NJcreation, All Rights Reserved.
Amazon作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B8QLHYPW
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