以前、東尋坊に行ったとき「なるほど、これは落ちたくなるわ」と物騒なことを思いながら見ていたものである。今回のドラマは「死」を考えた人たちが、自殺名所近くのオーベルジュで「死ぬ」ことを思いとどまる、というヒューマニズム作品だ。
と言いたいとこだけどテレ東深夜枠なんでよくも悪くも出来は雑。なぜ最後まで観たって言われそうだけど、ふわってなるシーンはあまりない。こちらの予測がそのまま展開する感じ。
岡田結実の主役は悪くなかった。岡田はバラエティでしか見たことなかったけどドラマもやれるじゃんと感心。脇も全体的に学芸会風ではなく、そこは水準に達していた。
出てくる料理もおいしそうなんでそこも少しだけプラス。ただ話の展開だけがどうもねって感じもして苦笑であった。