エイコ

ナルコの神のエイコのレビュー・感想・評価

ナルコの神(2022年製作のドラマ)
4.1
ハ・ジョンウとファン・ジョンミン共演の麻薬ビジネスが絡んでいるなんて、大好物な話。
しかも共演にはパク・ヘスやチョ・ウジンに加えてチャン・チェンも!あの、「牯嶺街少年殺人事件」の少年!
1話1時間前後で、全6話と観やすいのも嬉しいポイント。

新しいビジネス(エイを韓国に輸入する)を求めて南米のスリナムに降り立ったハ・ジョンウ。だけど汚職警官や中国マフィアに邪魔をされて、なかなか思うように物事が進まない。そんな中、頼ったのが韓国キリスト教会の神父をしていたファン・ジョンミン。ここで二人の運命の出会い。

1話目ではハ・ジョンウはまだまだ普通の人で、周りの人間に騙され、搾取されとやられっぱなしだけれど、2話目から本領発揮と言った感じで俄然面白くなった。
とにかくファン・ジョンミンが極悪すぎる。怖い。どんどん憎くなってくる。結局のところ、こんな役をやらせたら彼の右に出る者はいない。上手すぎてクラクラしてくる。

それに負けじと曲者っぷりを見せてくれるハ・ジョンウ。いつだってギリギリのところを綱渡りしている。腹をくくった人間の強さをヒシヒシと感じた。

ハ・ジョンウとファン・ジョンミンが好きすぎて、どうしても役者にフォーカスしてしまうけれど、物語としても映像の派手さから見ても、申し分ないドラマだった。

ただちょっと騙し合いをしていた関係で、あの人とあの人の心の繋がりを感じられなかったのが残念。あと、あの宗教のその後がもっと知りたかった。あの白い服の子供たち、どうなったんだろう?
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