NHKが手がける、よしながふみの「大奥」。NHK制作だと衣装やセットが超豪華！！
原作大好きです！！
男女逆転した大奥が舞台で、男女の立場が変わったことで見えてくる歴史ドラマが本当に面白い。見る前は「抱き合え」とか重いイメージあったんですが、いざ見てみるとキャラが快活で読みやすい。最初の主人公が水野という江戸っ子でホントによかったと思います。
主題歌の「蒲公英」ほんと好き……
最高のタイミングでED挿入されるし、歌詞が大奥の登場人物それぞれに当てはまるので、この曲聴くとキャラクターに感情移入して泣けてくる。2部でも聴きたい！
「この終わらないループを 下らないルールを抜け出して｣は吉宗、｢静かなる戦いは陰の中 日の目は当たらない 最後の最後に残るものは どんなに傷付いても 守り想い続けた事」は2部で登場する青沼に一致するかな
ストーリーについてはやや不満あり。
「水野が吉宗のことをお信と呼ぶシーン」とか、原作でこれ入れて欲しかったな〜っていうのがカットされてる。話の都合上しかたのない事かもしれませんが……
1部での印象的なキャラは徳川綱吉。
今まで犬公方というイメージしかなかったのですが、実際は文治国家を作ろうとした名君という一面が。だからこそ赤穂浪士の討ち入りも許さなかったし、儒教への知識も頭に入っていた。けれども嫡男を亡くしてから政治へ関われなくなり、月のものが来なくなって父・桂昌院からのプレッシャーに押しつぶされる。「大奥」だと終始可哀想な綱吉。
右衛門佐演じる山本耕史さんのファンなので、山本さんの演技が右衛門佐と合致した、老いた綱吉を抱くシーンは涙無しには見られません。
2部は赤面疱瘡の謎に迫る田沼編が本当に楽しみです！！
