なかよし

silentのなかよしのレビュー・感想・評価

silent(2022年製作のドラマ)
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第一話
風間俊介が出色。居酒屋で話しかけられて一撃であの刺し方は現実世界では嫌われそうなものだが、空想の世界だからこその鮮やかさ。
有線イヤホンとスピッツ。スピッツだよね〜やっぱり。フェイクファーを久しぶりに再聴。

ワイヤレスイヤホンと補聴器の勘違いは’ならでは’で素晴らしい着眼点。王道ストーリーだが丁寧で惹き込まれる。しっかし、良い奴しかおらんなあ!!

第二話
カップル揃ってバンバン他人に、想がひた隠しにしてきた事実を言うのはどうなんだ、というところはあるけれど引き続き良き。

第三話
仕事が辛い時にあそこまでの優しさで包み込まれてしまったら、泣いてしまうよ。ガラス越しに顔色伺う感じとか。
夏帆。。彼女のことをもっと知りたい。

第四話
脚本が上手いって思いたくないけどどうしたって意識してしまう。これは悪い意味かもしれない。コンポタの渡し方ひとつで心の持ちようが変わり、好きな人がいるから別れようと想と同じ振り方をするのはどうしたって上手いと思わざるを得ない。。集中したい…

第五話
スピッツ『みなと』のイントロが流れすぐに切って湊斗に電話を掛ける。この一瞬から今回もとんでもないなと。湊斗への感情移入でぐちゃぐちゃ。

第六話
気付けば湊斗は紬のことを青羽と呼び、光にとぼけて返される、なんて些細な距離の遠さをささやかに。どんな人?と聞かれた時に好きな人は性格などパーソナリティが分かるような返答をし、そうでない人は関係性を返答する、なんて湊斗が言う。そこから手話の春尾先生が紬に湊斗との関係性を語って、想はどんな人?…ってそんな流れ…。
と、ここまでは第六話の本題では無いのです(もちろん重要ですが)。
漸くスポットライトが当たる奈々(夏帆)。なんとまあ切ない話なのだ。。ろう者でも聴者と’同じ’ように幸せだ、と思いながらも夢にまで見たような電話や手を繋ぐ憧れを思い浮かべたり、想との図書館のシーンを観てしまうと堪らなくなった。
『桃』『ナナへの気持ち』
なかよし

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