このレビューはネタバレを含みます
原作の大ファンです。
原作へのリスペクトが感じられる素晴らしい作品。寄生生物の特性やセリフなど。
また、原作と異なるアプローチながらしっかりと面白かったです。
主人公であるソニンは、家族には恵まれなかった設定。
原作主人公の泉新一は、一人っ子として愛されて育ち、次第に悲劇に巻き込まれて行きますが、ソニンは初っ端からかなりハードモード。
人間側の相棒となるガンウは、組織に裏切られ続ける過去を持つ。チンピラながら憎めない真っ直ぐな男。
寄生獣に込められた意味である「寄り添い生きる」人間、がテーマとして存在しています。人間に裏切られてきたソニンとガンウはそれでも人に手を差し伸べ、誰かとともに生きていく道を選ぶ。
ミギーと異なり、二重人格的なシステムで具現化するハイジ。また違った共存の仕方で面白かったです。
原作ファンも文句なしのドラマです。