U-NEXTのおすすめで見つけたドラマ🎥✨1996年に映画化されたオリヴィエ・アサイヤス監督の『イルマ・ヴェップ』という作品を同じ監督がセルフリメイクしたドラマ！！元がフランス映画ということであんまりおもしろいか微妙だったんですが、アリシア・ヴィキャンデル主演とあらば観ないわけにはいかないですよね🤗
　実をいうとアリシア・ヴィキャンデルはわりと注目してる女優さんで🥰美しい！演じる役が個性的！しかもこの作品では主演だけじゃなく制作側としても携わり才能の幅を感じます😆🙌
　彼女は個人的には『エクス・マキナ』の演技がものすごく印象に残ってます🤗✨他にもミュージックビデオのようなおしゃれなショートムービーの『I Am Easy To Find』や、性同一性障害を抱える夫の妻という難しい役を演じた『リリーのすべて』など、僕が観たアリシア・ヴィキャンデルの出演作はすべて印象的なものばかり😲そんな一目置いてる彼女が主演なのでいくらフランス映画原作といえどそりゃ気になりますよね🤣

　序盤は『イルマ・ヴェップ』の監督と役者さんたちがいちいち衝突するシーンばかりでいまいち退屈🤔演者をまとめ上げて1つの映画を作るって大変なんですね😂こんな主張の強い人たちが集まるのも珍しいのかもしれないけど🤣
　これは元の映画観てたら楽しめる🤔？アリシア・ヴィキャンデルのプライベートな問題もちらほら起きるんですが正直序盤はあまりおもしろくなかったです😂アリシア・ヴィキャンデルは序盤からとても可愛い🥰キャットスーツと呼ばれる、さながらキャットウーマンみたいな全身タイツ姿は似合ってました🥰

　ところが6話で突如話は急展開🤣いきなりSFチックになりました🤣序盤よりかは確実におもしろくはなった。でもけっきょく作品としておもしろかったのかおもしろくなかったのかよく分からんってのが観終わった感想です😂アリシア・ヴィキャンデルの新たな演技を見れたのは嬉しいです🥰若い才能をこれからも注目したいと思います🥰

めちゃくちゃ良かったけど、なぜ良かったのか自分でもわからない。万人におすすめできる作品では無いが、何故か刺さる部分があった。

まず描いている内容が入れ子になっているのが特徴だ。フイヤード監督の「レ・ヴァンピール」をドラマとしてリメイクようとする撮影現場を描いたドラマだ。アサイヤス監督は以前にも同内容の「イルマ・ヴェップ」という映画を作っているため、そのリメイクとも言える。

そして、登場人物、主に監督のルネと、イルマ・ヴェップを演じる主演のミラが主軸になり話が進んでいく。ルネ監督はリメイク元にも登場し、今作の中でも再リメイクをしている設定だ。さらに、リメイク元の主演と結婚・破局をした事を引きずっており、アサイヤス監督とマギー・チャンの関係を連想せざるを得ない。

主演のミラは元恋人に裏切られてすぐアメリカからパリにやってきたため、過去に囚われている。ミラはイルマ・ヴェップを描くためにのめり込んでいく、リメイク元と同じくコスチュームを身に纏うとイルマ・ヴェップが憑依し、パリの夜を駆け回る。そしてイルマ・ヴェップを演じてきたミュジドラ、マギー・チャンと交流をする。

ドラマに関わるのは主にルネ監督だが、癇癪によって失踪してしまう。その間、ハリウッド監督ハーマン、ミラの付き人で新人監督のレジーナが撮影する。リメイク元でもハリウッド的な監督は出てくるが、レジーナは初めて登場する。レジーナはドゥルーズを読むようなシネフィルでケネス・アンガーを手掛かりに撮影する。これが今作の鍵になっているのかもしれない。

ケネス・アンガーは悪魔的儀式を形式ではなく内容を詩的に映像にした。こういった映像での降霊的なアプローチで、映画史に潜む幽霊としてのイルマ・ヴェップが見事に顕現していて感動した。

久々にドラマ（製作側はこれを〝映画〟だと言っておりますが、自分には完全なるドラマにしか思えませんでした。すみません。）を観ましたが、やはり僕は映画の方が好きだと再認識しました。

アサイヤスは良い作品もたくさん撮っていると思いますが、僕にはアサイヤスの『イルマ・ヴェップ』自体がハマらなかったので、このドラマにもそこまでの感情を抱くことができなかったです。

明日からまた映画を観ます。