源孝志氏の描く世界の幅広さ（京都、歌舞伎界から本作のような現代劇まで）と、どの作品にも通底する美意識にまたもや打ちのめされる作品。放送されてからもう3回は見てしまった。
原作も持っているけど未読のまま時間が経ってしまった。絵になったところを見たかったというか。これからじっくり読んでみようと思う。
尾野真千子、柄本佑、石橋蓮司といったいつもの源組の面々は文句なし。
赤い左ハンドルのオープンカー（でも国産！）と、その修理を担当する宇崎竜童がちょっとバタくさいポイントになっていて最高。
いまこれほど高水準の作品群をコンスタントに作り続けてくれる作り手はそれほど多くない。見終えたばかりなのに、もう次への期待が高まってしまう。
源孝志氏の作品を全て見てみたいのだが、日本映画専門チャンネルあたりで特集して放送してくれないものか。
作品の全てをコンプリートしたい、と熱望させる罪作りな男、源孝志。
これからも大いなる期待をしつつ次回作をお待ち申し上げております。
