忍者ヒーローアクションでとても面白かった。引退したヒーローの復活、素面アクション、強い老人、ヒーローによって生み出されたヴィラン、政府の中にある秘密機関、敵に囚われ洗脳されたかつての仲間、スパイガジェットみたいな扱われ方の忍具、アイアンマンスーツみたいに飾られる忍び装束など自分が好きなヒーロー要素が詰め込まれてて良かった。政治との絡ませ方はブラックサンと似てたけど、あちらよりも上手く物語に作用していた印象。
バイオレンスアクションとかシン・仮面ライダーのアクション監督だったけど、今作のアクションはかなりスピーディーで見応えあって良かった。特に江口洋介が無双した回と賀来賢人×高良健吾の殺陣はお気に入り。ただ、劇伴はオシャレな洋楽だったのでちょっと締まらない。ゴリゴリにロックの方が忍者とのギャップもあって面白かったかも。
キャストも中々豪華で、俵一家はみんな良かった。家族に愛想付かされてる父さんだけどいざ戦うと超カッコイイ江口洋介と強者感が隠せない宮本信子が良い。蒔田彩珠は元々好きだったけど、今回は彼女の軽々とした忍者姿を見れて良かった。ピエール瀧も小物刑事役が板についてて好きだった。
主軸の家族話が面白すぎて吉岡里帆演じるヒロインが余計なことしかしないノイズに感じてしまった。(実際後半はストーリーから外されてたし)
シーズン2も有り得る終わり方なので是非次作も作って欲しい！
