いかにもNHKの夜11時から単発でやってそうなアガサ・クリスティー風の素人探偵モノ。日本語吹替で見てたから余計にそう感じたのかも。邦題の付け方も吹替の演出もNHKっぽかったし。
ミステリーとして新味はないけれど、レトロな時代設定にゴージャスなファッション、風光明媚なロケーション、貴族の館、仮面舞踏会、クラシックな車、電車、飛行機、追跡、脱出、落下、宙ぶらりんと、次から次へと飽きさせず、何かと目を楽しませてくれる展開がいい。
1話目のラストに入るシーズン全編の予告編に心掴まれた。これがなかったら1話で脱落してたかも。解決に8話もかけるほどの規模の事件でもなかったし。とはいえ、タイトルバックのアニメが、毎回、そのエピソードを要約した内容になっていたのは楽しめた。
そして何より、『イノセント』にも主演していた「スペインの中原理恵」こと、アウラ・ガリード嬢の魅力に尽きる。
お転婆娘の大活躍を中心に、各キャラまだまだ全部出しきった感はないので、いくらでも続編が作れそう。