まず、吉田所長のご冥福をお祈りします。
ドキュメンタリードラマとしては事実を描いていて非常によくできていると感じた。
現在でも企業責任を問われ続ける東京電力の実名を出すことは裁判などにもイメージ的に影響があると考えられるため出すことはできないのだろう。
今回のドラマでは周辺の町村の住民たちの地元への愛着やそこを出る葛藤が描かれていなかったが、原発に町村の経済が支えられていた地元の人たちのショックは想像を超えるものだった。
今後まだまだ20年、30年と言われる廃炉作業。
それを認識したうえで運転を止めていた原発が再稼働を始める動きが出始めている。
この国はいつ、どこで東日本大地震のような地震や津波が起きてもおかしくない国。
なぜそれを分かっていてまた原発再稼働と言い始めるのか。
よく考えていただきたい。