このレビューはネタバレを含みます
「FUKUSHIMA50」と同じ原作を使ってドラマ化している。「吉田調書」も原案に採用されているので期待を持って鑑賞。観ながら、だんだん専門用語の嵐で、どう言う意味だっけと2話目くらいまできてしまった。なのでNHKが6年後に取材した福島原発第一号機「失敗の本質」サブテキスト代わりに読みながら観る。正しい鑑賞の仕方じゃないけどね。原作が持つ英雄的行動とかあるんだけど、原作が事故の実態に迫る前に書き上がっているので、現在は、この時の対応が検証され役に立たない話も出てくる。海水注水は、一つの見せ場なのだが、実際注水のほとんど原子炉に注水できてなかった。確かにドキュメント見ろ的に言われそうだが、吉田調書のシーンが冒頭にあったので後で、その話とか出るのかと思っていたが。HBO「チェルノブイリ」の様な広がり感がない。かなり「チェルノブイリ」を引用している気はする。細胞が壊死した被曝社員のシーンなんかチェルノブイリと一緒。溶けて行く。もう少しピリッとして欲しかったですね。
