一気見でした。
脚色もあるだろうけど、
世の中、見えないところで懸命に働いている人がいること。一見、不条理で不誠実で不公平に見える世の中でも、いつもきっとこうして世の中を必死に支えている人がいることに気づかされた。
東電って、権力者に忖度するばかりの会社のイメージだったけど、その会社を支えている人たちは自分の命さえ投げ出す覚悟のある人たちだった。自衛隊も、セクハラする人もいるんだろうけど、命をかけて職務にあたり救助にあたる人もいる。
知った気になっていたことを実は全然知らなかったことを、知った。許容以上の放射能を浴びたらどうなってしまうのか、その威力は映像的に悪魔的で一目瞭然だった。恐ろしさは感覚で感じるのが一番速い。
エネルギーのない国がどう生きていくのか。地震大国がどう生きていくのか。
3.11を境に、学力や権力は、能力と直結しないことを知った。自分が判断できる目を持たないといけないと気付かされた日。
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ジャーナリズムとエンタメのいい塩梅。
そのルーツは山崎豊子なんだろうなあ。
企画、脚本、プロデュースの増本氏は元
フジテレビのドラマプロデューサー。手がけた作品は「白い巨塔」「コードブルー」など、山崎豊子先生にもおすみ付きをもらうほどの綿密な取材をもとにした脚本が信条。（YouTube番組Re:Hackにて。）そんな彼がフジテレビを退社後の、初の作品。しかもネットフリックス。しかも3.11。増本さん自身が相当熱い方で、魅力的で面白かった。
