多少脚色はあるかもしれないが、あの時現場で起きた事実を忠実に描いていて一気見でした！電源が消失して以降の現場の緊迫感とリアリティーがひししひと伝わってきた。暴走する原発が次から次へと起こす問題に、死を覚悟して対処する現場の人達の苦悩、決断やその重み、恐怖などの人間ドラマに胸が詰まって熱くなる。こういう人達がいたらか今があると思うと感謝しかない。当時の政府や現場をわかってない電力会社の経営陣などの状況もリアルだ。いろんな視点で描きなから、変に主張せずに、様々な問題も浮き上がらせている。
役所広司や俳優陣の抑えた演技も素晴らしい！
現在進行形で廃炉作業が続く中で、日本人なら一見の価値ある作品だと思う！
