福島第一原発事故の過程を詳細に追ったドキュメンタリー風のドラマ。
HBOのチェルノブイリと比較してテーマ性よりも事実を丁寧に描写しようという意思を感じる。
現場での恐怖や焦りの再現を主軸に置いていて、緊迫感は凄まじいがホラーのような演出が続くのでテンポは良くないかも。
あの日原発で起こっていたことを知ることができるだけでも価値がある。
現場の決死隊やベントのシーンでは戦争映画のような様相になっていたが、何より政府が用意していた最悪のケースが実際に起こる可能性があったことが一番恐ろしかった。
役所広司や作業員の俳優陣がとても良い。