ある程度の着色はあるだろうけど ほぼほぼミルウォーキーの食人鬼を描いていたと思う。鑑賞後にwikiを調べるとより凄惨さが分かる。シリアルキラーを生み出すのは 人格形成する幼少期の育った環境、親の関わり、持って生まれたもの(果たしてそれもあるのか？含め) 全てが該当すると思える酷い過程で、本人も親も向き合うのが遅過ぎて残念な気持ちになる。
単純にシリアルキラーの視点だけでなく、被害者遺族は勿論、苛まれていく隣人や当時の社会的な側面(人種差別)と、考える要素が多い分 事実を知る為のドラマとして見応えがあった。本来誹謗中傷を受ける必要のない被害者遺族を取り巻く社会環境や失態を犯した警察など、それらに対する人としての恐さもあったと思う。
特有のBGMがオックスフォード・アパートメント213号室に吸い込まれるような不気味さで、それもクセになる。
