タキ

本日も晴天なりのタキのレビュー・感想・評価

本日も晴天なり(1981年製作のドラマ)
3.7
1981年(昭和56年)から1982年(昭和57年)にかけて半年間放送されたNHK連続テレビ小説28作目。
日本橋人形町染物屋「吉宗」の個性豊かな面々、その中でもやはり津川雅彦と宮本信子は上手い。威勢はいいが実は小心者の宗俊と夫から一歩下がりつつも操縦法は心得ているトシ江はツーカーの夫婦ぶり。ケンカ腰の江戸弁もポンポンと飛び交い最初はビックリするが江戸っ子の定型文のようなもので聞いてるうちに心地よくなってくる。夫の正道は当時の働く女性からすれば理想の男性。そのかわり中学生の息子大介がグズグス言っててイライラしたが、こんな感じの子がのちに亡くなった親友の彼女と結婚し生まれた子どもも実子にしようとしたり妹想いの兄に様変わりするかなぁ…と疑問は残る。
元NHKアナウンサーで作家である近藤富枝の半生がモデルだが、後半は3年B組金八先生を彷彿とさせるような教育や子育て問題に力を入れていて小山内美江子らしさがうかがえる。そういえばキャストも随分金八先生とかぶっている。

NHKBSプレミアムにて再放送を視聴。
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