逃れられぬ運命を前にした時の恐れ、その恐怖も含めてすべてを受け入れていこうとする各人の気持ちの描き方が丁寧で良かった。孤独ではなく身近な人との絆を選ぶ選択とかも印象深い。
で思ったのがフラナガン監督の前作『真夜中のミサ』に通じるものが結構あったなということ。振り返ってみれば本シリーズには『真夜中のミサ』の一部キャストが継続して出ているし、この物語が監督の原点であり、一緒に映像化されるべきものだったのではと推し量ってみる。
シリーズ構成的には中盤から夜の会合パートがあまりにパターン化してしまっていて、魅力に感じられず。最終回の終盤とか効果は出ているけども。シーズン1でキャンセルは少々残念。
