人は何故物語を語り、物語に触れるのか？
全話を通し物語の持つ力を信じた青春ドラマ。
最終話で顔をくちゃくちゃにして泣いてしまった。
『真夜中のミサ』が全くハマれなくて好きではなかったので（それでも今作の最後のアレは要らないと思うけど）こっちのが断然好き！！
ホラーに全振りしてないので怪異とかそういうのはいつもより控えめな気がするというか、1話のジャンプスケアの多用とかを観ると今までと路線が違っていて良いなと思う。
その分死にたくないという気持ちに寄り添い、彼らの限られた時間を丁寧に描いていくところがとてもとても良かった。
なんというかいつもより優しさ増し増しという感じがした。
死も向き合うということは、生を見つめ直すこと。
ブレない死生観。
フラナバースで一番多種多様なキャスティングだったのでドキドキしていたけど良かった〜！！
細部まで目配せされた脚本は流石！！
千羽鶴のエピソードがちゃんとしていて私は嬉しかった。
フラナガン組お馴染みのキャストもちょこちょこ出てます。
フラナガン監督は2エピソードのみの監督だったんだけど（脚本は全話担当してる）色々な人に任せて作り上げているところも良かった。
ワンマンで作るのも凄いけど、皆んなでバトン回して作るのはもっと良いし嬉しい。
というか、色々な人と作っているのにちゃんとフラナガン監督のカラーがキープできてるのは素晴らしい。
あの終わり方をするなら是非シーズン2やってほしい！！
主要キャストが本当に素晴らしかったので……まだまだ彼らの語る物語と彼らの人生に触れたい。
良いドラマでした！！
