西島秀俊と中村倫也がW主演
白石和彌監督の仮面ライダー作品。
現代の日本の世相や政治の風刺がとても効いていて勧善懲悪という単純なヒーロー物語ではない。
仮面ライダー50周年記念作品であるこのドラマはゴア描写も多くエッチなシーンが一切なくてもR指定が付いてしまっているのが残念。
でも子供がこのドラマシリーズ観たらトラウマになると思うし仕方ないか笑笑
初代仮面ライダーBLACKへのリスペクトが散りばめられているので令和のライダー作品と見比べるとよく言えば風情があるけど悪く言えば怪人のフォルムとか戦闘シーンがチープに見えてしまう
でも、個人的には悪くはないと思う。
他に設定が少し雑な所や曖昧な演出もあるが、
W主演の2人のこの作品にかける熱量や変身シーンのカッコ良さは素晴らしかったので特に気にもならず最後まで楽しめた。
ただ日本のヒーロー作品がMCUやDCのヒーロー映画のように老若男女問わず世界に受け入れられる作品になるまでにはまだ時間がかかるだろう。
そしてこのドラマの本当の主人公はW主演の2人ではなく平澤宏々路演じる和泉葵である。