うにたべたい

平成最後の 行け!あひるお姉さんのうにたべたいのレビュー・感想・評価

2.4
巨大なぷかぷかアヒル、あひるお姉さんが新潟の街を闊歩する特撮シリーズOV版。
DVDゲットしたのでFilmarksさんに要望を上げて対応いただきました。ご対応いつも本当にありがとうございます。

平成最後となる本作は、『行け!あひるお姉さん』と『帰ってきた 行け!あひるお姉さん』の間にリリースされました。
前後の2作とは異なり、オリジナルビデオとしてリリースされていて、全部で10分ほどと短いです。
他作品と同様、ストーリーというほどのストーリーは無く、あひるお姉さんが街を壊しながら新潟の街、特に古い音ゲーも稼働していることで有名なプレイハウス エリナを中心にお散歩します。
あひるお姉さんが終了して、変なあひるに店を壊されることもなくなり、「平和っていいよな~」とか言っていたエリナの店長ですが、言った傍からあひるお姉さん登場!
「もう勘弁してー」と叫び声を上げる店長を後目に店を破壊します。
そしてその同時期、東京では三体の怪獣が現れて、という展開です。

本作では毎話エリナが破壊されるわけではなく、あひるお姉さんの前に東京の怪獣が立ちふさがる、わけでもなく、新潟をお散歩して終わるという、相変わらず何がやりたいのかさっぱりわからないまま破壊されたエリナの前で店長が肩を落とすシュールギャグです。
ちなみに現れた東京の怪獣は、(私にとっては)おなじみのパチモン怪獣でした。
「メロン原人メロメロン」、「サハラ原人オアピアー」、「宇宙原人キム」の三原人が登場しますが、特撮ではなく絵と合成した爆裂音のみで、登場と言っていいのか、このチープさもあひるお姉さんらしいです。

特撮も、ぷかぷかアヒルのドアップが映されたと思ったら、次のシーンではなぜか爆発する道路、空を見上げて逃げ惑う人々にアヒルお姉さんを合成して、次のシーンではなぜか爆発するミニチュアと、頑張って作りました感がすごいです。
この雑な特撮が一般流通のDVDで見れることに関する多幸感を感じられるマニア以外は見ちゃダメな特撮ドラマですね。