永山絢斗目当てで見たのですが、よい時代劇でした。さすが池波正太郎原作。
剣で自分を打ち負かすほどの男性が現れない限り、結婚はしないと公言していた主人公の堀真琴（石橋静河）が、ある若者小田平太郎（永山絢斗）と出会い結婚を決意するまでを描いた温か時代劇。
もちろんこの平太郎くんが永山絢斗くんなんですけど、平太郎くんが真琴ちゃんに一目ぼれするんだけど、出会いが悪すぎて、嫌われちゃったよなぁ…なんとか好きになってもらえないかなぁ…というところが描かれる。こういう不器用なのに誠実で真っ直ぐな男性を演じさせると、永山絢斗くんはほんとに上手い。あー、もう平太郎くん！かわいいぞよ～！がんばれ～！ってなる。一方、真琴ちゃんが剣術に打ち込むには深い訳があるのだけど、強さだけを身に着けようとするその尖った生き方が、平太郎くんのことを知るにつれて、真の意味での強さとは何なのかを知って変わっていくというところもとても素敵な描かれ方でした。
殺陣のシーンもかなりありましたが、お二人とも違和感なくて、頑張ってらっしゃったと思います。
年末にいい時代劇見せてもらいました。
