リッジスカイウォーカー

女神の教室~リーガル青春白書~のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.5
法律家になるための学生に焦点を当て、その成長と絆、社会での責任についてを描く。

今までになかった題材で興味深かったです。

法律を扱う仕事に就くために、膨大な知識を詰め込まれていく。
それについて来れなければ容赦なく落とされ、合格のリミットを迎えれば、その後の人生は厳しくなっていく。

孤独に立ち向かえば這い上がることは難しい。


そこに仲間との絆がある事で、法律を勉強するだけじゃなく、人生の意義を見出してほしいというメッセージが全編に込められています。


ドラマなので小綺麗にまとまっています。
多少人間の黒い部分も見え隠れするお話ではありますが、北川景子さんの清潔感と正義感で浄化されます。

なのでそこがリアリティが欠ける点ではありますが、そういった救済がなければ辛いお話になっちゃうので、お気軽ロースクール物語にするには丁度いいエッセンスですね。


個人的には、がんばったけど目が出ず、法律家になれなかった人たちの物語の方が興味あるので、そっちも掘り下げてほしかった。

法律家になれた人、なれなかった人でどのような人生が待ち受けているのか。
そこを描いてくれたらもっと良かったです。

終盤の刑事が事件起こしちゃう話は、本作の趣旨には外れており、そこはまるっといらなかったので余計にそう思いました。