「憎悪は懐かしさに似て止められないの」
後半に行くにつれて面白さが分かるタイプの作品だった。
客観的に観ていると、加害者が時に被害者の存在を恐ろしく感じる気持ちがよく理解できる。それが引き金となって更に被害者のことを憎く感じる心理も後半の方でしっかりと描けていたのが良かった。
最初はしっかり観るつもり無かったから飛ばし見したことをちょい後悔した。登場人物の関係性が蜘蛛の糸のように張り巡らされ徐々に複雑に絡み合っていくサマがこの作品の肝だと思う。
若い頃と現在のキャスティングの絶妙な上手さにも拍手。あと加害者たち全員の振り切った演技がかなり見応えあった。
何故か韓国の悪役は中毒性がある。