トム・ハーディが製作総指揮、主演を務める英国BBC製作のドラマ。
製作総指揮にはリドリー・スコット、すべてのエピソードの脚本を担当しているスティーヴン・ナイトも名を連ねる。
19世紀のイギリスを舞台に、謎を秘めたアフリカ大陸帰りの主人公ジェームズ・ディレイニーと、彼の所有する土地を狙う東インド会社との戦いを描く。
英国王室、アメリカ合衆国も巻き込みながら、徐々にジェームズ・ディレイニーの真の目的や過去が明らかになっていくのが面白い。
時代モノで集中して観ないと難しい…
けれど、ジェームズ・ディレイニーのミステリアスでダークな存在感、何者かに殺されたらしい父の死の謎、母親違いの妹との濃密な関係、入り組んだ人間関係など、見どころは満載。
この頃の東インド会社って本当に強大で手段を選ばない企業だったんだな… というのも怖くて興味深い。
トムハは着込むわ脱ぐわで、本当トムハのPV状態だったな… 主演だからほぼ出ずっぱり、めちゃくちゃ格好良い。
主演作から脇役まで存在感あって気になっていたジェシー・バックリーが、今作でも良い役どころ。
他にも、英国作品が好きな人なら「おっ」と思うような俳優が次々出てくる。
（ジョナサン・プライスとかスティーヴン・グレアムとかマーク・ゲイティスとかトム・ホランダーとか）
オープニング映像も本当に美しく、ストーリーが進むにつれ映像の意味がわかる。
音楽も美しく、細部まで作り込まれたドラマだなあ、という感じ。
そしてリミテッドシリーズかと思いきや、続きを作れる終わり方…
一応満足はしたけれど、続きが観たいよー！
