江戸川乱歩の作家デビュー100年を記念したNHKのドラマ。
作家になる前の若き日の乱歩を描くとの事で知られざるエピソードを期待。
主演 濱田岳。
オリジナル脚本と言う事で、何処まで事実に沿ったものなのかは定かでは無い。
それにしてもドラマの展開は、乱歩の描く作品世界を色濃く表出し、若き日の彼の人生との境い目が定かでは無い。
これは脚本、演出の狙ったものか。
全体の雰囲気は同じNHKドラマ『ストレンジャー～上海の芥川龍之介～』(主演 松田龍平)と似ている。こちらも話しの筋より、戦前の上海の雰囲気を愛でるつくり。
私にとっては江戸川乱歩は、昔愛読していた｢宝石｣という月刊誌の編集長で、彼の書く｢毒薬の手帳｣というコラムのファンだったという極めて現実的な存在。
だからこそ若き日の彼のエピソードに期待したのだが...
あと一回で最終回。
う〜ん、どうしたものか。
