汚ない歯をした喪黒福造登場。
今回も誠実で真面目で間抜けな人間たちの物語。
赤く染まった血染めの雪の上に耳が落ちてるなんて「ブルーヴェルヴェット」みたいじゃないか。
最終話は白い牛乳の中の血の海。
そんな撮り方、余計とも思える無駄話、加工された空の色。
なかなか良かった。
でも、不条理さには不満が残る。
画面分割もないし、カット毎の時間もズレない。
これでは多少大掛かりだけれども普通のクライムサスペンスだ。
中途半端な子持ちの美人署長はもう少し間抜けでも面白かった。彼女は何も解決してないのだから。
比べるなと言われても本家マクドーマンドと比較してしまう。