ド田舎で蠢く裏社会の組織に巻き込まれ翻弄されるシーズン３
オザークを外側から観たような話だが、ヴァーガという男の不気味さはしっかり描けているので話に引き込まれる。
今シーズンも暴力の不協和音のような掛け違いが事態を複雑に悪化させていて行く末を見守るだけで十分楽しめた。
当初ただの仮釈放中の犯罪者かと思っていたニッキーがとにかくすごい。
レイはダメな男だがニッキーは煽りつつも甲斐甲斐しく彼を支えているというのもなんだか新鮮なキャラ配置だった。
あと護送車で出会ったレンチ（！）がその後も相棒になったりするのもニッキーの人柄のなせる業っぽくてよかった。
最後グロリアが合衆国国土安全保障省に転職していたのもよかった。
彼女も特別有能ではないがド田舎の無能警察官や上司に囲まれて苦労するさまがシーズン２のルーを彷彿する。
不平を言わず周囲に当たり散らさず黙々と捜査する姿勢がよかった。
