市役所職員の近藤麻美は幼馴染のなっちとみーぽんと遊んだ夜に交通事故で死んでしまう。死後の世界の案内人に言い渡された来世、グアテマラ半島のオオアリクイから人間になるため、2周目の人生をブラッシュアップ！
タイムリープ×日常ものをコミカルに可笑しく描いたバカリズムの脚本の腕が光る。『架空OL日記』など、女子トークを書いていたバカリズムだが、物語の核が女子トークという存在そのものであり、生きる本質だ。本作は、彼にとっての集大成でもあるだろう。
そして、もう一つの集大成が平成後期の日テレドラマ。70周年の日テレの歴史でも直近の20年あたりのドラマを振り返るように麻美がドラマプロデューサーになる展開も面白い。
画としてはやっぱり、幼稚園生姿の麻美が大人っぽく行動するキャッチーさが1番。だが、毎話最初の全ての人生の出来事が交差する夢の描写が良い。少しSFアニメ的な演出が逆に不安感を煽ったりとドラマのトーンを軽くさせないようにしていたと思う。
2.3話あたりのミタコングの回が個人的ベストエピソード！
